第六十八話 怖いよ、怖いんだ
映画を姉妹ふたり、一緒に観ていた。
演奏家と、それを見守る家族の映画。その、一生の物語。
暗い映画館で、ふたり並んで。ひとつの大きなポップコーンのカップをつまみながら、スクリーンを見上げている。
不意に、座っていたはずの座席が消えた。
気が付けば自分は立ち上がって、ドレスを着ていて。いつしかその両手には楽器を、愛用のヴァイオリンと弓とを握っていて。
演奏をしていた。
全身を使って、持ちうるすべてを出し切らんがほどに、全霊で。
弾いているのにしかし、そこに音はない。弦も弓も、擦れあっているはずなのに、なにも聴こえてこない。なのに、弾いているという感覚はある。
「──お姉ちゃんっ?」
そう、向き合っているのは楽器だ。しかしわかる。背後の、姉の様子が。
姉はいつしか車椅子の上の人となって、やがてその背後に立ったふたつの影に、それを押されていく。
寄り添いあう、男女。ひと番いの、夫婦。誰より自分と姉とが知る、それは肉親たちの姿だ。
「小雨姉さん……晴彦お義兄さん……?」
姉夫婦がいる。今はもう亡いはずの彼女たちの姿に対ししかし、不思議にも雪羽は「なぜ」「あり得ない」そのような心境が先に立つことはなく。
ただ遠ざかりゆく三つの、家族の背中へと手を伸ばす、届かない場所へ行ってしまう皆に置いてけぼりにされる恐怖ばかりが彼女を襲った。
押される車椅子。押していく、夫婦。自分からそれは遠く遠く、離れ闇に紛れ消えていく。
「待って! 小雨姉さん! 晴彦さん! ……不知火、お姉ちゃんっ!」
そうやってひたすらに、三人の名を呼んだ。しかし消えゆく影は、応じることはけっしてなかった。
名前を、呼ぶ。ただそれを繰り返すばかりで──その声が、ようやくに雪羽の意識へと覚醒を、促した。
気付けば、見上げていた。
見慣れているけれど、しかし近しい期間においては見慣れぬ天井。かつては当たり前で、今はそうではない場所。
そのベッドに眠りに落ちていた自分をやがて、雪羽は認識をした。
「ここ……あたしと、姉さんの、部屋……?」
なんで、家じゃないんだっけ。どうしてここで寝てるんだっけ。咄嗟に思い出せず、額に悪夢の残滓の寝汗を浮かべながら、目を瞬かせる。
机の上の目覚まし時計は、朝の五時ごろ。まだ夜明けにも満たない、暗い冬の早朝を示している。
「ああ、そうだ。おじさんや彩夜が心配してくれて──」
ひかりのこともある。しばらくは白鷺家で寝泊まりするようにと、勧められそれに従ったのだった。
あの広い部屋に、ひとりは心細いだろうから。私たちもお前をひとりにしているのは不安だ──そう言ってくれたおじさんの危惧は、たった今見ていた悪夢からすると見事に的中してしまったことになる。実際、目覚めてほんとうにひとりぼっちの家に気付いたら、どれほど寂しく辛かっただろうか。
姉が。不知火が去っていく、夢。彼女の視界に映るものが、この世界でなくなっていくこと。
たった今見たばかりの夢を思い出すにつけ、雪羽は身震いをする思いだった。
「映画、だけじゃない」
姉ともう、できないかもしれないことはいっぱいある。
たくさん、たくさん。これからふたりで、姉さんたちのぶんまで紡いでいくはずだったもの。
それは、クリスマス。お正月。
春の小道。お花見。遊園地や、動物園だって。
ひかりを育てながら、ふたりでそれらを歩んでいく、見つめ、思い出を刻んでいく。そんな日々が、いつかやってくる未来より先、その道の上にはあるはずだったのに。
「一緒にいたいって、願ったのに。離さないなんて、偉そうなこと言って」
お姉ちゃんがそうしていたように、自分だって肚はくくっていた。覚悟は、決めていた──つもりだったのに。
