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おいらが聖女  作者: ケモブキ
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特別番外編2

 『ブイヨン騎士爵これに座ってみてくれ。』

マ「いや何よこれ?戦闘用の椅子?」

『両側面のラウンドシールドは車輪の代わりだ。

有り合わせの車椅子だから文句言うな。』

マ「あ!独りで人運べる椅子か。ってお父様を荷物扱いするな!」

『いやお父様と言う顔でも無いだろ?』

ブ「わはははは!お嬢ちゃんワシの娘にならんか?」

『不良親父は間に合っているので。

というか金と女と線の細い男置いてけってマーガレットはそこまで男に不自由してるのか?』

ブ「何?……そんなに……」

マ「二人とも何想像してんだ!女と線の細い男は無傷で解放すんだよ!」

『なんだグロリアと同じか。』

ブ「お嬢ちゃん所にも女傑が居るのか?」

『女傑っつーか元オークダンジョンのはぐれオークだけどな。』

マ「え?あのかわいい感じの筋肉ダルマがオーク?」

『あいつも女子供は逃がしてたんだよ。

んで神様から人化のアイテムもらったんだ……っと着いたぞ。』

ブ「これは……紛うことなくミツクニ公爵の紋章……」

ア「ぱぱ、おったんだえ?」

ハ「おったん、おはなあげゆ。」

グ「神父~!チビがおっさん拾って来た~!」

オ「はいはい……ってレッド騎士爵?生きてたのですか!」

ム「おおレッド・ブイヨン、懐かしいなぁ……っておめぇ足あんだろうなオイ?」

ブ「オスカーにムサシか!足は1本ならまだ有るぞ?カカカっ。」

マグ「また何処で無茶したんじゃ傭兵、さっさと傷薬を……」

『父ちゃん待った!どうせなら王様の前で飲ませたい、ついでにタヌマ侯爵とやらの化けの皮剥がす!』

マグ「タヌマ?あやつ何をしたんじゃ?」

ブ「20年前に七洞巡りで左大臣コノエの姫タイコ様を呪いおった。」

マグ「それなら心配要らんじゃろ。今頃呪い返しが発動しとるわい。」

『おっちゃんコノエのタイコ姫って誰?』

ム「ああ、ミツクニ公爵の言うヒロコ様だ、幼名がタイコ様だったはずだぜなぁマグナス。』

マグ「安心せぇそれで合うとるわい。」

『んじゃヒロコさん家に出発~!』

マグ「面識無いのに友達みたいに言うでないわ。

こいつは全く……」

ブ「いやこのお嬢ちゃん聖女だろ?」

シ「いいえ騎士爵様、聖女はこちらのミラリオスでマスヤマさんは守護戦士(エインヘリヤル)なんですよ。別の世界から呼ばれたそうです。」

『内緒だぞ?』

ブ「別の世界?帝国とか?」

『うんまぁそれでもいいです。』

マ「それで帝国勇者と知り合いだったのかよ。

と言うか本当に帝国勇者来てたんだな。」

オ「マスヤマさん、言って良かったんですか?」

『あいつお尋ね者じゃないから。』

ム「いきなり殴り合ってたからなぁオイ。」

『10年振り位だからね、見た目以外は変わってなかったなぁ。』


とか話し込んでいるうちに馬車はコノエ家の別宅に着いて……


『ミツクニ公爵お邪魔してますか?』

「お嬢ちゃんはどちら様ですか?」

『ミツクニ公爵の馬車をお持ちしたのとヒロコ様に栄養ポーション飲んでいただく様に帝国勇者から言われて来ました。ゴールディー・ポアロ・増山と言います。こちらギルドカードです。』

「拝見しま……え?ゴッドイーター?」

『ニーズヘッグも居ますけど?』

「少々お待ちください!」

『あ!急がなくて大丈夫ですよ~!』


「ミツクニ公爵!ゴッドイータークラスのギルドカードを持った少女が来られました!」

ミ「ああ、こちらに通してください。そのカードは本物なんで皆さんに失礼の無いように頼みます。」


門番が急いで戻った時には遅かった……


「お前達は何をしているのだ!?」

「はっ!この様な少女がゴッドイータークラスのはずが無いと……」

『盗んだのでなければ立ち会えと言われたんで。武器出していい?』

「お前達は徒手空拳の少女を威圧していたのか?」

『おいらの武器だと剣折れるけどな。一番の使い手の人来てくれる?』

「舐めるな小童!」

『え~?腹壊しそうだから嫌。』


ガシャン!門番の剣が増山のヌンチャクで止められる。


『さぁ正当防衛の時間だ……』

ム「あ~嬢ちゃん、手加減してやれよオイ。」

『ゴールディー子供だから解んない。』


ヌンチャクを振り回しまず剣を折る。


「待て!剣が折れた!」

『このお屋敷攻める奴は待てと言えば待つのかよ?』


言いながらヌンチャクをしまった時、門番のナイフが増山の腹を抉る。


「貴様!何を!」

『はい殺してもいい大義名分いただきました。』

「腹を抉られて平気だと?化け物め!」

『あ~、ご丁寧に毒塗ってるねこのナイフ。バーズヘルムとクレイジーエッグプラントの汁の混合物か……』

「貴様……」

カ「見苦しいでござるよ?」


暗殺者フェニックス・カトーが門番の首に王から下賜されたオリハルコンの忍者刀を当てていた。


カ「マスヤマ殿もなにゆえ巫山戯てござるか?」

『そいつタヌマの所の暗殺者だからかな。』


あ……ミツクニ公爵出てきた。


ミ「ゴールディーちゃん何してるんですか?」

『このおっさんが絡んで来たから鑑定したらタヌマ暗殺部隊って出た。なぁマフウカタロ?』

ミ「えっ?こいつマフウカタロなんですか?」

『神眼の鑑定でそう出たよ?鎧にあと2本ナイフ隠してる。前国王の指示でここに潜り込んだんだね。今回はヒロコ様の殺害任務か……』

「何をデタラメを……貴様こそヒロコ様の殺害を企てているのであろう?」

『おいら?やろうと思えばここまで来なくてもやれるぜ?なぁニーズヘッグ?』


どろんと龍形態になるニーズヘッグ、ご丁寧に50メートルバージョンで睥睨している。


{親方、この痴れ者食っていいの?}

『そいつ魔族1/4(クォーター)だから胸焼けするかもよ?』


ビビりまくるマフウカタロと呆気にとられる門番達を尻目に……


ミ「ニーズちゃん鱗の艶が綺麗に出ましたね。」

{本当?わ~い!}

『おいら前の艶消しの漆黒も好きだったんだけどな。』


ニーズヘッグの鱗談議をする増山とミツクニ公爵だった。

あれ?まだヒロコさんとこに着いただけ?

{途中でマギーブイヨンとか要らんネタ入れすぎじゃ!あと正確にはチカコだからな?}

そこまで水戸光圀公に合わせてないわい!しかしわざわざ月末更新のこんなの読みに来てもらえるんだろうか?

{戦闘機のドンパチが聖女に合わんから別々にしたくせに……}

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