特別番外編
書き忘れ部分です
機械の体の友人が太陽の女神を連れて立ち去った翌日。
『なぁグロリア……ちょっと離れて?』
グ「帝国勇者様の言い付けはオデには破れん。」
リ「そうよね!でも兄と義姉様来られるまではマスヤマはあたしの人質でも有るのよ?」
グ「聖女様……じゃねぇな?お前第二人格の方だろ?」
ミ「ごめんなさいグロリア、リンジーがマスヤマのほっぺつつきたいって……」
リ「あ~!あんたもつつきたがったでしょうが!」
テ「あの……聖女さんおかしくなられたんでは?」
ア「テラ様もすぐ慣れますよ。」
シ「元々はマスヤマさんとリンジーがやってたな……懐かしい……」
カ「うむ、やはりミラリオス様の独り喧嘩はマスヤマ殿の時の方が面白うござったがな。」
ジ「フェニックス!あなたミラリオス様の護衛でしょうが!主君に面白いとか切腹物よ?」
マ「けしからん!我が娘と言えど年頃の姐ちゃんにモテてるのが気に入らん!」
ム「マグナスよぉ……おめぇただのスケベ爺になってるぜオイ。なぁオスカー?」
オ「何を馬鹿な事を……マグナスは昔からスケベ爺だったではありませんか。」
デ「皆さ~ん!山賊ですよ~。囲まれました~。」
「へへへっ、金と女と線の細い男を出しゃ命までは取らねぇ。」
『山賊のおっさん……何か特殊なご趣味でも?』
「ウチの親分は男でないと……その……なんだ。わかれよ!」
『汚いおっさんが抱き合ってるのは想像したくない。』
「誰が男だってぇ?」
「親分!」
「姉御と呼べつったろ!子供達に変な想像させんじゃねぇ!」
グ「ほう……お前やりそうだな?」
グロリアが馬車から出たところで……
『捕縛!……って何でグロリアまで縛られてんだ?』
グ「疑問持つ前にさっさとほどけ!」
『あ?腰蓑剥がすぞこの野郎。』
グ「変身解除するぞこのチビ。」
シ「……ついさっきまで仲良かったのに……」
ミ「寧ろ必要以上に仲はいいと思いませんか?」
ア「そうよね、ジュニアハイスクールの恋人同士っぽい喧嘩よね。」
「おい!痴話喧嘩するなら離しやがれ!」
「『黙れ山賊!そのまま1週間程放置してやろうか?』」
ム「やっぱり嬢ちゃんとグロリア仲いいぜオイ。」
マ「ゴブリンとオーガのじゃれあいじゃのう。」
『エルフ「オークだ!」』
マ「ほれグロリア、爺がほどいちゃるわい。」
『んで盗賊のねーちゃん。何人殺してる?』
「馬鹿にすんじゃねぇ、盗賊団レッドローズ、盗みはしても殺しはしねぇ!」
『誰かアナルローズとか言う盗賊知ってる?』
グ「レッドローズとか言って無かったか?」
シ「レッドローズなら貴族専門の義賊と聞きますが?」
『んじゃなんでミツクニ公爵の馬車狙ったんだ?』
「ミツクニ?……おいそこのエルフ、それミツクニ公爵の馬車か?」
『紋章見れば判るだろ?』
「紋章掃除してもらえるか?」
『え?ああ砂が詰まってたのか……ほれ丸の中に剣3つ。』
「「「「「失礼しましたぁ!」」」」」
盗賊団は全員頭を下げた。
『……あんたら殺人もしてないのな?』
「そりゃ盗賊でも下っぱがやる事だ。うちらは相手に交戦の意志が認められてから剣を抜く。護衛や使用人も傷付けたくはねぇ。」
『気に入った!怪我人居ねぇか?』
グ「チビ!その親方は脚が悪そうだぜ?」
『どれ……破傷風起こしてるじゃねぇかバカ!傷口は……尻か?』
「なぜ揉む?」
『感覚は有るんだな。解毒からの……治癒中。どうだ?指落ちたりしてないか?してたらハイヒール掛けてやる。こりゃゴブリンの矢か?』
「ああ、草影から射やがった。」
『んであんたら誰狙ってたん?』
「タヌマ侯爵だ。あいつミツクニ公爵の婚約者狙いやがった……ってミツクニ公爵は?」
『友人が先にヒロコさんって方のところに送ったよ?』
「え?通ってねぇよ?」
『銀の稲妻が横に飛ばなかった?』
「その友人って信用できるのか?」
『帝国勇者って言えば聞いたこと有るかも知れない。これに乗って行った。』
プリントアウトされたコスモバイクを見た盗賊が。
「あ!これだ!昨日昼前に東に飛んで行って昼過ぎに西に帰って行った煩い鳥!」
『うるさいトリて……まぁいいや。他に怪我人!』
「アジトに手足失ったのが……」
『連れて行け、治す。みんなは馬車で待機。』
「護衛に何人か残すか?」
『いいよ。グロリアとおっちゃんらが居れば。』
「おっちゃん?」
『ムサシ、マグナス、オスカー司祭だけど?』
「ドラゴンスレイヤーじゃねぇか!……あれ?って聖女パーティーの……?」
『うん、おいらミラリオス・アルトラパンの影武者。』
「コラ斥候!下手すりゃ全滅じゃねぇか!」
『まぁまぁ、それよりアジトは?』
「そこの掘っ立て小屋だ。」
『……掘っ立て小屋ってより騎士団の駐屯地に見えるけど。』
「さすがだな嬢ちゃん。元々ローズ騎士団の……」
「おい!お喋りすんじゃねぇ!」
『んちわ~!国境無き医療団の者です~。』
「お嬢ちゃんすげぇ根性してるな……」
『おっちゃん団長さん?んじゃ怪我治すから怪我人寄せて?』
「っておいおい、お前ワシが怖く無いのか?」
『子供助けるのに腕犠牲にして騎士団逃がすのに脚潰したおっちゃんを?』
「マギー!子供に何教えてんだ!」
マ「何も言ってねぇよ!」
『聞いて無いよ?神眼で見えたもんだから……ってかねーちゃんマギー・ブイヨンってのか?なぁブイヨン騎士爵?』
マ「……あんた何者なのよ?」
『落ち着けマーガレット・ブイヨン、ミラリオス・アルトラパン・メイプルリーファーのエインヘリヤルでゴールディー・増山って者だ。ブイヨン騎士爵はちょっと一緒に王宮まで来てくれね?他の怪我人こっち寄って~はい鳩が出ますよ~区域治癒大!&清浄!ごめんブイヨン騎士爵、あんたの手足はエリクサーの実験に使わせてもらいたい。』
ブ「そりゃ構わないがワシお尋ね者だぞ?」
『冤罪だろ?任せてくれ。悪い様にはしない。』
身の周りが忙しくなりましたので月に一回程度の更新になるかと思います。
{これ前のおいらが聖女の続きやろ?}
うん
{何で別々にしたん?}
皆さんどうやってまとめてるかわからないから……