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爆縮と体温の機知(4)

肩がこる

内側に言葉を探す時

外側がお座なりになっているものだけれど

それを嫌う者も居るから

なんだか難しいことだと思った

春の丁度良い風は

穏やかに沈み込めるから

何も気にせずに

香りを言える気がして

甘ったるくは無い言葉を置ける

季節の中にある黄緑色を見ながら

これからは新しいと定義していた

わざわざ、しなければならないのは

同じだけでは

肩がこる話だからである


無理矢理に緩急をつけては

駄目な時を炙り出すかのようで

まるで、それが

子供の真骨頂で

成長しても何ら変わりない人間であると

突き付けられているように感じる

一方で

それをやっても構わないと

少々、甘い言葉をプラスして

お前らみたいな蟻は

こうやっておけば群がると

馬鹿にされているように感じる

どちらも同じことをしているのだが

どうにも面倒な話で

他人に定義されるのを

鵜呑みにしてしまうのも

また、肩がこる話である


自らが考えた物は

しばらく経てば

一種の恐怖心と共に周りを見回して

テストの採点をし始める

周りと違うことと

自分が間違えてはいないか、という問いに

板挟みの不安感を覚えるからである

自分の存在が

自分以外にも存在しているのならば

その問いにも意味があるのだが

ドッペルゲンガーな世の中では無い

何かに共感があろうと

その共感を成分分析したなら

個々の人間によって

全く違う物だと判断できるだろう

自分の色に恐怖心を抱くなど

肩がこっている証拠である


深く深く考えて

浅く浅く吐き出すと

相手に対して何かを言える

一種の永久機関である

相手が深く深く考えて

相手が深く深く吐き出すと

途端に何も言えなくなるのは

深さが違うからである

それに対して

勝った、負けたを付けても良いが

同じ方向へ掘り進むのであれば

程度という物がある

初心者用、中級者用、上級者用みたいな

区分けがされているのだ

上級者が初心者に勝ち誇って見せるのは

どうなのだろうか

その光景を見せられている観客としても

肩がこるものである


凄いという言葉を出す時は

勝った、負けたが暗喩的に存在する

自分には出来ないと

感じた物に向けられる言葉だからである

頭の中では

同一の物を考えているだろう

だが、直ぐに

これは凄いと思うと

言葉を返される場合がある

互いに褒め合う良い場面であるが

その時点で同一では無い

同じ方向でも

少しずれているのである

ぶつからないから言えるのだ

そして、言い合えるのである

そうした物事を集めれば

自ずと自分の色になるのだが

理想としている物と

かけ離れている場合がある

それで挫折してしまうのは自由だが

肩がこっているような話である









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