世界の狭間の間 中編 No.3
つーかーれーたー
「{思考創造}ですか。確かにこのスキル本には載っていませんね。具体的には
どんなスキルですか?それがわからないと授けるものも授けられませんので」
「勿論説明するぞ。まぁ、簡単に言えば、脳で考えた事柄を現実に使用できて
ステータスにも変更が自由にできる、というものだな」
これができなったから結構萎えるな。
「成る程。あなた様の考えているスキルについては理解しました」
「やっぱりできないのか?」
「いえ違います。なにぶんこの本には載っていませんので作製するのに
時間がかかるというだけです」
「そうか、良かった。どのくらい時間がかかるんだ?」
「❬ユルドラシル❭には無いスキルを作るわけですから...そうですねー、
スキルを作るのに一時間。❬ユルドラシル❭の環境にあわせるのに二時間。
計三時間ですね」
「意外と早いな。あぁそれと、{思考創造}はスキル本には載せないでくれよ」
「理由を聞いてもよろしいでしょうか?」
「このスキルは俺だけが使えるようにしたいからな。スキル本に残したら別の転生者
が選ぶかもしれないからな」
「分かりました。ではこのスキルは、あなた様専用のスキルとして作りますね」
「あぁ頼んだぞ」
よっしゃー!これで俺の異世界無双ライフが現実のものとなる!
「ではスキル作製は私の分身に任せて私たちは雑談でもしてすごしましょう」
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三時間後
次回、「世界の狭間の間 後編」