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第46章

赤は降下である。これほど強力な行動原理なのに存在すら知られていない。

赤ちゃんという存在はまさしく降下している。人生の後ろへと。赤ちゃんから始まり降下して分岐している。様々な可能性へと。そして現実的な結果へと。赤ちゃんから人生は始まる。胎児の段階ではゼロである。生まれて社会の一員となり1(いち)となる。赤ちゃんは赤ちゃんのままで1である。これは位置である。我々進化に向かう存在として生まれた生き物は闇が深ければそれだけ現実的なパワーがある。この力は位置エネルギーから来るのだ。位置エネルギーを支えるのは発条である。バネの持つ有用性と逆行への反発力によって膨大な位置エネルギーが生じる。

彼らは最早労働を必要としない。居宅での創造的大いなる意志によって様々に全能を行使し始めることだろう。しかしその人生においては遠回りが必要となる。おそらく察しは付くだろうが人生における完成と成長を齎す異性との接触。これが天によってお預けとされること。その後の接触によりバネは発条ばねとなる。まさしく発情である。これが条件なのだ。位置エネルギーに関しては当然のことなのだが最も高いところと最も低いところの存在によって力が流れてくるのだ。それは闇と光の力の移譲によって生まれ彼らは位置を決めるのだ。最も深い闇は死であり最も高い光はおそらくヴァルハラ(成道)ということになるだろう。

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