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おいらが聖女  作者: ケモブキ
3/19

特別番外編3

以降月末の0時に更新致します

重なっても予約投稿があるので行けるかと

 ヒ「何て綺麗なドラゴン……」


ヒロコはニーズヘッグの姿に心を奪われた。と、その時ヒロコに向かって何かが飛ぶ。

ニーズヘッグの鱗で弾かれたそれは短い矢であった。


『ニーズ!射った奴わかるか?』

{燃やしていい?}

『いいよ?殺しても聞けるから。』

{じゃぁ……ぷぅ!}


ふざけた様な声で出したのは煉獄のブレス。木の上からヒロコを狙ってた様だが器用に木の葉1枚燃やさず射手だけを炭化させた。


{親方、ボディーガードにアジ・ダハーカでも呼ぼうか?}

『ホイホイ黒いキングギドラ呼ぶんじゃありません!だいたいあいつ人間態でも両肩から蛇の頭生やしてるし。』

{あれ?面識あるの?}

『ゾロアスター教のアータルってのが火之迦具土神ヒノカグツチの事だよ?

おいらもスラエータオナとして出てるしクルサースパはスサノオらしいぞ。』

{全部の神話に一丁噛んでるなあんたらは!ん?スラエータオナ?}

『うん、あいつと殴り合った。

スサノオがアンリ・マンユ張り倒して何とかなったんだが……』

{んであの炭どうすんの?}

『一遍生き返らせて話聞くかな。おっちゃん!エリクサーコップ半分ちょうだい?』

マグ「それならその半分(コップ1/4)で充分じゃろう?だいたい使うんならブイヨンの足に使ってやるのが筋じゃ。」

『ブイヨンのおっちゃんには王様の前で飲んで欲しいんでな。ちょっと待っててね?』

ブ「おうおう、この体好きに使ってくれ。」

『で、取り出しましたるこちらの薬、ドラゴン窟の主、テスカトリポカの脂汗をば集めましてさんしち21日の間柳の小枝でとろ~りとろりと……』

リ「マスヤマ!やるんならさっさとやりなさい!」

『わかった下着を脱げ。』

リ「意味が違うわぁ~!あんたあたしの言うことは聞かんなぁ?」

『軽四ならともかく同じ戦闘員に命令されても知るか。』


リンジーがふっと息を吐くと漆黒のビキニアーマーが純白の羽衣に変わる。


ミ「マスヤマ……あなたの思うところもわかりますがもう少しリンジーとも仲良く……」

『ミラは難しい事を言う。』

シ「マスヤマさん!そろそろタイムリミットですよ?」

『あ~い、体治らず蘇れ!』


とエリクサーをぶっかける増山、と、表面が炭化したままで焼死体が痛がりだした。


「ぐふっ……肺もやけたか……」

『いやお前さん全身ウェルダン越えてたぞ?今はクスリで命を永らえてるだけだ。あ!ヒロコ様、これ帝国英雄があなたに飲ませろと置いていった物です。』

ヒ「は?帝国英雄様がですか?あの神々しいゴーレムですよね?」

『はい、小さなキツネかネズミっぽい精霊連れてたと思いますが、そいつからこの怪しいクスリをコップ一杯飲ませてやってくれと……ご覧の様に毒ではありませんので。』

ヒ「オゴウ・カツミ様がおっしゃるのであれば毒でも飲み干しますよ。」

『ありがとうございます。かなり不味い薬ですので……』


ヒ「ぐ…ゴホッ……まったりとして薬臭く少し甘い苦味のある薬……」

ミ「ヒロコ、全部飲み干せ。オゴウ様がお前の為に貴重な材料を使って作ってくれた物なんだ。」

ヒ「いえ……二口目だと薬臭さが気にならなくなりまして……これ凄く甘くて美味しい!」

ム「だろう?おっさんも飲まされたんだけど酒に混ぜたら結構いけたぜオイ。」

オ「わぁ~!ムサシ!どなたに馴れ馴れしくしてるんですか!」

マグ「諦めろオスカー、あやつが馴れ馴れしいのは何やっても治らんわい。」

『あ!カトちゃん、カタロどうなった?』

カ「ジェーンが抑えてござるよ?噇術の練習に最適とかで。」

『普通に強いんだよなあのおばちゃ……』

ジ「おっと手が滑った。」

『マフウの毒ナイフで何を遊んどるのか?』

ジ「いやー、このナイフフェニックスのと似てるのよね……」

カ「一時マフウに弟子入りしてござったからな。我が道具類はいろいろな忍軍の特徴を持ってござるよ?」

『カトちゃん手裏剣見せて~?』

カ「面白いものでもござらんよ?』

『ああ四方剣中心なのね。卍手裏剣に戸隠菱に真田十字……』

シ「でもこんなの投げてたら勿体ないなぁ……」

カ「いや手裏剣は使い捨てではござらんよ?大抵は戦闘後に拾うでござる」

『三方は使わないのね?』

カ「三方は刺さりが悪く六方や八方は浅いのでどうしても自分にあった物になり申す。」

『廃棄予定の棒手裏剣とかない?』

カ「マフウの毒ナイフなら……」

『上等上等…解毒(キュアポイズン)。』


それをサクッと炭の太股に刺す。


『痛覚来てないな。もう少し治すか……』

マグ「とんでもない事する奴じゃのう。」

『痛み感じない奴尋問しても無駄だしな。』

「やめてくれ…俺が何をした。」

『侯爵令嬢殺害未遂は普通に死刑だろう?

ただしこの死刑、簡単に楽になれると思うなよ?』

「全て話します!お願いします……」

『んじゃあんたはマフウの者か?』

「いえ……私はタヌマ親衛隊5番弓隊です。」

『それ王様の前で証言できるか?』

「はい……」

『言葉を違えた場合永劫の苦しみに落とすから。

……蘇生(リバイブ)!』

{親方!すっぽんぽんのおっさんが生えた!}

『そいつまだ体中火傷だらけだから触ってやるなよ?んでマフウカタロはどうなった?』

ジ「お嬢ちゃんごめん、なんか壊れたぽい。」

『ああ元々精神壊すつもりだったからいいよ?仲間でも友達でもない暗殺者どうやって連れて行こうか迷ってたし。』

ヒ「ミツクニ様のお仲間と旅に行けるんですのね!」

『仲間と言えば……父ちゃんハナミズどこ行った?』

マグ「オリハルコンスライムなら研究室で遊んどるぞ?ってハナミズって……」

ミ「うちのはソリッドと名付けました。」

マグ「いや公爵様が普通じゃよ?

この世界にそうそう居らん珍しいスライムにハナミズとか……親の顔が見たいわい。」


グロリアが鏡を差し出す。


マグ「苦味走ったなかなかの美男子……」


マグナスはムサシとオスカーに小一時間説教された。


やっと(ロリヒロイン)ヒロコ様登場です。

{え?ヒロインって?}

これハーレム物だからな(嘘です)。

{それなら増山ショタにするべきやろ!}

え?ちょっと待てコラ。

{同性愛はいかんぞ非生産的な!}

やおい同人描いてた奴が言うんじゃねぇ!

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