第二十五話 親友だから、できること
第二十五話 親友だから、できること
いい、島ですね。──レンタカーの後部座席で、彩夜がふと言った。
「月並みな言葉ですけど。なんだか、彩夜は好きです。こういう、穏やかな場所」
もの静かで優しい、妹の幼なじみである少女は、窓の外に流れる風景を見つめながら、吹き込む風にその双眸を細めている。
「聞きました。雪羽ちゃんと、いっぱいいっぱい、お話をしたって。いっぱい、ほんとにいっぱい。伝えることがあったんだって」
「彩夜」
とめどなく溢れてくるようにも思える彼女の言葉を、助手席に身を沈めて不知火は聴く。ステアリングを握るレイアはただ、ふたりのするがままに任せている。
「昨日、レイアさんに呼ばれて。彩夜もここに呼ばれたってことは──一緒に知っても、いいってことですよね」
車は、走っていく。
雪羽たちが、待つ場所へ。
彼女とともに歌奈が、詩亜が。そしてみっちゃんが一緒に待っている、その場所を目指していく。
急ぐでもなく、けれど確実に。
レイアの車は不知火と、ほんの数分ほど前に島に到着したばかりの彩夜とを乗せて、走っていく。
「──うん。そう、だね」
レイアが彼女を、歌奈たちを呼んでくれて、今はよかったと思っている。
「ゆきが、受け容れてくれた。そんなゆきがいてくれたから。その、勇気が持てたんだ」
折を見て、なんかじゃない。
状況が整ってしまえば、今伝えるのが最もふさわしくて、正しい選択であるように思えてくる。
「みんなは、どこに?」
歌奈と、詩亜と。そして彩夜にも、伝えよう。
ゆきの繋いでくれた絆が、結んでくれた友人たちへ。ゆきに、伝えたことを。
みっちゃんの案内で、ひと足先に向かっているはずだから。
──ゆきは、どうかな。きっとまだ、ひとりでは行けないだろう。道を憶えるのはそんなに得意ではないはずだった。みっちゃんが結局、ゆきも含めて先導することになっているはず。
ひかりを連れて、皆で待っている。
「私の家。この島での──私の、実家」
伝えられるその瞬間を、待っているのだ。
不知火の、これからのこと。
ゆきと一緒に出した、結論のこと。
その結論に、ふたりで辿り着くことのできた、その場所で。
* * *
──そう、伝えるつもりだったのだ。
厳かに。落ち着いて。ひとつ、ひとつ。たしかな段取りを踏んで。受け容れてもらえるように。
「え、っと。歌奈?」
うまく言えるだろうか、とか。
どんな顔をそのとき、自分はしてるかな、とか。考えていたことは多かった。なのに。
「んー? どしたん、雑巾はそっち渡したっしょ? ほら、あんたの家なんだから家主がサボらないの」
いや、そうじゃなくてさ、……なんて。言葉を挟む隙もありはしなかった。
周囲に漂うのは、掃除用洗剤の、レモンの香り。
不知火に対してサボるな、なんて言った歌奈はひと息ついてか、バンダナのように頭に巻いていたタオルを外して、頬を流れる汗を拭う。
くるくるとキャップを回して、半分ほど既に飲んだ、スポーツドリンクのボトルを呷る。
いや、だから。サボるなって。そういうことじゃなくってさ。
「にしても、さすが昔ながらのつくりの日本家屋。広いし、探せばいくらでもでてくるね、綺麗にしときたいところ」
「ああ、うん。それは……まあ」
褒められてはいるのだろうけれど。
「じゃなくって。なんで、掃除を」
わざわざ島にまで来てもらって、そのうえ。そういう、なんだか申し訳なく思えてくる気持ちすらある。
不知火にそんな気持ちを抱かせるくらい、詩亜も、歌奈も、合流してみれば当たり前のようにせかせかと立ち動いて、不知火の実家の掃除に勤しんでくれていて。
でも、ほんとうに──なぜ?
