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はじめに 古典嫌いの方へ/古典の読み方

古典大好き筆者による古典解説です。

この中で出てくる皐月訳はできるだけ正確になるよう努力していますが、親しみ重視の意訳や超訳も混ざっているので、テストや授業にそのまま使うとバツになる可能性がございますのでご了承ください。


古典読まず嫌いの方がちょっとでも減るといいなーと思って書いております。

〇古文嫌いの方へ

 中学や高校の古文の授業が嫌いな人、嫌いだった人というのは少なくないと思います。


 それって、「テストのために文法を覚えなきゃいけない」とか、「現代語訳を予習しなきゃいけないのが嫌!」ってことじゃないですか?

 物語や説話の内容が嫌いというよりは、「文化も違うし、よくわからん」ってことじゃないですか?

 古典文学の内容までたどり着けていない人、これから学校や入試のために古文を勉強するけど自信ない人!

 ここでは、そんな人たちが古典を楽しめるように古典文学を紹介していきたいと思います。古典って、読んでみると結構面白いんですよ。しかも、学校の勉強ではやらない部分にそういうのが多い!

 古文読まず嫌いを克服しましょう!



〇古典の読み方

 古文の原文なんて読まなくてOK!

 現代語訳だけ読みましょう。そして、お気に入りの貴族の名前を丸で囲んでわかりやすくしたり、鉛筆で本文に突っ込みを入れたりしましょう。(※当たり前ですが図書館の本など借り物には書き込んじゃだめですよ! 書き込みたい場合は、該当ページを法律の範囲内でコピーしましょう)

 書き込みをすると、ただ読むだけよりも頭に入るし、本がどんどん自分のものになる感じがします。

 私は本はきれいに保つタイプなので、最初は罪悪感があったのですが、古典って長いからメモらないと忘れるし、ガンガン書き込んでいます。授業で使う本でなければ落書きし放題だ。わーい。

 でも感想とかは変わるかもしれないので、鉛筆メモにしておくことをおすすめします。

 直接書き込むのに抵抗がある方は、ふせんにメモして貼っておくとよいですね!

 

 現代語訳を読んだときに

 「ほんとにこんなこと書いてあんの???」

 と、思ったときこそ、古文の原文を確認してみましょう。理解にちょっと深みが出ます。

 余裕があったら、ざっと原文を読み返せれば最高ですね。でもそれは慣れてからで全然OK。


 慣れてきたら、現代語訳をさらに自分訳してみましょう。

 私がここでやっているようなことですが、そんな大層な作業ではありません。

 「おとぎ話を方言に直してみた」みたいな感覚です。

 棒人間でもいいので、簡単に漫画形式にしてもいいですね。セリフだけ抽出してみるとかも。自分に合いそうな方法を模索してみてほしいです。

 

 学生の方が古文のテスト勉強をするときも同じです。

 丸暗記するのが無難といえば無難ですが、つまんないですよね。つまんないと覚えるのもはかどりません。

 先生が渡してくれる現代語訳のプリントがあれば、それを参考にしてください。全部自力でやってこいというスパルタ授業の学校の方は、図書室で現代語訳がついている本を探しましょう。中高の教科書に載っている古典はほぼ現代語訳付きの本があるので安心してください。

 現代語訳を見ながら、自分の言葉に言い換えたり、漫画にしたりしてみましょう。具体的にテストでどう役立つかと聞かれたら、正確な現代語訳で満点が取れる保証はありませんが、少なくとも読解の選択問題には強くなります。

 これは古文を勉強することに対して、あくまでとっかかりですが、古文にちゃんと向き合いたいと思っているのに嫌いすぎて読めない……いわば「古文アレルギー」を治したいと思っている人にはぜひ試してみて欲しいと思っています。

 

 人に何かを紹介するときに、辞書のように言葉を淡々と羅列するよりも、自分の言葉で語った方が興味を持ってもらいやすいのと同じです。まずは自分で自分に興味を持たせるために自分訳するのです。あと、余分な装飾ことばをがっつり省くと、本質が見えておもしろいということもあります。


 その過程で「現代でいうとどういう状況だ?」と考えることもできます。

 そうして置き換えることは、古典の教訓を自分の中で生かすことができます。

 もちろん、「ああああ貴族かわいいい」と、推し貴族をただただ愛でることもできます。

 そう。これが、あの孔子が言っていた「温故知新」ってやつです!!!(多分)


 ええ、そんなことするの一々面倒だよ……と思った方。

 そんな方こそ、ここで紹介する文章だけでも読んでいってください!!

 私の「楽しかった」と、みなさんの「楽しい」「面白い」が一致できたら幸いです。


 さあ、みなさんも、楽しい温故知新ライフを送りましょう!!

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