カチコミです!
王都から馬車で四日、早馬で二日の片田舎。
農村の高台に、シャデラン男爵家の屋敷がある。
屋敷の外観は、実情の経済状況からは想像もつかないほど立派だった。シャデラン家が没落したのはごく近年のこと、前世紀の古めかしいデザインも、荘厳な歴史を感じさせる。
その、巨大な門の前で。
「門を開けてください! グレゴール・シャデラン様に、グラナド城の主キュロス様より重要な連絡を預かっているのです。どうか取り次いでください!」
「そ、そう言われても、無理なものは無理なんだってばっ」
グラナド城からの使者に、戸惑いながらも決して門を開かない、侍女のタニア。
「あたしはただ旦那様からここを通すなと……ま、毎日毎日言われたってどうしようもないんだよ! 文句があるなら旦那様に言ってくださいよ!」
「だからグレゴール男爵に取り次ぎを」
「この門を開けるなって言われてるんだよ! ああもうあたしを巻き込まないで、勝手にやっておくれよう」
タニアはちらちらと屋敷の方を振り向いている。おそらくその視線の先に、シャデラン男爵が隠れているのだろう。まるで子供のかくれんぼみたいに、稚拙すぎる居留守だった。
こんな攻防を、彼らはもう何日も続けている。グラナド城からの使者も、男爵たちももう限界だろう……というところへ。
「……本当にいいんだな、マリー?」
薄暗い馬車の中、声を潜めたキュロス様に問われ、わたしは頷いた。キュロス様も頷いて、御者台の彼へと号令を出す。
「よし――突っ込め!」
――ブヒュォオオオオオオオォォ!――
咆哮を上げたのは、四頭の黒馬だ。街を往く馬のゆうに倍はある馬体重、筋骨隆々の肉体に鋼鉄の鎧で武装している。
前列二頭の連結部には、巨大な丸太……攻城用の槌が括り付けられていた。戦馬車として訓練された黒馬たちは、一切の躊躇なく鉄門に向かって突進する!
「え? ひ――ひきゃああああああっ!」
大慌てで横へ逃れる老女。直後、ずどごんと楽しい音がして、二馬力を載せた槌が鉄の門扉に突き刺さり、紙っぺらみたいに吹き飛ばす。
「うわーぉ……」
想像以上の威力に呆然とするしかない。横でキュロス様が苦笑した。
「すまないなマリー、ここまで荒っぽくするつもりはなかったんだが……俺の親友が、乗り気になってしまって」
「な、な、な、なに、なにこれ戦争、なななななな、なに」
しりもちをついて震えるタニア。年老いた侍女はすっかり腰が抜けたみたいで、鼻息あらく首を振る戦馬を見上げ同じ音だけ繰り返していた。
御者台の男は、馬たちをなだめつつ、さわやかな笑顔で手を上げた。
「やあ! みんな大好き、ルイフォン王子様だよ!」
「な、ななな、なななななななな何」
「僕は全然部外者だけど、面白そうだから参戦したよ! 一回ぶちかましてみたかったんだよね! この馬たちも本領発揮できて嬉しそうだし。なーリンゴ丸?」
「な、な、ななな……名前のセンス!」
困惑のあまり、タニアは一番どうでもいいところに食いついた。
ルイフォン様に仕切らせていてはどうにもならないわ。わたしはキュロス様に合図して、ともに馬車から降りた。座り込んだままのタニアの前に立つ。
「シャデラン家の侍女ですね。あなたに用はありません。男爵はどこですか」
「な、な……なんだいあんたなんの権利があってこんな、いったいあんた、どこの誰だよ!?」
「彼は、ディルツ王国騎士団の新人騎士だ」
わたしが答えるより早く、後ろのキュロス様が言う。わたしは、目深にかぶった軍帽を軽く爪弾いて、マントをたなびかせるという、騎士の礼をしてみせた。
金色をした長めの前髪から、山吹色の目で侍女を見上げる。
「マディと申します、マダム。どうぞよろしく」
