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十人十色のダンジョン  作者: コーラフロートガム
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6.ギク(はじまり)

ダンジョンに挑むのは何も欲や憧れだけが理由ではありません。

周りに期待され、挑まざるを得ない場合というものがあります。

そんな例を紹介しましょう彼は『ギク』、とある田舎の出身です。


────────────────────────


「登録をお願いします」


「ん、ああ、わかった」


もはや見慣れたギルドの男性、というか登録係は彼しかいないのでしょうか?いや、いるんですけどね。私が面倒だから同じ人を選んでるだけで


「名前は?」


「ギクと言います」


「年齢は?」


「20になりました」


「家族は?」


「5人家族で両親と祖父、弟がいます」


「ダンジョンに挑む理由は?」


「ダンジョン攻略のためです」


「攻略が目的とは?」


「私は村では一番の強さでした、ダンジョンに潜ることを期待され村を送り出されました。潜らずに帰ることはできません」


「大変だな、頑張れよ」


この男性にも面倒な相手と応援したい相手の区別があるようですね


「はい」


ギクは静かにそう言います


「はい、手続きは完了です、死なないようにお気をつけて」


────────────────────────


こうして彼の物語は始まります。


おや?ちょっと失礼します。別の通信が入ったので今回はこれで失礼しますね。


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