表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

掃除と一人とじゅもん

「…帰りたい」


俺は広い、広すぎてプールと見間違えるレベルの風呂を掃除していた。


「なんで…こんな広い風呂を一人で掃除しなきゃならんのですか…」


「文句を言ってないで、早く動け」


後ろにはフレデリックさんが仁王立ちで見ている。


「フレデリックさんはやらないんですか…」


「うむ、(われ)は腰を痛めているのだ」


(われ)って言ったよ!この人!


「それで俺がバイトさせられているんですか」


「そうだ」


「でも…こんなに大きな屋敷なら他にもお手伝いさんは…」


「おらぬ」


「え?」


「おらぬと言ったのだ」


「ええええ!?」


衝撃の事実!


この家にお手伝いさんや執事はフレデリックさんだけ!


「じゃあいつも掃除は…」


(われ)が一人で全てこなしている」


何と言う事だ…確かに毎日一人でこの巨大な屋敷を掃除していればあの体になるのもうなずける。


待てよ、フレデリックさんが毎日屋敷中を掃除していると言う事は…


「もしかして…俺が掃除するのって…」


「決まっているだろう、この屋敷全てだ」


「やっぱり!…ああ…急にめまいが…」


ようは めのまえが まっくらに…


「小僧…そんなに眠りたいなら(われ)が永遠に眠らせて…」


「全力でやらせて頂きます!」


フレデリックさんが全部言う前に目を覚ます。


…この人なら本当にやりかねない。


最早「ふっか〇のじゅ〇ん」レベルの一言(ひとこと)だ。


俺は必死にブラシで風呂の底をこするのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