「き、騎士? 騎士団が一体、なんでっ……」
「もちろん、シャデラン男爵の強制召喚です。グラナド城にお越しくださいと、文を出してからいつまで経ってもいらっしゃらないので、お迎えに上がりました」
「グ、グラナドって、あの、ずたぼろ娘が奉公に行ってるっていう」
反論しようとするわたしを押しのけ、キュロス様が前に出た。
「俺がキュロス・グラナドだ。美しき男爵令嬢、マリー・シャデランなら俺の最愛の妻だが、ずたぼろ娘とは誰のことかな?」
「えええっ!?」
絶叫するシャデラン家の侍女……ああこれは、本気でそんなふうに思ってたのね。
地面にへたり込んだまま、キュロス様の御姿を上から下まで見るタニア。キュロス・グラナド伯爵は背が高い。それに彼、真顔だとやっぱりちょっと怖い……威圧感のある顔立ちなのよね。老いた侍女は恐怖に震え上がって――
「す……すてきなひと……」
は、いなかったけども、とにかく魂を抜かれたようにぼんやりしていた。わたしは呆れて笑っちゃいそうになったけど、キュロス様はしかめっ面のまま、タニアを睨む。
「おまえはシャデラン家の侍女だな。これはグラナド公爵家の嫡男として、正式な手続きを経ての強制召喚だ。侍女が抗えるものではないし、庇いたてるようならおまえを連行するぞ」
今度こそ本当に震え上がるタニア。それでも、父からずいぶん厳しく言い付かっていたのだろう、どうしていいかわからないようだった。案内しますとは言えず、それでも……視線が……。
キュロス様は見逃さなかった。
「ミオ! 二階の角部屋だ!」
「畏まりました」
クールな声とともに、戦馬車から小柄な女が飛び出した。いつも通りの侍女服におさげ、無表情。音もなく着地すると、やはり音もなく跳び上がり、雨樋を掴んで壁を走る。
「おおおおっ!?」
という悲鳴は、ミオが飛び込んだ窓の向こうから。程なくドタバタと騒々しい音がして、窓から中年男が顔を出す。
グレゴール・シャデラン……お父様。
部屋にいるミオが後ろ襟を掴み、シャデラン男爵の頭を突き出していた。じたばたしながらミオを振り返り、わめくお父様。
「ひいぃぃっやめろ放せ、なにをするーっ!」
「捕獲完了。落とします」
「えっ、落とさないでっ!?」
わたしは叫んだ。しかし本当にポイッと投げ落とされたので、慌てて走る。が、キュロス様のほうが早かった。わたしより先に駆け寄り、落ちてきた父を受け止めてくれた。
「ナイスキャッチです旦那様」
二階から手を振るミオ。キュロス様は呆れて嘆息した。
「受け損なってたらどうする気だったんだ。打ち合わせにないことをするな。ジャンケンにも負けたくせに」
お父様は恐怖のあまり、胎児みたいに体を丸め小さくなって、キュロス様にしがみついていた。ぶるぶる小刻みに震えている。キュロス様は、そんな中年男を抱えたままでビクともせず……体格差のせいもあって、まるでお姫様を抱える騎士みたい。実はお父様、わたしよりも背が低いので、案外いい感じに収まっているのよね。
そんな体勢のまま、キュロス様は父を見下ろし、囁いた。
「お久しぶりです。お会いしたかったぞシャデラン男爵……いや、お義父様」
「っう……ぐ! お、下ろせ、放せっ!」
父は、キュロス様の胸を殴った。転がるように地面に降りると、脇目も振らずに走り出した。館に籠城するつもりか。もちろん、それを見逃すグラナド家ではないのだけど。
館に駆け込もうとする父、そこに立ちふさがったのは、父より年上の紳士だった。ぱりっとキメた洋装に、白銀色の髪を後ろへなでつけた老執事は、深々と頭を下げる。
「初めまして、こんにちは。キュロス・グラナド伯爵の執事、ウォルフガング・シュトロハイムと申します」
