vsオーク
「あっナイフかったんですね?では、オークの討伐頼みました!
報酬は銅貨300枚です!」
ふむ、コスパは悪くない。
俺はついさっき行ったばかりの森へと歩いて行った。
森につき、けもの道を歩いていると、少し開けた場所から音が聞こえた。
「ガァァァァァ‼」
緑色の肌に3メートルほどの巨体。手に持ってるのは金棒だろう。
多分、あれがオークだ。
夜襲も考えたが、ゲームの世界なので、
寝るとかいう概念はないかもしれない。
俺はオークの背後からナイフを深々と突き立てた。
「ガぁぁぁっ?!?‼」
オークが驚いたような声を出す。
まあいきなりナイフで刺されたらそりゃ驚くだろ。
ナイフには赤い血がついている。
オークの血って赤いんだな。
オークはこちらを向き、金棒を振り上げる。
しかし、まだ俺にとっては遅かった。
はっきり言ってゴブリンより多少ましになった程度だ。
だが、攻撃力がわからない。体力が上がったとはいえ、
何発でやられるかわからない。
俺はオークの背後に回り込んでもう一撃与えた。
しかし、オークは体を回転させ、横払いをしてきた。
「うおっ!?」
俺はいきなりの攻撃にびっくりして、すかさず手を前に突き出し
ナイフで防ごうとした。
しかし、無残にも遠くまで吹っ飛んで行ってしまった。
体力が100落ちた。
大体5,6発でやられるってことか。
油断はできないな。
俺はゴブリン戦の時に偶然発見した、相手の体力をみる方法をした。
といっても相手の目を見るだけだが。
すると、うえにオークの体力が表示された。
のこり9割だ。
がんばれば行けるかもしれない。
俺は背後に回り込んで攻撃するという、クソみたいな戦法を繰り返し、
相手の体力を残り2割まで減らすことに成功した。
まだ体力は400ほどある。
すると、オークは金棒は大きく振りかぶり、思いっきり振り下ろした。
でかい衝撃波が起きる
空気が震え、地割れが起きる。
衝撃波はそのまま俺に向かってきた。
範囲が広すぎる上に見えない攻撃が俺をたたく。
俺は遠くの期にぶつかり止まった。
痛覚とかなくてよかったと改めて思う。
オークは俺を仕留めに向かってくる。
残りの体力もほぼない。
「まずいな、、、。」
とりあえず起き上がる。
数メートル先にはオークがいる。
あともう数歩で攻撃範囲内だ。
稚児からは慎重に行動しないとまずい。
さっきのを連発されたらそれこそ終わりだ。
オークはまた金棒を振り上げた。
「おいおいまじかよ、、、。」
まあそんなことをつぶやくが、勝機はある。
オークが振り上げた瞬間のわずかな隙。
その隙にナイフを心臓に叩き込めばいい。
まあ行けるかはわからないが。
オークは振り上げていた金棒に力をため始める。
その隙に俺はオークの胸元に飛び込み、
ナイフを突き立てる。
オークはその瞬間、ポンッといういい音を立てて数百枚の銅貨を落とした。
回収が大変だからもう少しまとまってくれないものか、、、。
そう思って銅貨を拾った時、遠くから悲鳴が聞こえた。
「キャアアアアアアア!!」
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