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エルグラウン  作者: ピポット
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プロローグ

 魔導歴601年。

 かのルーベル・エルグラウン魔導王が魔導王朝建国を宣言してから600年が過ぎた。

 しかし、この600年の間、魔導王朝絡みの戦争はなかったという。


 その理由としてユーベルジア大陸を統べるこの国は周辺諸国が恐れる兵器を持っていた。

 その兵器の名はエルグラウン。

 代々魔導王を受け継ぐその名から付けられた兵器は人類、いや、世界の全ての種族を滅ぼすことができると言われている。

 事実としてユーベルジアを統一したのもこの兵器の力あってこそだと語られる。

 そこまでの兵器を隠し持っていると知って、わざわざ手を出す阿呆もいない。


 しかし、実際にその姿を見たことがあるものは今は残っていないのだ。

 故にその兵器が今も実在しているのかすら不確かであった。

 そしていつしか、ユーベルジアの守り神として奉られるようになっていた。

 亡霊となったかつての切り札は、今や書籍の類でしか語り継がれないのである。

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