相手の物腰の柔らかさを見て取って、お父様はニヤリと笑う。のけぞるくらいに胸を張り、ウォルフガングを怒鳴りつけた。
「そこをどけ爺、使用人ごときが、私の邪魔をするな!」
お父様は拳を振り上げ、老執事に殴りかかろうとした。あっ危ない、お父様が! ――と直感した通り。ウォルフガングはヒョイと父の拳を躱すと、散歩に出かけるみたいな軽い足取りで、お父様の軸足を蹴り払った。
気持ちいい勢いで一回転し、地面にひっくり返るお父様。空を見上げてぱちくりしているのを、ウォルフガングは、やっぱり紳士の微笑みで見下ろした。
「侍女も執事も強くなくては、旦那様の御供は務まりません」
無意識に、助けを求めるように視線を這わせる父。だが近づいてきたのはキュロス様と、ルイフォン様。黒髪に褐色肌の伯爵と、白銀髪に白い肌の王子様は、一寸のズレもなく同じ言葉を父へと告げた。
「もう逃げられないぞ」
――父は、完全に沈黙し、脱力してしまった。二人の美丈夫に引きずられるようにして、戦馬車へと連行されていく。
そこへちょうど、館からミオが出てきた。両脇には中年女と幼い男児……お母様と、弟のセドリックを連れている。わたしは帽子を深く被りなおして、肉親二人の前に跪いた。
「恐れ入ります、お二人にもグラナド城へお越し頂きます。馬車へどうぞ」
「……なんのご用事かしら?」
ぼんやりした声で呟いたのは、お母様だった。とぼけているのではなく、本当に現状が理解できていない様子だ。まだ六歳の弟のほうがなんとなく察したようで、不安げにわたしを見上げる。
「騎士さま、ぼくたち、逮捕されるの?」
「詳しくはお城についてから」
「こ、殺されるの? マリーおねえちゃんは? おねえちゃんももう殺されたの?」
わたしは微笑み、弟に顔を近づけた。耳元でそっと……イプサンドロスの言葉を囁く。
「大丈夫。わたしは元気よ」
ぎょっとする彼に人差し指で「ないしょ」と伝え、わたしはキュロス様に、セドリックは両親と別の車にしてもらえないかと聞いてみた。
ディルツ王国騎士団所有、四頭立ての戦馬車は意外と乗り心地がいいのだけど、やっぱり威圧感がすさまじい。もう一台の車、グラナド城の豪華仕様車に案内するとセドリックは目を輝かせた。
「か、カッコイイ……ぼくこんなカッコイイ馬車に乗っていくの?」
「カッコイイおにーさんも一緒に乗るよー」
ルイフォン様が言うと、弟は目を丸くして、今度こそ大歓声を上げた。
「すごい! おにーさんキラキラしてるね!」
「おおっ、なんだかずいぶん久しぶりに、ちゃんと褒めてもらえた気がするな。そうだよ僕はカッコイイのだよ」
「おにーさんは騎士なの? 王子様なの?」
「騎士団で一番えらいひとで、三番目の王子様だな」
「騎士で王子! すごいよすごいよほんとうにカッコイイ、騎士って本当に剣を使うの? 王子様ってモテる? あのねあのねぼくねマリーおねえちゃんにね本を読んでもらってね、騎士がね王子がね勇者がね魔王がね! うちの鶏がね野良猫がね、丸がね四角がね三角がね!」
あーあ……セドリックったら……お父様が連れて行かれたからって、思いっきり本性が出ちゃってるわ。わたしはこっそり頭を抱えた。喋りだしたら止まらない、シャデラン家随一の人懐っこさ。相手をすれば一日中でも喋っていて、ちょっと休ませてと席を外すと、ロバに向かって続きを喋るのだ。
さぞルイフォン様も辟易するだろう、と思ったら、王子様はニコニコ。セドリックと手をつなぎ、楽しそうに話しながら歩いて行った。
先に父が乗せられた、戦馬車のそばには、小柄な少年が立っていた。年の頃は十二、三歳で、赤い髪に粗末な服装。『王子様の奉公人』である彼は、お母様に手を差し伸べる。
