表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

向かい席の男

掲載日:2026/04/15

いつも通りの帰り道、男は着々と下車駅まで近づいていた。


ちょうど駅に停車し男は今自分がどこにいるのか車内ディスプレイに目を向けた。

前に覆いかぶさるように立っている乗客にどけよとテレパーシーを送るも通じず眉根にしわを寄せているとぱっとマップアプリを開けばいいことに頓悟した男は左手を使って今新宿駅にいると知った。



男が自分の臨機応変さによっているとふと向かいに座る笑顔の男の視線を感じた。

男はカエルにみられるコオロギのように硬直し、とてつもない恐怖にのまれた。



徐々に湿る手がスマホを視界から外しいよいよ彼と対面した。

その恐怖の時間と格闘し次の駅に停車したときに彼はまだ全く姿勢を変えずにこちらを見ていた。



男の隣にいた女が大便くさかったのか逃げるように駅から降りて行った。



電車が発車しまた彼と二人になると男は次の駅で降りることに決めた。



駅に着き彼が恐る恐る視界の中央に男を映すと彼も同様に男を視界の中央に置いていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