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詩全集

キマりきってる幽体離脱症

作者: 那須茄子

正しくありたかった

敷かれた道を外れるような事は

したくなかったさ

喪失感が散文的な悲哀をもたらし

生きている訳を

誰にともなく

聞き返したくなる


考えて考えても終わんないなら

いっそ

愛してしまおうか

俺じゃない

誰かさんがそう言う


気持ち悪くて吐いたもの全部戻す


なんだこれは

まるで宙に立ったような現実感だ


嗚呼

嘘だと言ってくれよ

知らず知らずのうちに

俺は服毒を繰り返していたみたい


もう自分の身体じゃない

意識が遠ざかる

まどろんだ曖昧な覚醒の最中

もう一人の誰かさんが

ニヤっと嗤った






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