「ご婦人、荷物があればお預かりします」
「ああ……ありがとう、平気ですわ。わたくしは何も持っていくものなど――あなた何故こんなところにいるの!?」
突然、お母様は悲鳴じみた声を上げた。少年が跳び上がり、
「えっ、あっ、お、オイラは」
「その赤い髪! 不吉だわ! まさかあなたまで馬車に乗るんじゃないでしょうね!」
予想外の方向でヒステリーを起こされ、少年もわたしも、キュロス様たちもが絶句する。何を言っているのこのひとは? 母はとにかく、赤い髪をした少年との相乗りは絶対に嫌だと叫び続けた。誰もが困惑する中、ウォルフガングが近づいて、
「大丈夫ですよご婦人、それは古い迷信です。赤毛が家を不幸にするというのは、若い世代じゃ誰も知りません」
「でもアナスタジアは死んだわ、サーシャ様も殺されたわ! あんなに裕福だったシャデラン家がお菓子も食べられないくらい困窮してっ……!」
「それと赤毛の呪いとは何の関係もございません。気持ちが荒れるなら、彼は別の車に乗せましょう。さあご婦人、僕の手を取って」
ウォルフガングは優しく母の手を取って、戦馬車へ導いた。続いてキュロス様も入ってから、わたしのほうへ手を伸ばす。
「さあ、マディも」
わたしは頷き、乗り込んでいった。
二台の馬車が、シャデラン領を縦断する。前を行くのはグラナド城の高級馬車。ウォルフガングが操り、中にはルイフォン様と奉公の少年、セドリック。後ろの戦馬車をミオが操り、シャデラン男爵夫妻とキュロス様、そしてわたし。
シャデラン領の貸し馬車とは全く違い、乗り心地は良いのに足が速い。三か月前、同じ道を来たときの倍ほど早く、夜には道程の半分を超えていた。
街道の宿で一泊し、朝早く出発すれば、明日の夕方には城へ到着できるという。
夜……二人部屋で、赤毛の少年アーサーは、ベッドに寝転がり絶叫した。
「ああーー暑い! 鬘がこんなに蒸れるだなんてっ!」
「あまり大きな声を出さないで、お姉様」
わたしが窘めると、アナスタジアお姉様は頬を膨らませた。自分の赤毛と、わたしの金髪をクイクイ引っ張って、
「だってほんとに気持ち悪いんだもの。殴り込みはいいけど、変装していくとは思わなかったわ。別に、マリーとアナスタジアでお父様たちを連行すればいいでしょうに」
「……一度やっておきたかったのです。こうして立場を変えて……別人の視点で、両親を近くから見つめることで、真実を見極めようかと」
アナスタジアは肩をすくめた。
「それで何が分かるのか、あたしは分かんないからお任せするわ。ねえそれより、お風呂はどうすればいいの? この宿って男用と女用、一つずつしかないんでしょ」
「店主には話を付けてあるわ。両親が入浴を終えれば外鍵で部屋に閉じ込めてしまうから、あとはわたしたちの自由よ」
わたしが言うと、アナスタジアは目を細めた。ベッドの上であぐらをかいて、フフンと鼻を鳴らす。
「だったらマリー、伯爵と一緒に入ってきたら?」
「なっ……なにを言うのっ?」
「ていうかあたしとじゃなく、彼と同室にすればいいのに」
「だ、だ、だ、ダメよ。だってそんなすぐ隣が両親……じゃなくて部屋が三つしかないの、ミオとウォルフは見張りを兼ねて馬車にいるし、わたしとキュロス様が同室だと、アナスタジアはルイフォン様と一緒になるわ! それでもいいのっ!?」
そういうと、アナスタジアは「なるほど」と納得してくれた。はぁーっ、心臓が痛い。
わたしも鬘が蒸れたのか、顔も頭も熱くなってきた。火照った頬を冷まそうと、念のため男装用ジャケットや帽子を被り、部屋から出る。
と、すぐ目の前にキュロス様がいた。ちょうど扉をノックしようとしていたらしい、握っていた拳から、人差し指を立てる。
