武器のお買い物
「らっしゃっせええ!!!!いい武器そろってるよ!」
「今ならこの高性能防具、30パーセントオフです!!
皆さんも買った買った!!!」
商店街は人の声でにぎわっている。
とりあえず、最初に目についた武器屋に行ってみることにした。
チリンチリーン
風鈴の音とともに武器屋に入ると、壁一面、いろいろな武器が
飾ってあった。すると後ろから職人っぽいガタイのいい大男
が現れた。
「お前さん初心者だな?ジョブは何だ。武器を選んでやろう。
此処には俺様が振るった良い武器しかないから
大満足間違いなしだろう!」
まあせっかく張り切ってくれてるんだしここは選ばせてやってもいいかもしれない。
「俺はスピード重視の戦士だ。」
「なるほど。じゃあナイフとかが向いてるな!
資金はいくらだ!」
「まあ銅貨70枚くらいだな、、、。」
すると、大男は棚にあった武器たちをとった。
「じゃあタフ・ナイフか普通の短刀少し変化球としてちょっと悪めの鉄扇か、、、
どれにする?」
俺はそれらを受け取り、軽く眺めてみた。
すると、メニューが出てきて、武器の性能を出した。
タフ・ナイフ
攻撃力:60
特殊性能:壊れにくい
普通の短刀
攻撃力:80
特殊性能:なし
粗悪な鉄扇
攻撃力:40
特殊能力:敵の攻撃をはじける
このあとどれぐらい銅貨を入手できるかわからないから、まあ
タフ・ナイフがちょうどいいだろう。
タフ・ナイフは見た感じサバイバルナイフの見た目で、
少し分厚いという印象だった。
「じゃあタフ・ナイフを買おう。」
俺はそういって大男に銅貨70枚を手渡す。
「まいどあり!おっそうだ!お前さん初心者だろう!
握りやすいように手袋もやるよ!」
見かけによらず優しいようだ。
「ありがとう。次からはこの店によることにするよ。」
「そりゃあうれしいな!じゃあまた来るんだぞ!」
おまけまでつけられたらひいきにしない理由はない。
俺は手を振っている大男に手を振り返して
店を後にした。
「次は防具だな。」
俺は武器屋から50メートルほど離れた防具屋に来た。
「いらっしゃいませ!」
大学生ぐらいの人が声をあげて接客している。
俺はその人をしり目に銅貨500枚の防具の性能を見た。
まあとりあえず相場を知っておかなければいけないからな。
鉄の鎧
防御力:150
素早さ:-50
特殊能力:なし
なっ、、、!ステータスが減る防具とかあるのかよ!
しかもよりによって素早さ!
素早さに極振りしたいのに!
鉄でできてて重いからか、、、?
俺はほかの防具も手を取ってみたが、布系の防具以外、
素早さがマイナスだった。
「あの、布系の防具はあります?」
俺はそう聞くと、店員は、
「あ、ありますよ。銅貨1000枚からになりますが。」
「ゑ、なんでそんなに高いんですか?」
「いやあ、もともとファッションとかのモノを戦闘用にするとなると
手間がかかりますんでね、、、。」
くそ、、、仕方ない。防具はもう少し後にしよう。
そうして俺はギルドに向かった。
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