「わっかんないかなぁ」
「?」
タオルを大きく振って、肩にかけて。歌奈は前髪をかき上げる。横目にこちらへ目線を流して、そして静かに伏せる。
「そんなの。あんたと雪羽の大事な場所だからに決まってるじゃん」
「え」
身長では流石に、歌奈のほうが不知火より、ずっと低い。自然、あちらから見上げてくるかたちになる。
タオルを握った片手で、不知火の胸をぽんと叩いて。片目だけ開いた彼女は、上目遣いにこちらを見つめている。
「なんか、あんた的には深刻な話があったんでしょ。アタシや、ねーさんや、彩夜に。レイアさんがわざわざうちらを呼びよせるくらいには、重要な」
この場所で話したいこと、あったんでしょ。
歌奈の問いは紛うことなく、的を射ている。
「でもさ、多分。……多分なんだけど、あんたにとって一番重要な部分は、きっともう終わってるんだよね」
「え? ……終わって、る?」
「そ。あくまでメインは、雪羽にそれを伝えることだったんでしょ? だから、一緒に来た。ふたりっきりで、伝えたかった。この島で、この場所で」
その、通りだった。
ここ数日間、ほんとうに不知火の頭の中は、これからのこと。雪羽に伝えるべきことと、どう伝えるかでいっぱいで。
それをやりきった、雪羽と通じ合えた──その気持ちで肩の荷がいくぶん降りたように感じられていたのも、また事実だった。
「あんたの特別は、誰よりも雪羽なんだからさ。アタシたちじゃあない。それでいいんだよ」
「歌奈。あのね、それは──」
「別に、うちらはおまけかよー、みたいに拗ねて言ってるわけじゃないよ。もう、一番しんどい部分は終わったんでしょ、ってこと」
知らず、弁解めいたことを言いそうになっている自分がいた。
機先を制するように、歌奈の立てた人差し指が、不知火の唇を軽くつついて、沈黙を促す。
「そんなに、身構えなくていい。一番大変で、しんどい儀式はひとまず終わったんだから」
あんたの家族は雪羽。
アタシたちは友だちだけど、あくまで外野なんだからさ。
気楽に考えて、いいんだよ。
これもアタシらが、外野だから言えることなのかもしんないけど。
アタシらに対してまでしんどくなる必要はない。
「伝えたいことがあるなら、まずはこの家をきれいにしてから。なんなら、話を聴くことは古都町に戻ってからだってできるでしょ」
だから、アタシたちはいい。
あんたと雪羽の大事な場所を、……せっかく人数がいるんだから、きれいにしないと。そっちのほうが、大事だと思うんだ。
「そうそうしょっちゅう来られる場所じゃないんだからさ。手伝わせてよ」
タオルで汗を拭って、歌奈は再び目線をこちらに流す。
そこまでやって、少し照れたように、交差した視線を外して。背中を向けて歩き出す。
さ。次、どこやろっか。気を取り直したように、彼女は言って。
「──歌奈」
「うん?」
「ありがとう」
そんな彼女に、不知火は感謝を告げる。
ううん、彼女だけじゃない。
一緒にこの島にやってきてくれた、詩亜に。そして彩夜に対するものも、その中には含まれていて。
立ち止まり、ちょっぴり恥ずかしげに頬を掻く歌奈の背を抜き去って、板張りの廊下へと出る。
「ほんとに、ありがとう。……感謝、してるよ」
一瞬前とは、背中のこちら側と、向こう側に立つ順序が逆になっていた。
そういうことは、改まって言わなくていいっての。
背後からぽつりと、歌奈が呟いた。
こそばゆそうな、彼女の声だった。
* * *
「ほんと、ありがとね。来てくれて」
──来てくれて、嬉しいよ。幼なじみに、雪羽は告げる。
一緒になって、客間の押入れの前にぺたんと腰を下ろして、ダンボールの中身を整頓している。
引っ張り出しては、必要そうなもの、よくわからないものに分けていく。
大事そうなものは──ときどき、きれいに拭いてあげながら。
正直、窓を全開にしておかなかったら、埃っぽさでむせ返っていたと思う。けれどひとつひとつを、彩夜は嫌な顔ひとつせず、丁寧に持ち上げては、それを優しく扱ってくれていた。
お祖父さんが亡くなって以来、この家に住んでいた頃も、時折帰省する場所となってからもそのままだったという客間。
畳をしっかり拭き上げて。そこにダンボールの中身を広げていく。
年代物の食器とか。
古い、バスタオルだとか。雑多にいろいろ。
ここまでやらなくても、と姉は言っていたけれど。せっかくですから、と彩夜が望んで、それら細かな作業を担ってくれている。
「彩夜は、なにも。ただ来れたから来ただけです。雪羽ちゃんと、不知火ちゃんの大切な場所に、一緒に来てみたかったから」
不知火ちゃんの、故郷の島に。
穏やかな、いつも通りの彩夜の笑顔が、雪羽をほっと安心させてくれる。
「レイアさんが呼んでくれて、嬉しかったです」
「──え、と。……ごめん」
あたしが、呼ぶべきだったのかな。