急にその日がやってくるだけで、こんなにもあたしは脆くて、弱くって。
このままもし、お姉ちゃんの眼がもとに戻らなかったとしたら。
やってくるはずだった未来を想定よりもっとずっと早く、引き寄せてしまったのだとしたら。
「やだ、よ。嫌だよ……お姉ちゃん」
人間の、覚悟の脆さというものを、雪羽は痛感させられていた。
望んでいいと姉に促したのは、自分だろうに。支えるって、決めたはずなのに。全然なっちゃいない。わかっちゃ、いなかった。
声震わせ、潤む瞳を、誰に見せるわけでもないそれらを包み隠すように、持ち上げた自身の両腕が覆って、自らの肌と肌とを重ねていった。
* * *
ゆるやかなスピードで進む愛車のステアリングを握り、右折のウインカーを出しながら、レイアは思い起こす。
昨晩のこと。アメリカに帰りゆく、飛行機に乗る直前のリースのことを。
「あの姉妹のこと、お願いします。レイア先生」
搭乗口へと向かうロビー。振り返り微笑んで、リースはレイアにそう言った。
なんか、意外だな。思わずぽろりとそんな率直な感想を漏らす、自分があった。
「もっと、ズドンと落ち込んだままかと思っていた。いくら不知火が励ましてくれたとはいえ──大丈夫なのか、お前はお前で」
彼女は、自分が不知火に災厄をもたらしてしまったと気にしていた。
それは同じく自責の念に苛まれていた雪羽とはまた、異なったかたちで。
自らの妹のために進路すら選択するリースである、その責任感は強い。不知火自身が気にする必要はないと背中を押してくれたとはいえ、その性質が未だ響いているのではないか、そのまま帰国の途に就くのではないかと案じていたのだけれど。
「落ち込んでる資格があるのは、私じゃないですから。──だって、ほら」
しかし案に相違して、銀髪の少女の様子は落ち着いていた。
「大変なのは、私じゃないでしょう?」
待っていてほしいと前を向いた不知火の言葉が、彼女の気持ちをもまた、前進へと向かって目線を変えさせてくれたのだろうか?
「シラヌイのおかげです。私の今回の来日はシラヌイにはなにひとつ、プラスになるものをもたらしはしなかったのにね」
自嘲気味に、けれど可笑しそうに、リースは肩を竦める。
そう、自分はなにもあの子に与えはしなかった──むしろ、原因となって彼女から奪ってしまう側であったのに。
「喪う未来を知りながら。それでも「お姉ちゃんでいる」ってことはあんなに強くなれるんだ、って思ったの」
自分自身が喪いながら、彼女はそうあることができた。それはリースにとってはもたらされた希望でもあり。
当人である彼女でさえ、あんなにも強くあれるなら。
自分もそうしなくて、どうする。そう、思った。
「私も、強くならなきゃって思えたんです。私が彼女たちにしてしまったことは消えないけれど──それでも、私も姉として、ああいう風にありたいと思った。私の場合はとくに、残される側なんだから」
不知火という少女がそういうことを思わせてくれる相手だから、自分も前を向いて立ち去っていける。彼女を、信頼して。自分がより強くあるために
訂正しないといけない。期間の問題じゃない。立派にあの子は、シラヌイは……ユキの、お姉ちゃんだって。
「あとは──ユキが少し、心配」
リースのその表情が少し眉を寄せて、肩を竦める。
僅かの心残りと、どうしたってノイズのように残る微量の不安とをそこに映して。困ったように、リースは苦く微笑をする。
「背負いすぎるから、あの子は。だけど、それでもあの子も、私のことを恨み抜いたって当然なのにそうはしなかった。ひたすらにシラヌイのことを心配して、自分を責めるばかりで」
