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天才主人公が異世界でも無双するそうです  作者: ルシフェルanime
奴隷たちと舞踏会までの経路
16/47

舞踏会までの道のり No.1

ご指摘頂いた方が分かりやすかったので変更します。

サクヤなどの意志疎通のカッコを()から『』にします。

俺の{マップ}は寝ていても発動している。王都まで残り百キロ、10分少々といったところか。


「ルシフェル様、もうじき王都に着きますので起きてください」


俺はその声にあわせて目を開ける。

するとそこには頬を染めながら覗き込んでくるメイドがいた。


「どうした?俺の顔になにかついているのか?」

「いっいえ!なっなんでもありません!」


俺が声をかけると慌てた様子で元の席に座り直した。

ちなみにサクヤはこの会話を聞いても熟睡している。

全くいつまで寝てる気だ。


「おいサクヤ、起きろ」


そろそろ脚が痺れてきそうだったこともありサクヤの体を揺らして起こす。


「う~ん...あっおはようございます、主しゃま」


目を擦りながら上半身を起こして呂律が回らない口で言ったため少し噛んだようだ。


「そろそろ王都に着くらしいぞ」

「分かりました、私も準備しておきます」


なーに言っているんだか。準備なら車両に乗る前にしてきただろうに。

俺の意図に気付いたメイドが


「サクヤさん、準備は既にこちらで完了しておりますよ」

「そっそうでしたね、失礼しました」


どうやら完全に寝ぼけていたらしい。創った本人が言うのもなんだが珍しい。

まぁこんな茶番をしていたら駅に到着した。


国の中心部でもある王都は様々なものが集中している。

もちろん集中するのはものだけじゃなく、人口密度も高いわけで、

現在俺たちが乗っている車両が止まっているホームの周辺には、大体四百人前後の

人だかりがある。

まだ昼前で出発から四時間しかたっていないのに

この数は凄まじい。追加で言うならばホームの外にも人だかりがある。


「では主様、降りましょう」

「あぁ、舞踏会は明日だし、今日一日は観光する予定だからな」


俺も知識で知っているとしても実際に見に行かなくては面白くない。


メイドたちの後に降りた途端に周囲の人々の様々な感情を含んだ声が聞こえてくる。

まぁ俺からしてみれば既に慣れっこなので無視する。

辺りを見回してみると急に来たにも関わらず警備や護衛がしっかりしている。

素晴らしい対応力だ。


そんなことをしていると正面から車掌の正装を着た女性が歩いてきた。


「お待ちしておりました、ルシフェル様。私はこの❬エリスティン中央駅❭駅長を

勤めております、ティーチス·ビセルと申します。以後お見知りおきを」


凄く洗練された一礼をした。


「あぁ俺からも自己紹介をしよう。❬ドラゴリュート公爵家❭長男。

ルシフェル·フォン·ドラゴリュートだ」


相手が自己紹介をしたんだ、別に正体を隠すわけでもないから俺も普通に挨拶を返す。


ティーチス·ビセル。二十六歳という若さにも関わらずベテランオーラを漂わせ、

カリスマ性溢れる才能でその地位まで上り詰めた。


えっ!なぜティーチスの説明があるのにビジスの説明が無いのかだって?

そりゃぁお前、じいさんと紳士だけで大体想像できるだろ。


「本日はこの❬エリスティン中央駅❭をご利用して頂きありがとうございます。

こちらへ来られる道中はいかがでしたか?」

「なかなか面白かったぞ(特にサクヤが)」

「それはそれは、我々もその言葉が聞けて嬉しいです。

それではルシフェル様。外に馬車を待たせておりますのでこちらへどうぞ。

護衛の皆様、ルシフェル様のことを頼みましたよ」

「えぇ、お任せください。ルシフェル様は命に代えても守りますから。

ではルシフェル様、私どもの後に付いてきてください」


ティーチスが俺の言葉へ返事を返した後、横に待機していた騎士に声をかける。

そして騎士の一人が前に出て後に付いてきてくれと言うことなのでついていくことにする。

通る道は元々警備や護衛の人たちが空けている正面の道だ。


まぁ通る際に教会の時と同じようになったことは言うまい。

もうちょいで奴隷回だ。


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