奴隷商会 No.1
サクヤのステータスを変更します。(変更した部分のみ表示)
レベル:1000
HP:1億
MP:1億5000万
筋力:ASB+
演算能力:ACS-
魔力:SGE+
魅力:ABD-
スキル:鑑定
隠蔽
無限収納
テレポート
不老不死(20)
駅を出ると二台の高級感漂う馬車と護衛隊がいた。
そして{マップ}でも分かっていたが人の数が凄まじいが
俺に近づかせないように立ち回りながらも馬車の進路方向を確保している。
素晴らしい熟練度だと思う。この護衛隊は王族たちなどの護衛も
担っている。
そんなこんなで俺とサクヤは前の馬車へ、他のメイドは後ろの馬車へ乗り
大通りを直進している。
王都と自分の街を比べると王都の方が数段グレードが高い。
俺は{マップ}で確認しながら目的地まで移動している。
俺の王都での屋敷と目的地は同じ道を通るためついでに寄るのだ。
「御者の者、止めてくれ」
俺は目的地周辺に着いたため窓から顔を出して御者に声をかける。
御者はまず馬を止め俺の方に振り返る。
「どうかなさいましたか?」
「あぁ、俺はこの奴隷商会に用があるからな」
そう言いながら俺はサクヤに馬車の扉を開けてもらい外へ出る。
すると護衛隊の一人が近づいてきた。
「ルシフェル様、如何されましたか?」
「俺はこの奴隷商会に用があるから少し待っていてくれ」
「成る程、分かりました。では我々は引き続きルシフェル様の周辺を
警戒及び護衛いたします」
護衛隊の一人が元の場所に戻るのを確認して奴隷商会に入る。
中は広々として部屋の中央にソファーが1つと個人用の椅子が1つ。
ソファーのサイズに合ったテーブルが1つある。
部屋の四隅には警備の騎士がいる。
するとオーナーらしき男性が近づいてきた。
「ようこそおいでくださいました。私はこの❬ストッレ奴隷商会❭のオーナー
を務めます、バリル·ジースと申します。...おや?
もしやあなた様は今巷で噂のルシフェル様ではありありませんか?」
どうやらこいつバリルは俺のことを知っているらしい。
「俺のことを知っているなら話が速い。俺もあまりここだけに時間をかけたくない
からな、早速本題に入りたいんだが」
「そうですね、ではまず立ち話もなんですから座りましょう」
「うむ」
俺はソファーの方へバリルは椅子の方に座った。
サクヤは俺の斜め後ろに待機している。俺の指示をいつでも聞けるように
したいとのことだ。
「それでは本日は、どのような奴隷をお求めですか?」
「そうだな。猫科の獣人で戦闘もできる女の奴隷をまずは。全員連れて来てくれ」
「分かりました。少々お待ちください」
そう言うと奥の扉へと入っていった。
全員を連れてこいと言ったからこれでお目当ての奴が来るはずだ。
-------------------五分後------------------
奥の扉から十数人とフードを被った奴隷を連れたバリルが出てきた。
「お待たせしました。ご要望に合った猫科の獣人たちでございます。
聞いてくだされば彼女たちの値段や特技などの詳細をお応えします」
そう言ったバリルは奴隷たちより後ろに下がった。
俺は立ち上がって奴隷たちの方に近づいた。
そして俺と同じくらいの背の子の前で立ち止まった。
是非この作品について感想などを書いてくれると嬉しいです