それは弱点であると同時に彼女の美点だ。
「でもそんなあの子だから、ミラージュのことを精一杯やる自分の傍に、私はいてほしかったのだと思う」
競い合う間柄として。同じ道を行くものとして。
「今はそんなユキと同じくらい、シラヌイのことも信じられる。私に、待っててほしい、って言った彼女の言葉を」
あの姉妹なら、乗り越えられるって。
信じてこちらも、海の向こうで待っています。あの姉妹と同じ未来に向かい歩いていく、私たち姉妹、ふたりで。
──言って、笑って。リースはロビーの向こう側に消えていった。
それが、昨晩のこと。
「ユッキーのやつも、ああやってまた笑えるといいんだがな」
ウインカーを出して、国道を右に。助手席には、雪羽に渡すつもりだった近所のフルーツ・パーラーの、フルーツ・サンドの紙袋が揺れる。
時刻は午後と午前が、曖昧になってくるような頃合い。どうせ食欲などなく、あまり食事も摂っていないだろうからと、会えば渡して、無理にでも食べさせるつもりだった。
しかし、どうやら出遅れた。ひかりの様子を見るついでに、雪羽を拾っていくつもりで寄った白鷺家には、既に彼女の姿はなく。夕矢からはもう病院に出かけた旨、告げられた。
雪姉、あんまり眠れてないんだと思う。一度、朝早くに起きてきて──そのまま、一度部屋に戻っていったから。俺たちみんな、ちゃんと朝ご飯くらい食べるよう言ったんだけど。次に出てきたときはもう、着替えてた。それで、病院に行くって出ていった。
少年はひかりを両腕にぎこちなく抱いてあやしながら、レイアにすまなそうにそう伝えた。
「……もうちょっと、うちらの身につけた医学が万能で、なんでもできるものだったらよかったんだけどな」
なんの不安も問題もなく、あっさりと不知火の眼を今このとき見えるようにするだけでも、治せていたら。
そして、彼女の心のひずみを、癒してやれていたら。
向かう先に大学病院の建物が見えた。
もう、雪羽はひと足先に、不知火の待つ病院へと着いた頃だろうか?
* * *
やっぱりちょっと、不便だな。
半ば恐る恐るといった風に指先で、林檎に刺された爪楊枝の柄をまさぐるように探しながら、ふとぽつりと不知火は言葉を漏らす。
双眸を包帯に覆われた状態で、ベッド上の彼女は口許だけで苦い笑いをつくっている。
「大丈夫?」
星架が、見舞いの手土産に持ってきた林檎である。それを剥いて、切りそろえたのもまた星架自身。ベッドテーブルの皿には、楊枝の刺さったそれらがきれいに放射状に並んでいる。
何度か既に、彼女は林檎の爪楊枝を、摘まみそこねていた。包帯に塞がれた視界では見て確認できなくて──しかもそうなったばかりなのだから、仕方がない。
「そのうち、慣れるのかな」
数回の挑戦ののち、ようやく指先に楊枝が触れて、不知火はそれを静かに持ち上げていく。
彼女がひと口を齧ると、しゃくり、と小気味のよい音をその歯触りが立てた。
──星架の眼から見て、彼女が愛するその少女は不思議なほど、穏やかで落ち着いて見えた。
眼が見えなくなった。一過性のものか、永続的なものなのかはわからないまでも、たしかに今、彼女の双眸はその機能を喪っている。
間違いなく「見えない」のだ。
不安や恐れは、ないのだろうか。無論ないはずはないのだろうと、わかってはいるけれど。それでも意外なくらいに、落ち着いているように思える。
こちらが、当人でもないのに気にしすぎているのだろうか? ……逆にそれが、彼女の重荷になってしまうのではないかとすら、思えてくる。
「雪羽ちゃんは?」
「先生のところ。話を聞いて、それから薬、もらってくるって」
じきにレイアもくるよ。その口調は、なにげない。
