Final gift 師匠の願い
さて、ここまでソルダードの成長にお付き合い頂いた皆よ、率直に言わせて貰おう。
ありがとうありがとうありがとう!!!
儂のこの話は全て、各国の研究機関にてその有意性が既に示されておる科学的に根拠のある話ばかりじゃ。
どれ一つとって儂自身の個人的な感想文などは載せておらぬ、全てじゃ。
裏付けがあるが故に、これを正しく実践すれば。
皆に小さな何かしらの変化が起こる筈なのじゃ。
ソルダードは最初から【魔力】という才能を備えておった。そしてこれは、それ程特徴的な才能という程でもない才能じゃった。
じゃがその才能の周辺を鍛え、そして魔力自体も伸ばし、鍛え上げた結果、その努力の道の先にそれらを応用した【新たな才能】に辿り着いたのじゃ。
皆が最初から才覚に溢れておる訳ではない。じゃが、何かしら特定の興味や、或いは技術、趣味嗜好があり、それも等しく才能と呼んで良いのじゃ。
後はそれらに紐付けられる、それを含めた周辺をどう鍛えられるかで未来が変わってくるのじゃ。
……問題はここからじゃ。
努力をしろと指導の立場の者の皆が口を揃えて言うように、皆が何となく察しておるのじゃ。頑張れば意外といけるのでは? という事が。
問題は【その努力の方法を誰も教えてくれぬ事】なのじゃ。頑張りたい気持ちは皆同じ。その中で、何故頑張れなくて、どうすれば頑張れるのか。
ここを教える者が極端に少ないのじゃ。
気合い? 根性?
馬鹿を申すでない。
気合いで脳を支配出来たなら人類はとっくの昔に滅んでおるわ。
じゃが得てしてこの手の学術書は意味も無く難しく書かれており手に取るのも億劫になる重々しさ。
読む前にアウトじゃ。
だがしかしじゃ、人は読み始める対象が物語形式であったなら、その内容に拒否反応を感じ難いという傾向があるのじゃ。故にこれの性質を利用した訳じゃ! フォーッフォッフォ!
その上で論理構造をビジュアライズすると記憶に残りやすいという性質もある。
これは要するに、漫画の内容は覚え易い、けど反対に文字だけの教科書は覚え辛い。だがしかし漫画教科書なら意外といける!
というアレと同じ事がここでも起こっておるという訳じゃ!
つまり物語をイメージとして受け入れてくれた皆の者は、普通にこの知識に触れるよりも【遥かに受け入れ易い状況で知識を得た】という訳じゃ! しかもここまで読んだ時点で、既にその小難しい知識本一冊読み切ったのと同じレベルの文字数を読破しておる。
フォーッフォッフォ!
知識とは本来楽しく得るべきなのじゃ!
それが大切なものであればあるほどじゃ!
にも関わらず、世の中それがしばしば逆転しておる。
大事な事ほど何故か本はつまらないのじゃ!
願わくば。
これを読んだ皆は、得た知識をもって自身を正しく小さく小さく高めていき、やがてはそれを子供や部下に対して。努力しろと叫ぶだけの人にはならずに、【こうすれば頑張れるから、一緒にやってみるのじゃ!】と言える人になって欲しいのじゃ。
そんな人が一人でも増えれば。
笑顔が三つ増える事じゃろう。
貴方と、その育成対象と、そして儂じゃ。
皆が少しでも多くの、
素敵な笑顔に触れられますように。
グッドラックじゃ!
ー【完】ー
P.S.なのじゃ。
得た知識はそのまま放置せず、自分の言葉に置き換えて書き留めておくと知識として脳に定着し易いという人の学習に於ける性質があるのじゃ。
その上で、他の者が纏めてくれた別の文書に触れる事で知識は多角化され、その繋がりはより盤石となり強くなっていく。
大切なのは【始める事】なのじゃ。一歩目は何でも辛いが始めてしまえば意外と始まる、そうじゃったの?
そして始めるなら、ここから始めればもう今日から始まってしまうのじゃ!
つまりこの話を自分なりに要約して、書いておけば、記憶に定着し、知識は深まり、技術は磨かれ、そして習慣が始まる……!! という訳なのじゃ。
また気持ちや感情は本来は恐怖を司る大脳辺縁系で処理される故に、これを行動として実行するのが本当に困難なのじゃが。
だーがしかしじゃ!
その気持ちを【文字などでシンボル化】したのであれば、それは論理的思考範囲として脳内での処理の管轄が変わる。つまりじゃ、文字に起こす事で理性を司る大脳新皮質に管轄を移行する事が出来るのじゃ!
大脳辺縁系が管轄しておる部分から行動に結びつけるのは至難。じゃがそれを思い切って文字化する事で意志力を伴った力ある行動に切り替えられる。
そして始めたかった努力を、新習慣を!
今こそ始める時なのじゃ!
フォーッフォッフォ!
あまり直接的にみなまで言ってはマズイのでここまでにしておくのじゃ! 儂は皆の幸せを願っておるのじゃ!
ー【ほんとのほんとに完なのじゃ】ー
【追記2019.1.3】
一度で全てを覚えるのはかなり難しい内容なので是非ブックマーク頂ければと思います!
そしてもしブックマークが1000を超えたらば、またこの手の超密度の濃い【知識ファンタジー】を書いてみようかと考えております。
ここまでお読み頂きありがとうございました!
ついでにこの下↓にある評価もポチポチっとして頂けると、作者や次にこの作品に触れる後続者への親切心として、評価してくれた酷い自身の体内でオキシトシンが生成されるので、ついでにストレスにも小さくアプローチを入れて頂ければ……うむ、言い訳が説明臭いですね。純粋にとっても嬉しいので良かったらお願いします!




