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おいらが聖女  作者: ケモブキ
9/19

コーダイでの遣り取り

ひと月早いですね

まだ暑いし……

 『もうグリフォンは来ないからね~!』

「ってエルフのお嬢さん何者ですか?」

『天下御免の向こう見ず!SS(ドラゴンスレイヤー)級冒険者ミラリオスとはあたしの事だぁ!』

「え?お嬢さんが?嘘だぁ!」

『いやいやそれが不思議な事に本当なのよ。

……え~っと……ほれ。』

「お嬢さん……ギルドカード偽造は犯罪だよ?」

「いやそれ本物ですぞ?帝国勇者とも懇意じゃからのう。」

「ってか本気になったらおっさん達でも勝てないんだよなオイ。」

「あの特殊杖は異様にトリッキーに動きますしねぇ。」

「3対1なら……いやニーズが出て来るのう。」

『幼女をおっさん3人でオモチャにしようとしてる?』

「あ!この人たちドラゴンスレイヤー3人集じゃないか!」

「きゃ~!オスカー司祭~!」

「マグナス様~!」

「ムサシさま~!」

『ブイヨン騎士爵、うちのおっさん連中って有名なの?』

「お嬢ちゃん知らなかったのか?

この3人は普通にドラゴン殴り倒す化け物なんじゃ。」

「傭兵、お前と喋ってるのはネームドの邪龍素手で張り倒すぞ?」

{我?}

「違う違う、テスカ何とか言うの居ただろオイ。」

「ドラゴン洞のボスって言わないと判りませんよ?」

「そう言えばおちびちゃんもデカいドラゴンに変身してたな……」

{うん、我のギルドカードこれ。}


ごふっ!レッドブイヨンが吹き出す。


「ママママーガレット!ここここれ……」

{今はケーキの守護者だから。}

「つくづく聖女パーティーとは恐ろしいパーティーじゃ……」

『今更何を……騎士爵ドラゴン洞の時居なかったなそう言えば。』

{魔族がドラゴン脅して牛耳ってたもんね。}

『何だかんだで克っしゃん来てくれて助かったな。』

{親方あの変なのに乗りたかったんだよね。}

『うん……みんな実物知らないからそう言うけどあれ空飛ぶのに昔のバイクの形破綻させて無い素晴らしい出来だったんだよ。

さすが共和国の悪魔が作ったメカだ。』

「お嬢ちゃん……なんか帝国やら共和国の最重要人物(MIP)が出て来てねぇか?」

『ああそれ全部克っしゃんの所為だよ。

まず克っしゃんが転生したのが共和国の悪魔の作った電算機(コンピューター)で……って本人が言ってた。』

「すげぇ人脈だなオイ。」

『ただ本人はぺーぺーだと思ってる節が有るのよ。

アマテラス神の弟の喧嘩神が何言ってんだよね~。』

「それってオーディーン大神に並ぶんじゃ……」

『おでん様はおいら騙したからアテにならない。』

“この罰当たりが~!”

『最初のニーズヘッグ退治はこの爺ちゃんの依頼でした。

あとさっさと霊界に帰ろうとしたら三途の川観光フェリーのチケット凍結させるし。』

“おう……割と根に持っとるな。”

『なんでニーズヘッグ嗾けて死すら死ぬ消滅を与えようかとこの前スサノオと……』

“いやおぬしが言うと冗談に聞こえないんじゃが?”

『本当に冗談だと思う~?

ってかおでん様何しに来たのよ?』

“王宮が早よ帰って来いつっとるぞ?”

『いつから伝書ジジイになりなすった?』

“のう皆の衆、此奴いつもこんな調子か?”

「オーディーン様?これは平伏もせず……」

“ああよいよい、それよりレッドも早く王宮に行け。

その脚と腕が新品になるでのう。”

『新しいの生えるまでめっちゃ痒いらしいけどな。

克っしゃんが今までに人体実験と称して治療を行った結果。』

“おぬしら何処でも好き勝手やっとるのう。

しまいにニブルへイムに墜ちるぞ。”

『そのニブルへイムの支配者のニーズヘッグがここに。』

“ああっ、そうじゃった!”

『ところでおでん様、レッドブイヨン騎士爵なんだが……バイキングの魂連れて来たね?』

“解ったか、エイリーク・ソルヴァルズソンじゃ。”

『赤毛のエイリークか……また有名どころを。』

“同じエイリークでもブラッドアックスよりマシじゃろう。”

『兄弟殺しと比べるんじゃ無いよ!』


「なぁ……あの女の子神託受けてるんじゃ無いか?」

「その割に結構ぞんざいな言い方だが……」

「聖女っぽい2人は談笑してるな。」

「もしかしたら……あの子が聖女?」

「そう言えばドラゴン殴ってたな。」

「そんな子がもうグリフォンは来ないつってるなら信じられるんじゃない?」


ギャラリーが勝手な事を言ってる横で増山とソウドが王都行きの話をしている。


『ソウドさんも公爵の馬車に乗って行きませんか?』

「ですがわしのは運ぶ物も多くてですな……」

「ソウド殿、公爵家の馬車の改造に使った魔石と同じ物が3つ手に入りましてな。

一つ柔らかい羽毛と交換してもらえませんかのう?」

「はぁ……何トンご入り用ですか?」

「クッション代わりに50グラム程いただければ。

そこの傭兵の義足の当たり面に敷くらしくてのう。」

「マグナス師、ブイヨン騎士爵の物であれば差し上げますよ。」

「それはいかん!

この魔石をソウド殿に押し付けられなくなる!」

『コラ親父!本音出すな!

つまりですね、この魔石でソウドさんの馬車を改造する事によってより広くエリクサーを売って欲しいと。

こう言う訳なんです。

あと瓶の割れ防止や盗賊防止その他の為幌馬車では無くワゴンタイプで鉄で覆った方がいいですね。

王都には公爵家のキャリッジワゴン作った馬車屋が有りますんでそこで頼んで戴いても大丈夫ですよ。

ただ商品運びが主になりますんである程度の大きさは必要です。

公爵家のキャリッジワゴンの大きさで中から明らかに入らない大きさの例えば竜丸ごととか出してびっくりさせる訳には行きませんからそう言う場合はマジックバッグを併用して下さい。

正確には馬車でなく要塞のつもりで作るのも良いかも知れません。』

「それは王家に献上した方が……」

『王家は1個有ればいいんですよ。

どうせ乗るのは王家と近衛程度でしょう。

あ!ムーン何とかって女魔族の魔石は?』

「ありゃ王宮に献上したろうが。」

 {まだ行かんのかい!}

道中今度は盗賊出さないでおこうかと……

{10月31日までには決めておくように。}

うるさいお化けやな……って言うか10月31日は次回の発表日やないか!

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