スキルそして、再会。
寒いですね。最近では雪が降りましたよ。
皆さんはどうお過ごしですか?
いきなり始まった戦闘で勝利を制したのは、まさにこの俺だった。
周りには銅貨が数枚落ちている。
すると上から、感情のないような女性の機会音声が聞こえた。
「プレイヤー Sinsokuは、スキル【不屈の精神】
を手に入れました。」
「なんだ【不屈の精神】って。」
俺は、この謎のスキルという奴を疑問に思いながら、ギルドに戻った。
「ああ、すごいですね、、、。まさかもうスキルを習得するとは、、、。」
「スキルってなんですか?」
「スキルというのは、いまのところ50ほど追加されている、冒険者の戦い方を増やす、
まあいわゆる【永久付与型のステータス】というような感じです。」
「永久付与型、、、ですか、、、。」
「あなたの持っている【不屈の精神】は、体力が素早さの半分と同じ値になるスキルです。
発動条件は、自分よりレベルが高いモンスター10体以上と戦った時に傷一つ追うことなく勝利する。
だった気がします。」
「よく覚えてますね、、、。」
「まあこれでもこのゲームが始まってからの5か月間、全日ログインしてましたからね!」
リヤさんはそういい、胸を張る。
案外やりこんでいるようだ。
すると、遠くから聞き覚えのある声で、
「おーい速神ぃ!どこだぁ!?」
と呼ぶ声が聞こえる。
普通に声でかいからやめてほしい。
周りの人も変な目で見てるぞ?
これ以上視線を集めたくないから、返答をすることにした。
「おい!ここだぞ!」
{ああいたいた!わかりずらいなあ!」
そういってスキップして来たのは飛田だった。
「飛田か。部活終ったのか?]
「まあな。早速フレンド交換しようぜ!」
そんなわけで俺は飛田とフレンド交換を行った。
飛田のプレイヤー名は飛田だった。
「お前名前そのまんますぎだろう、、、。
特定とかされても知らないからな?」
「そーゆーおまえだって名字を軽く組み替えただけじゃないか。
人のこと言えるのかなぁ?」
「よくわかったな、、、。
そんな頭よかったか?」
「こーゆーのは勘なんだよ。
ツーか軽くdisってんじゃねえ!!」
「ははっわりいわりい。
そういえば冒険者登録はしたのか?」
「ああ。回すやつで当てた時からやってるぜ?
ちょうど、、、、1か月前暗いからやってるな、うん。」
「結構常連なんだな。」
話が一区切りくらいしてから、俺は気になっていたことを
聞いてみた。
「これって確かパーティーとかあるんだよな?」
「ああ。俺はいとこがリーダーのパーティーに入ってるぜ?」
パーティーとは、クエストを有利に進めるために、仲の良い人や
強い人とかで固まった集団だ。
ちなみに俺は始めたばかりだから無所属だ。
「俺はそのパーティーに入れないのか?」
「いや、いとこは知ってるやつしかパーティーに入れたくないらしい。
パーティーの風潮が乱れるとかなんとか、、、
良いやつなんだけどなあ、、、。」
ふむ、きっとそいつは頑固かコミュ障なのだろう。
でも、断られてしまっては引くしかない。
「しかたない。俺は俺で一からチームを作ることにするよ。」
「大変だろうけど頑張ってな。俺はそろそろ草原でまってるいとこと
クエストを受けなきゃいけないからな。
じゃあなあ!!」
そういって飛田は草原へ駆けて行った。
あいつはなんで俺をこのゲームに誘ったんだ、、、。
「さてと、クエストもう一個受けるか。」
するとすぐそばのカウンターにいた受付嬢が、
「話終わりました?
一からパーティーを作るとか相当難しいことをするもんですね。
私ほどのコミュ力があっても難しいですよ、、、?」
そういえばリヤさんのことをすっかり忘れていた。
すぐそばにいたんだが、、、案外影が薄いのだろうか。
というかそんなコミュ力高いのだろうか、、、?
いや、でも受付嬢が務まっているんだしまあ少なからず
コミュ力はあるんだろう。
「まじですか、、、。まあがんばってみますね。
じゃあ今度はオークを一体討伐するクエストにします。」
「あ、わかりました。作家のゴブリン討伐より難しいんで頑張ってくださいね。
というか武器は持ってないんですか?見た感じなんも
身に着けてないですけど、、、。
多分先に武器を買ってからのほうがいいとおもいますよ。」
なるほど。武器を買うという手があったか。
今手持ちにあるのは初心者得点と合わせて120枚だ。
これで何が買えるんだろうか。
念のため50枚は残しておきたいところだが、、、。
まあ先に商店街に行こう。
「じゃあ武器を買ってから出直すことにします。」
「あ、はい。じゃあこのクエストは保留にしておくんで早く戻ってくださいね、、、。
私、めっちゃ頑張ってて忙しいので。」
「あ、はい行ってきます。」
そうして俺は商店街に武器を買い行くのであった。
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