強い子だ──想い人の見せるその様子に、星架はそう思わずにはいられない。
サクサクとした歯応えの音をあとに響かせて、林檎を嚥下して。ひと息を吐いた不知火はやがて、暫し考える素振りをしてから、星架へと顔を上げる。
幸いにして彼女がまったく逆の方向に星架の姿を求めることはなかった。
窓際のベッドには、彼女の向いた側にのみ、来客用の椅子が備え付けられていたから、見えずとも彼女が星架のいる方向を、声と気配という材料だけでも間違えはしなかったのである。
「──ね、星架さん」
「なあに? まだ林檎、あるわよ」
「ああ、うん。それは、星架さんも食べなよ。おいしいよ。……じゃ、なくってさ。ちょっと、ね」
どうしても。やっぱり我慢できない。
星架さんにだけは、言いたい。伝えたい。聞いてほしいことがあるんだ。
「ゆきには、言えない。見せられない、ことだから」
「?」
なあに、と。言いかけながら星架は顔を上げる。
そうして移ろう目線の流れの中に、ある一点へと目が留まり、気付く。
もう、そこにそれがあることはわかっているはずなのに。既に指先は触れているのに──彼女の細くて長いきれいな指が、林檎の楊枝を掴めずにいること。
見えていないからじゃない。指先が、震えているから。
「ほんとはやっぱり、……怖いんだ。このまま永遠に、見えないかもしれないってことが」
彼女は指先を、引いていく。そこから伝播をした震えが全身に広がるように、それを抑え込むように、不知火はその両腕で自身を抱いて。
「言葉では、言えるよ。ゆきにだって、怖いって。だけど、私はゆきの、お姉ちゃんだから」
だから、今のゆきには。
あんなにも傷ついて。あんなにも責任を感じているゆきには、見せられない。彼女に見せるわけにはいかない──私の、怯えを。
私を支えてくれる子だからこそ。私だって、お姉ちゃんだから。
「怖いんだ。嫌なんだ、こんなの。喪いたくない」
「不知火」
いくら、覚悟してたって。どれほど、いつかこうなるとわかっていたとしても。
不意にそれが訪れて、まったく怖くないなんて、あるはずがない。
雪羽ちゃんにだって縋って、抱きしめて。泣き叫びたかったに決まってる。
「不知火。……そうだ、そうだよね」
そうだ。そんなの当たり前のことじゃないか。ほんのたったひとときだけでも、彼女が──平気そうだ、大丈夫なんだ。強い子だ──そう思った短絡的な自分に歯がゆさを、星架は憶える。
彼女はまだ、高校一年生なのだ。自分と比べてさえ若い。幼いのだ。
泰然としていて。ゆるぎないように見えたとしても、それは妹や周囲を気遣っているから。
弱さを見せずにいるだけ。ほころびの一切ない、鉄壁でいられる心なんて、持ち合わせているものか──……。
「そうだよね。怖いよね──雪羽ちゃんの前では、お姉ちゃんでいたいよね」
ベッドの上の彼女を、星架は胸に抱いた。涙によるものだろう、ほんのりと、その双眸に巻かれた包帯が湿っているように思えた。
「私、また見たいよ。ゆきの笑顔。ひかりのこと。星架さんのこと──このまま一生、見えないままなんて、いやだ」
涙声に、不知火は言った。すすり上げる、その音が病室に木霊した。
震える声が、嗚咽となって星架にも、染み渡っていった。
「怖いよ、──怖い」
ああ。この子にとって雪羽ちゃんは寄りかかるべき場所で。だけれど同時に、彼女の護らねばならぬものでもあって。
ただ今、一方的に寄りかかることができるのは、そうだ。私、だけなんだ。
「私が、いるよ。ここにいる。泣いていいよ。怖がって、いい」
ここにいる。私はここにいる。星架は怯える不知火にただ、繰り返す。
私だっている。
