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お嬢様 領に帰る

ヴィクトリア領ーーー

セイント王国の中でも海側に接している領の一つであり、他国からの産業物や工芸品などの貿易が盛んな領である。

また、セイント王国からの輸出も行っており、他の領からは商人の町とまでいわれ、領に手に入らないものなどないと言われるほど、毎日多くの物が流通していた。


「みんなーー!たっだいまーーー!!」


戦場から戻ってきたアメリア達は、正門から領の家に続いている大通りを通る。


「アメリア様!」

「アメリア様だ!」

「おかえり!アメリア様!」


正門からバエイ、ロン、アメリアと続き、フェイも後ろから入って来た。

大通りを通ると流石商人の町であり、様々な店が立ち並んでいる。

よくアメリアは幼いころ屋敷を抜け出し、この通りで遊んだものだ。

店の者達も顔馴染みで第二の家と思っている。


「アメリア様、今日はどこに行っていたのですか?」

「えへへ・・・。ちょっとね。」

「ひぇ~。将軍様達がお揃いで。またいつものイタズラですか?」

「バカだねぇ~。アメリア様は、もうそんなことしないよ。」


(ハハハ・・・。)

返す言葉がなかった。

流石にちょっと戦場へ行ってきましたと言えるはずがない。

そんなことを言ってしまえば、アメリアも怒られるが、バエイ達を責めることは目に見えている。

「アメリア様、着きましたぞ。」


大通りを更に奥へと進むと、石煉瓦で建てられた正門が建てられている。

石煉瓦の正門をくぐると、山々に囲まれた屋敷があった。


(帰ってきた・・・。)


アメリア達はヴィクトリア領の屋敷へと入っていった。

次回、お兄ちゃん登場します。

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