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ゲームの簡単な解説と素早さへの極振り

自分の部屋に入ると鞄をベッドの上に放り投げ、カセットを本体にぶち込み、ゲームを起動し、

ゴーグルを取り付ける。

すると、厳かな音楽とともにゲームがスタートした。

黒の背景に白い文字でゲームの説明が書かれてる。

要約するとこうだ。


プレイヤーは街の中央である広場にスポーンする。

街は草原に囲われていて、少し離れると森が広がっている。

街にはギルドがあり、そこで冒険者の登録が可能である。

冒険者は低いランクからG、F、E、D、C、B、A、S、Zである。

あとは、武器屋や防具店があるらしい。

ただ、武器や防具などはモンスターやボスがドロップするのでそれを狙うのもアリらしい。

あとは、PPの説明があった。

PPとは、モンスターを倒すと入手できるもので

体力、攻撃力、素早さ、魔力、防御力があり、それに振り分けられるらしい。

1PPは、10ポイントで、たとえば魔力に5PP振れば、50ポイント魔力が上がる。

始めた時は100PPもらえるらしい。


簡単に要約が完了したから始めるとしよう。


目の前には、 青の背景に名前を入力してください。 とあり、

よくある名前を打つパネルが並んでいる。

ええと、、、。名前は、、、Sinsokuにすることにした。理由は、名字を逆にして

読んだだけだが、案外しっくり来たからだ。

次に出てきたのはPPを振り分ける画面だ。

これをどう振り分けるかによって戦い方が変わるんだろうが、自分は

どうしてもやりたいことがあった。


「ええと、ここを押して、素早さに全振りっと、、、。」


そう、俺は足が遅いから、足が速い、というのはどのようなものなのかというのを

ためしてみたくなったのだ。


100PPは全て1000ポイントに変わり、素早さのステータスが上がっていく。

すると、いつの間にか視界はひらけ、目の前にはベンチで囲われた噴水が現れた。

足元は石のタイルのようなものでおおわれており、しっかりと舗装されているのがわかる。


「さて、まずはギルドってやつに行って冒険者登録をしないといけないらしいからな。

さっさと済ませるとしよう。」


そうして、俺は足を踏み出したすると、少し離れた民家の壁に激突してしまった。


「!?  どういうことだ?!」


俺は少し立ち止まり、考えてみたがまあ普通に考えればわかることだった。

まず、俺は足が基本遅いので、速いのに離れていない。

次に、俺は全てのPPを素早さに振った。序盤の手助けとなるものをすべて一点に絞ったんだ。

まあ多分普通よりは速くなっているのだろう。


「なるほど、少しこれは扱いずらいかもな、、、。」


その時、俺は周りから冷たい目線を送られているのに気付いた。

まあそりゃいきなり走り出して民家の壁に激突して独り言をつぶやいているんだ。

当然の結果といえるだろう。

俺はその視線を払いのけながらギルドへと向かった。


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