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ギルド

ギルドには、居酒屋らしき場所と受付のカウンターとおそらくクエストを

張り付ける看板が置いてあった。

俺はカウンターにいる受付嬢のもとに行く。


「あの、冒険者になるにはどうすればいいんですか?」


俺はこう聞いたんだが、受付嬢は、


「あれ?初心者さんじゃん!?もしかしてわかんない系?教えてほしい系?」


と、少し上から目線のような返答をしてきた。悪くない容姿で、口に人差し指を当てて

言ってくるので、そこまでイラつくことはなかった。


「あの、あなたってNPCですか?」


俺はこのことが真っ先に気になった。ずいぶん人間らしい動きをするなぁと思ったからだ。


「いいえ、違いますよ。私はめちゃくちゃ有名な受付嬢のリヤです!!

受付嬢も職業の一つなんです!!ほかにも商売人とか、とか、武器職人とか、

戦いにかかわらない仕事もありますよ!そういう人たちは膨大な資産を作って国の政治に口を

出したいっていうひとがいるみたいです?そうすると冒険者まで操れますからね!」

「へ、へえ。そうなんですね、、、。」


いや、違う違う。危うく話がずれるところだった。いや、もうずれてるか。


「ええと、冒険者になるにはどうすればいいんですか?」

「あ、その話でしたね。この登録者カードに自分の名前を入力して手をかざしてくれればいいですよ!」

「はい。わかりました。」


言われた通り、俺は自分の名前を入力してカードに手をかざすと、

カードから光が放たれ、カードに俺の名前とステータスが表示された。


「うわぁ、、、序盤特典のPP全部素早さに振ったんですか、、、。少し無茶がありますよ。」

「えっそうなんですか?」


驚かれるほどやばかったのか、、、。

でもたしかに、素早さは1001ポイントだが、他は全て1、だ。


「1001っていうのは草原にいる序盤モンスターの平均の10倍以上ですよ?

まあでも私なら勝てますけどね!」


彼女はそういうと腰を軽く横へひねってこぶしで空を切る動作をした。

少し張り切っているが、なんというか、そこまで強そうじゃなかった。


「ワァースゴイデスネェー。」

「棒読みしないでください!!」

「ははっすいません。ついつい」

「もう、、、。次棒読みしたら私怒りますからね?」

「そりゃあ困りますねえ、、、。」

「じゃあ話を戻しましょう。この私が冒険者について説明してあげましょう!!」


リヤさんはそういうと腰に手を当て自信満々な様子でしゃべり始めた。


「まず、冒険者の中にも種類がいくつかあります。

例えば戦士は攻撃に特化したジョブで、騎士は戦士と違って守りと攻撃のバランスが取れます。

魔法使いはめちゃくちゃすごい魔法が放てたりする後方から攻撃する役職です。

聖女は女性専用のジョブで、回復に特化してます。

霊媒師は、対アンデット特化のジョブです。

まあこんなもんですかね。あなたはどうしますか?」

「そうですね、せっかく素早さの値が高いんだし戦士にしましょうかね、、、。」

「了解です!じゃあ登録しますね!!」


すると、カードに【戦士】と表記された。


「次はクエストを受注してください。そうですね。最初はやっぱスライム討伐とか、

ゴブリン討伐ですね、、、。あっ、スライム討伐がないですね。ゴブリン討伐ならありますよ?」

「じゃあせっかくだしそれにします。」

「はぁーい!ゴブリン討伐入りましたぁ!では、森にいるゴブリンを5体倒してください!」

「はい。では、行ってきます!」


俺も少し声をあげて返事をし、森へ向かった。


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