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天才主人公が異世界でも無双するそうです  作者: ルシフェルanime
プロローグ
6/47

世界の狭間の間 後編

長くなっちった


チリーンチリーン 


透き通るような鈴の音がどこからか響いてきた。


「ん?なんだこの音は?」

「あなた様。この音はスキルの完成を知らせる音ですよ」

「おっ!ということは遂に俺は異世界転生するのか」

「いよいよですね、あなた様!」


やっと俺も前世で使えなかった魔法が使えるとなるとめっちゃテンション上がる!

あっ転生する場所も言っておかないと。


「なぁクレア?」

「はい。何ですか?」

「転生できる場所って指定できるのか?」

「はい。可能ですよ。転生したいところがあるのでしたら仰ってください。

ちなみに王族とかでも大丈夫ですよ」

「いや、俺は王族になるつもりは更々無い」

「ではどのような場所に転生いたしますか?」

「まず、家は公爵家だ。王族になれば国を治める勉強をするために

剣術や魔法に触れる機会が確実に少なくなってしまう。

次に侯爵家や伯爵家、子爵や男爵とかは剣術や魔法の質が下がる可能性がある。

更に言えば王族と親しむ時間が極端に減ってしまうからな。

後は❬ユルドラシル❭で一番文化や文明が進んでいる国がいいな」


結構我が儘を言った気がするが、まぁ多分大丈夫だろう。


「うーん.....」


やはり、悩んでいる顔も可愛いな。


「っで俺の条件は大丈夫そうか?」

「...はい。大丈夫ですよ。今丁度良く、❬エリスティン帝国❭という国、

面積はおよそ前世のユーラシア大陸の五倍で❬エリスティン大陸❭と言う

ところがあって、大陸そのものが国ですね。で、その帝国の

❬ドラゴリュート公爵家❭というところが子作りしてますね」

「おぉ‼それはいい!でその❬ドラゴリュート公爵家❭はどんな家なんだ?」


俺が提示した条件に完璧すぎる。むしろ完璧すぎて怖くなってくるぞ


「はい。❬ドラゴリュート家❭は代々龍を従え陸海空において最強とも言われている公爵家です」


更に家柄まで完璧だったー!もうこの家に決めた!というゆうよりこの家しか無い!


「その家にはすでに零歳と一歳の女の子が生まれております。あなた様を含めるとなりますと

三人の子と更にもう一人産むつもりでいますので合計四人ですね。ちなみに

四人目も女の子の予定ですよ」


家族構成まで完璧とか...最高すぎる!前世はぼっちで、十五になった次の日に

両親は不慮の病気と交通事故で俺をおいて逝きやがったからな。今回は

魔法もあるし簡単に家族を死なせる訳にはいかないからな。


「よし!俺はその家に産まれることにする」

「はい!ではすでに手続きは済ませております」

「早いな、流石クレアと言ったところか」

「はい。本来ならもっとお話したかったのですが時間もおしてますし、会おうと

思えばいつでも会えますので」

「えっ!そうなのか?」

「はい。なぜか❬ユルドラシル❭は世界各地で私を祀っていますので、教会に行って

祈りを捧げるますとあなた様限定で意識のみをこの部屋に移すできますから」

「そうか...それなら安心だな」

「あれ?あなた様ひょっとして悲しんじゃったりしてますか?」

「まーな。俺の完全に好みのしゃべり方とスタイルで、しかもこんな俺を好きに

なってくれているんだもの、嫌いになるわけ無いだろ」

「うふふ。その言葉が聞けて私も安心しました。っと、そろそろ時間ですね」

「そうだな、準備...と言っても心の準備くらいか」

「そうですね。転生するわけですからね」

「んじゃ、転生する前に大事なものを奪っておくか」

「えっ!」


俺は立ち上がって未だに驚いた表情まま固まったクレアの顔に自分の顔を

近づけて         キスした。


「んっ!」

「フフ、その顔を見るにクレアも初めてみたいだったな」

「私もっていうことはあなた様も」

「っん?俺も初めてだが?何か問題でもあるのか?」

「いっいえ!そっそのなんというか....うっ嬉しすぎて」

「まっいいんじゃないか。っとそろそろ本当に時間のようだな」


良く見ると自分の体が九割近く消えていた


「そうですね。時間もそうですし、私は何より大事なものをあなた様から貰いましたしね」

「んじゃまた俺が教会に行ったとき会おうな!」


言い終わると同時に俺は異世界❬ユルドラシル❭に転生した。


------------------------------------------------------


「.....全く。最後にあんなことされたら、泣いちゃうじゃないですか」


小さな声で呟かれた言葉は誰にも聞こえないのであった。


「いつまでも見守っていますからね。あなた様」

次回、「この作品の書き方とユルドラシルの設定」


っえ!主人公が死んだみたいだって? 実際に死んでるんだよ!

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