訊ねると、彩夜はタオルをたたんでいたその手を止めて、顔を上げて。
くすりと、笑う。そしていたずらっぽく──、
「そうですね。けっこう、我慢してたんですよ。お邪魔虫、しちゃったらいけないな、って」
「う」
「ふふっ。冗談ですよ。でも、心配はしてたんですよ? 不知火ちゃんが敢えてふたりきりで、この島に雪羽ちゃんを連れだして。きっと、とっても。とっても大事なことなんだろうなって、それはわかったから」
彩夜の言葉は、正しくて。
すごく大事で。大事なことで。だからこそ姉はこの島を選んで、雪羽に伝えるタイミングを迷い、選び続けていたのだと、今になってわかる。
彩夜と同じく、伝えられるのを待つ側だった。だけど、伝える側の気持ちが、彩夜を前にして今は理解できるのだ。
「だから今は、嬉しくもあります。彩夜も、雪羽ちゃんや不知火ちゃんと同じ側に立てるんだな、って」
伝えてもいい。共有したいって思ってもらえたことが、嬉しい。
微笑む彩夜に、「ありがとう」を言うべきか、「ごめんね」を言うべきか、雪羽は咄嗟、決断がつかなかった。
どちらも正しいようで。
同じくどちらを優先しても、違っている気がして。
「彩夜にも、ふたりにいつか、伝えられたらってことがあるから」
「え。……そうなの?」
「はい。わたし自身のことじゃなくって、だから一存では言えないな、ってことなんですけど」
そう語る彩夜の表情は少し、「ここまで言ってよかったのかな」といった風に、困ったようでもあり。
同時、作業の手を止めずにダンボールの中をまさぐる。──と、一瞬首を傾げて、彩夜はきょとんとその手先に目線を向ける。
「彩夜?」
「なんか、今までと違った感触が──これは?」
引っ張り出したそれは、一冊の大学ノート。
古ぼけた、表紙も若干以上に色あせた──どこにでもある、どこでも売っているような薄手の、それだ。
表紙には、姉の名。
マジックで太く書かれたその名が、姉自身の持ち物だということを伝える。
「なんだろ。昔の、夏休みの宿題とか?」
「さあ……開けてみても?」
「いいんじゃない? ほら、すみっこのほう。小学生の頃のだよ。学年が書いてあるから」
いいのかな、とぽつり漏らしつつ、彩夜は発見したそのノートを広げる。
そこに綴られていたのは、漢字の書き取りなどではなく。
算数の計算問題や、夏期講習の板書の写しでもなくて。
「これ……お洋服? のデザイン?」
「あ──これ、は」
そこに躍るのは、スカートや、ジャケットや。
ドレスだったり、アイドルの衣装みたいなものまで。
どれもがきっと、「小学生にしては」という範囲の限定符が頭につくだろう、それでもよく描けている、洋服のデザイン・イラストの数々だ。
「そっか。これ、お姉ちゃんの、将来の」
「?」
まだ知らない彩夜には、不知火の幼少期の、子どもらしい遊びの発露した痕跡にしか見えていないだろう。
でも、雪羽にはもう、わかる。
これはかつての姉の夢。姉が、すべてを知る前にはるか遠くに見ていた、夢の残り香なのだ。
「それ、もらっていい?」
「え? でも」
「あとで、お姉ちゃんに渡すから」
その微かな夢の痕跡を、雪羽は大切にしたいと思った。
彩夜の手から受け取り、そっと表紙を撫でる。
あとで──あるいは、もっと、ずっと先に。姉とこれは、共有すべきものだ。
たとえ姉が、見えなくなったとしても。その先にも、自分がこれを憶えていよう。失わずに、ずっと手にしていようと、思う。
姉の望んだ夢。幼い日の、望んだ将来を。
「雪羽ちゃん? ……その、大丈夫、ですか?」
「……うん」
ノートを、抱きしめる。
その中で、彩夜の、気遣いを聴く。
ほんとうに、大丈夫ですか。
なんだか──泣きそうな顔をしているように見えます。
無言の頷きとともに、心の中、声を返す。
大丈夫。うん、大丈夫、だよ。つらいとか、苦しいとかじゃあ、ないんだ。
切なくて。
そう、ただ……切なくて。姉のことが、いとおしいから。
大好きなお姉ちゃんのために、あたしは今、切なくなっているんだ。
* * *
よう、順調かい。
ふとかけられた声に、草むしりの手を止めて、ふたりはそちらを見上げる。
「レイアさん」
詩亜は、観月とともに庭の雑草を処理していた。
買ってきた、軍手をはめて。
既に、大ぶりのごみ袋いっぱいに、引き抜いた雑草は積みあがっている。あらかた、やっつけたといっていいと思う。
「ええ、なんとか。もう少しでどうにか終わりそうです」
「そっか。悪いな、こんな離島にまで呼び出して、掃除までさせて」
「いえ、わたしも歌奈ちゃんも、望んだことですから」
「そう」
これ、あとで飲みな。ビニール袋に入った、コーラのペットボトルが六つ。縁側に置いて、レイアさんは踵を返す。
もうそろそろ、ひかりがお昼寝終わる頃だからさ。先、戻ってるよ。そう、言い残す。
