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第29章

人類の歴史というのはまだまだ発展途上である。歴史も浅い。今思っている現実はそこまで硬い地盤で固められているとは思えない。例えばイジメの問題がある。日本に蔓延る負の遺産である。イジメという問題と関係がない人にとっては非常にそんなことはどうでもいいと思うかもしれないがこの問題は単に天皇の問題から来ていると我輩は思っている。

これは衆生から聴いた話である。イジメの原因は様々であるだろうがその原因の一角に天皇が宮殿を築いていないことが挙げられる。

戦前より日本では天皇が住まう場所に宮殿を造る計画があった。実際にデザインまで行われたし当然王である今上天皇はそこに住むものだと思う風潮はあった。しかし天皇の一言でそれは無下になった。天皇の考えでは絢爛豪華な宮殿に住むことは国民の思いに反するとそのようなことを考えられた。

しかしこれは問題である。何故なら権威のある不動産を王が所有し住むことは威を示すことであるからだ。取り分けここが重要なのだが子供にとって不動産が目の前に建っているというだけで畏敬を覚え権威には従うという習性を示すはずなのだ。イギリスでは国王は当然宮殿に住んでいる。ほかの多くの国でもだ。日本ほどの国で王が宮殿に住んでいない。これがイジメを引き起こしている。権威を知らず自由闊達といっても自由すぎるわけだ。王は当然宮殿に住むべきだ。数字の9を示すこの現実世界での魔術的意味がない以上子供はイジメを引き起こすだろう。9(きゅう)はきゅう殿として最も権威ある数でありイェソド(基盤)として名高い数である。王が住まない以上社会が子供におきゅうを据えることは出来ないだろう。

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一概には言えないことが多い。しかし多くの開発者は赤蝕から来る赤と若さの泉から来る爆散する青を持っている。赤は滲むことでその真価を発揮し反対に青は空のように広く力の解放を授ける。

 木というテーマがある。木材の木である。おそらく原始の人類がいた世界では上手く木材を利用できなかったようである。ここに村が出来るためには木材を加工して建築物を建てることが出来なければならない。だから村は木を寸で止めて木+寸で村となる。

開発者にとっても流動する社会と不安定な精神状態は平行して移動を促す。この状態において城を建築するためには自らが持つ赤と青を上手に調合しむらさきを創る必要がある。それは原始の世界からの移行、過渡でありまさしく村が咲くように原始の世界に秩序立った新たな生態系を生むことを意味する。だから紫は村咲であり堅牢な不動性が地上へと降り開発者は移動せず城に留まるようになる。ちょうど人類が狩猟採集を止め農耕で定住したのと同じように紫の力は大いなる

不動を約束するのだ。

 このように開発者の人生は謂わば歴史の再現そのものであるがその人生のスタートはいかにも貧弱である。社会的にも家庭的にも。しかし赤が入り込む余地を作るためにはこのようにしてしかならない。同時に金銭的にも貧しいことは確実であるため多くの青を生む。何故なら野望というのは構成物に青を多く含むからだ。何がしたい何が欲しいと問うとき心は空の青のようにどこまでも広がるのである。

持ち物がないこのような状態は歴史の再現が衆生によって行われる。

城というテーマは歴史的に王権が築いてきた要塞である。心にこのような現象を築くことは同時に自らの可能性を広げ創造的生活になることを意味するのである。歴史の再現は細部まで心を探求するがそれは艱難辛苦と同時に楽も知ることで心が細分化するのである。こういった再現は経験を通してのみ知れる世界へと連れていく。

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