「声が大きい。女の声が、隣の男爵らまで届くぞ」
「ご、ごめんなさい。気を付けます」
「窮屈だろうが、もう少しの辛抱だ。明日にはグラナド城につくからな」
わたしは頷き、微笑んで、胸元に手を押し当てた。
「案外それほど窮屈でもないですよ。アナスタジア曰く、この服は単なる男物ではなく、女性のボディラインもちゃんと計算されているそうで、胸のふくらみも、息が苦しくないように……ほら上手く隠れてるでしょう? 触ったらさすがに分かってしまうのですけど」
「触っ……ゴホッ。そ、そうか。いや心地がいいなら何よりだゲホッ」
「ええ、平気です。キュロス様こそどうなさったの、そんなに咳をして」
「何でもないゴホンッ。それより風呂が空いたぞ。男爵らはもう部屋に閉じ込めた。一緒に行こう」
「えっ一緒に!? あのそれはちょっとコホッ、嫌とかではないのですがケホンッ」
「ゴフッ!? 一緒に行くのは入り口までだ、ちゃんと男女で分かれるから!」
「あっあっあっそういうことでしたかごめんなさいケフッケフンッ」
「はーいお二人さん、横を失礼しまーす」
ゲホゲホ言ってるわたしたちの間を、アナスタジアがトコトコ歩いて抜けていった。その先には、壁にもたれてニヤニヤしているルイフォン様。
「ここまで来てもあんな感じなんだねえ。どうするアーニャ、僕たちがどっちかの風呂と部屋を一緒にすれば、あの二人の仲は一気に進展すると思うけど?」
「冗談じゃねぇーわよ。ていうかアーニャって呼ぶな馴れ馴れしい」
「水臭いなあ、初めて会話をした仲じゃないか」
「赤の他人にもほどがある。あなた何様のつもり?」
「いやそれは一応、この国の王子様のはずなんだけど……」
「……自分で一応とか言っちゃうところは嫌いじゃないわね」
なんとなく楽しそうに話しながら、風呂場へ向かう二人。わたしもあとに続こうとして、キュロス様に腕を掴まれ、止められた。
ノーメイクで男装姿のわたし、それでも彼の甘く熱い視線は、今までと何も変わらない。わたしを抱き寄せて……。
「待って、やめて……」
慌ててわたしは、彼の口元を手で塞いだ。手の平に唇を押し当てて、キュロス様は切なく囁く。
「どうして? 部屋が別なのは仕方ないが、あれからキスも出来ていない」
「だ、だって、あの……あっだめ……」
指の腹を甘噛みされて、甘い痺れに震える。蕩けてしまいそうなのをどうにかこらえ、わたしは帽子で顔を隠した。
「だめ、今あなたとキスをしたら、わたし……女の顔になってしまうわ」
キュロス様は無言で身を離した。宿の壁に額を押し付け、大きく深呼吸を二度すると、突然走り出す。前を行くルイフォン様たちを追い抜いて、
「近所を走ってくる!」
「行ってらっしゃい、夜道に気を付けたまえよ」
ルイフォン様は手を振って、親友の全力疾走を見送った。
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いつも読者さまからの感想や、忌憚のないご指摘にも助けられております。
誤字報告も、大変ありがたく適用させていただいておりますが、サイト誤字報告機能をつかっての『文章表現、作風、筆致』部分への添削はご遠慮ください。どの言葉を漢字に変換するかひらがなに開くかは誤字ではなく、作品の雰囲気作りや、幅広い層の読者様に気軽に読んで頂けるようにと、筆者の考えがあってそう表記しております。
本当に誤字である部分への修正作業時間確保のため、誤字報告は明確な誤字脱字誤用にとどめていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。