雪羽ちゃんだって、いるんだから。あの子と寄り添いあって。姉妹同士、寄りかかりあって。
今は無理かもしれない。でもあなたたちはそうやって支えあい、いたわりあってきた姉妹だから。
離れたり、しないから。
でもそれで足りなくて、妹に寄りかかれない部分はうんと、私に寄りかかってくれていい。その重さを、預けてほしい。
あなたの世界に、私はいるから。
あなたが怖がるなら、私はあなたを抱きしめる。
雪羽ちゃんにできないなら、そのとき私はきっとあなたを、支える。
* * *
駒江、不知火さんの病室を伺いたいんですが。
──先生のところで、所見を聞かされて。薬局で薬を受け取って戻るその道すがら、不意のタイミングと、想定せぬ方向から雪羽は、姉の名をそうして耳にした。
薬の紙袋を抱き、俯きがちだった顔を上げる。数瞬、辺りを見回すと、受付のところで立ち往生をしている中年男性と、その傍らの女性と。カウンターの向こうで彼らに向き合い、困り顔をしている看護師さんの姿が目に留まった。
今、たしかに。彼らは姉の名を言っていた。
見舞い? いったい、誰だろうか。少なくとも自分の知る人物ではない。その夫婦と思しき人々はいずれも、雪羽の知るところではない。
「──あの」
だから、足が止まった。なにやら話し合っている様子の中年夫婦に半ば無意識、そして半ば善意に歩み寄っていく自分がいた。
男性はスーツ姿。女性もまた、かっちりとした、かしこまった着衣に身を包んでいた。
改めて向き合っても、その両者の顔は記憶にない。こんな人たち、果たして姉の知人にいただろうか? どこから姉の怪我を聞きつけてきたのだろう?
「あの。不知火は、あたし……えっと、私の姉ですが」
姉の、お知合いですか。
訊ねながら、しかし雪羽はそうする前に気付くべきだった。
すべては寝不足と、疲弊しきった精神状態とがその判断能力を鈍らせ、深く思考することを困難としていた。だから目に留まり、気付いたものにありのまま、向かい合ってしまう。
それを、自分にとってひどい重荷となるものであると知らず。気付かずに。
そう。この段階でもまだ、気付く要素はあった。
名乗り出た雪羽に対し、目的の相手が見つかったにもかかわらずその夫婦はしかし、安堵の色は薄く。むしろ顔を見合わせ、表情を硬くし緊張の面持ちを見せる。
その手に、デパートの紙袋が──高価そうな菓子折りの包みが入ったそれが提げられているのを、雪羽は見る。
「え?」
意を決したように、旦那さんと思しき男性が口を開く。
それはその場で、深々と頭を下げながら。付き従うように、女性のほうもまた同じく腰を深く曲げ、低頭していた。
「このたびは、大変に申し訳ありませんでした」
──と、いうようなことを言っていたのだと思う。
そこから先はよく覚えていない。
姉の、薬の紙袋が両腕の中から滑り落ちて、フロアの床を滑っていった。
名乗ったそのふたりの正体が、それによって生まれた衝動が。雪羽の思考能力をかき消して、真っ白にしてしまったのだと、あとになればわかった。
気付けば、金切り声を上げて叫び喚いている自分がいた。……らしい。
いつの間にかそこにいたレイアさんに取り押さえられ、必死に宥める彼女の腕の中でもがいていた。
こないで。
帰って。
そんなことをきっと、頭を下げたままの彼らへと口走っていたのだと思う。
雪羽と出会い名乗った、彼らは。
謝罪へと訪れた、その夫婦は。
愛する姉・不知火を襲い、その光を奪っていった少女の──その両親だったのである。
(つづく)
陰る展開が続いてますね。
次回から徐々に「上がっていく」予定ですのでお付き合いいただけると幸いです。