ぺこりとふたり、その後ろ姿に会釈を返す。
「順調──ね?」
「観月さん?」
しゃがみこんでいたその姿勢がつらくなったのか、この島に来てはじめて知り合った、友の幼なじみの少女は両脚を崩して膝を折る。
土が、その膝小僧に当たって汚れるけれど、それを気にするでもなく。ひと息を吐いて、詩亜のほうを見つめてくる。
「妹になってくれた雪羽ちゃんを除けば、たぶんあなたが一番、あいつと仲良しなんだよね? えっと……詩亜ちゃん」
鼻の頭に、泥がくっついている。額や頬には汗が浮いていて、語りかける彼女のその様相は、牧歌的、という受容性に富んだどこか懐かしい、穏やかさの表現がぴったりであるように思えた。
「……はい。お友だちと、思ってますよ。クラスも、部活も同じですから」
「そっか。うん、そうだよね」
詩亜も、同じ姿勢で作業の手を一時休止する。こちらもいい加減、ずっと曲げていた両膝が痛くなってきたところだった。
「ありがと。あいつと、友だちになってくれて」
「え?」
「ときどき連絡して、聞いてはいたんだ。友だち、できたかー、って。だから詩亜ちゃんのことも知ってはいた」
けっこう勘の鋭い子だって。
それでいて、すごく母性的で、優しい子だって、さ。
「そんな。……ふつう、ですよ。きっと」
面と向かってそう持ち上げられると、気恥ずかしい。
まして、友人の、旧い友人ともなると。
「詩亜ちゃんは、──怖く、なかった? この島に来るのは」
怖い? ……怖い、って?
「あいつから、なに言われるんだろう。伝えられるんだろうって、怖くは、なかった?」
レイア姉から連絡受けて。不安にならなかった?
その言葉は、詩亜のことを案じていて。
けれどその先に、彼女がほんとうに心配をしている相手を、詩亜は気付く。
「なにかを伝えたいんだってことは、わかりました」
だから伝える。
同じ気持ちを、自分も。また妹も持っていたこと。
「だけど、もし大変なことが待っていたとしても。わたしたち以上にそれを避けようがない、当事者なのはしーちゃんと、雪羽ちゃんたちでしょう?」
自分たちはあくまで、部外者。妹・歌奈の言葉を借りるなら外野ということになる。いくら友人とはいえ。親友と思っていたとしても。どうしたって、自分たちは第三者でしかない。
「ほかの誰より受け止めなくちゃいけない、逃げずにそうしなくてはいけないふたりがいるのに。その伝えたい中身が重ければ重いほど大変なのはしーちゃんたちだっていうのに。そのふたりが待っている島に来るのを、怖いだとか、厭う気持ちを持ったりだとか、できませんよ」
ひと息に言って、詩亜は不安げな少女に向かい、精一杯に笑った。
「……すごいね。強いんだ、詩亜ちゃんは」
「第三者として受け止めるのは、観月さんだって乗り越えたことでしょう?」
「そう言ってもらえると、少し救われる、かな」
嬉しいよ。観月もまた、微笑みを返す。
そして差し出されるのは、軍手の掌。
「ありがと。詩亜ちゃんがあいつの親友になってくれてよかった。詩亜ちゃんたちが、あいつの周りにいてくれて。もちろん、雪羽ちゃんがあいつの妹でいてくれて」
あいつは、幸せなんだなって思う。──観月から向けられた言葉に頷きつつ、求められた掌を、同じ軍手の掌に握り返す。
「詩亜。みっちゃん」
「不知火」
縁側にいつしか姿を見せた不知火に呼ばれ、ふたり振り返る。観月の声に、詩亜もまた発した「しーちゃん」の呼び名が、重なる。
「ごめん、ふたりとも。大変だったよね」
「なに言ってんの。今更でしょ。それに力仕事、ほぼあんたと歌奈ちゃんに任せきりなんだし。お互い様でしょ」
違いない。観月の言に詩亜が同意を示すと、それでもすまなそうに、不知火は頭を掻く。
「ね、詩亜。これが終わったら、話をしよう。私と雪羽から。詩亜たち、三人に向けて」
「ええ。……もちろん」
気負いはいくぶん、減っているように見えた。──と、頷く詩亜は、観月からの目線に気付く。
目と目で、告げる。大丈夫ですよ、って。
だって。彼女がしーちゃんと友だちであるように。
わたしたちだって友だちなのだから。
大丈夫。わたしたちは、支えて、見守るだけ。当事者であるふたりに比べれば、なんてことはない。
彼女たち姉妹が乗り越えなければならなかったことに対して、たったそれだけを自分たちが乗り越えられないなんて、あってはいけない。
だって。
わたしたちは、彼女たちふたりの──友なのだから。
強くも、なんともない。
このくらい、できなくてどうするのだ。
(つづく)
次回、第二十六話 『いっしょに、帰ろう』。
第一部の最終話(予定)となります。更新ペース変えずに第二部突入しますが。
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