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異世界高校生活 ~お嬢様に囲まれている筈なのに囲んでいるお嬢様がお嬢様じゃない件~  作者: GIYANA
第5話:やるやろ会の電脳妖精、ツキヨミ・ソウギョク
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やるやろ会の電脳妖精、ツキヨミ・ソウギョク⑤



「疲れた……」


 やたら疲れて戻ってきたやるやろ会の共有スペース。もう昼か、凄い長く感じた。


「はぁ、なんか疲れて腹減ったなぁ」


「というと思ったよ、待ってくれたまえ」


とエプロンをつけて調理場に立つとテキパキと準備を始める。って、嘘、料理とかできるの。


「エラルナ女子学院の校則は覚えているだろう。女らしさは武器だってね、今も昔も料理は最強なのさ」


「料理か、まあ男にとっては、確かに……」


とすぐにいい匂いがしてきた、さっさと揃えると、肉料理中心が出てきた。全体的に茶色いけど、これって。


 一方のツキヨミの方は、肉もあるけど野菜中心だ。


 うん、わかるぞ、料理上手というのは美味しい料理を作るというだけではなく、ありあわせでさっさと作れるのが大事、作りなれている姿にトキメクのだ。


「男の子だからね、足りないならちょっとならお代わりも用意しているよ」


 とツキヨミの言葉のままにもう一度料理を見る。


「ああ、ありがとう、うん、確かにちょっと、見直した」


「ほほう、男の子は料理に弱いというのは本当だったんだね、さてと」


と俺の隣にちょこんと座るとツキヨミは早速とばかりに何故かフランクフルトを指さすとこう言った。


「最後は恋人同士のアーンで締めようか、さあ食べさせてくれたまえよ」


「アーンかよ、はいはい、分かったよ、まあ女の子にアーンはちょっと憧れもあったからな」


 俺も隣に座るとフランクフルトを持ち、そのままツキヨミに差し出す。


 そしてツキヨミは差し出されたフランクフルトを……。


「んっ、ちゅ」


 と髪をかけあげながらフランクフルトをこれ見よがしにキスをして口に咥えて、レロレロとこう、赤い舌が躍る。棒状の物をこれみよがしに、時折上目遣いでじっとを俺を見ながらしている。


 ごめんなさい、ぶっちゃけ期待してました。


 ああ、だってさ、可愛いと言っていいツキヨミの顔が、咥える時に、こう、崩れる、可愛い顔が崩れる、もうたまらない、よろしいならば戦争クリークだ、いやいや間違えた、駄目よぉ~、ダメダメ! 


「ごくっ……」


 俺のつばの呑み込みにクスリと笑うツキヨミ、ああ、聞こえてしまった、恥ずかしい、ごめん、ツキヨミ、だってさ、しょうがないじゃないか、っていうか、あれだよもう、これって男が女にしたらセクハラになるのに、女が男にしたらなんでセクハラにならないんだ? うん、それはね、女の子がこういうちょっと露骨でもエッチなことをしてくれるのは嬉しいからだよ(錯乱)。


 ああ、ツキヨミから目が離せない、ああ不思議だ、何故か頭が痛くなってきた、コメカミのあたりが凄い痛い、これは知っている女の子の痴態のせいだ、そう、男ってのはAV女優の裸よりクラスメイトのブラチラの方が100倍興奮する、そんな馬鹿な生き物、だけどそんな自分が大好き、ふぉーえばー、だからこの痛みはそのせいであろう、この痛みを例えるのなら、そう、野原しんのすけの定番お仕置きである、グリグリが、グリグリが、グリグリぐりぐり。


「いだだだだ!!!! いだいいだいだいだいっ!!! いででででで!! マジ!! これまじ!!」


「気づくの遅すぎよね? どれだけ集中してみているの?」


「ってあれぇ!? イシス!?」


 冷たい目で見下ろすのは間違いないイシスだった。後ろもサクヤもいる。あれ、どうしてここに、そういえば朝から姿が見えなかったけど。


「生徒会の用事が終わったのよ、だから昼食がてらサクヤと合流して午後の授業のための教材を取りに来てみればね、普通にびっくりしたわ」


 と俺とツキヨミの姿を見て首をかしげるイシス。


「それよりも貴方達2人、学校はどうしたの? その様子だと登校していないよね?」


「ギクッ!!」


 しまった、その言い訳を考えるのをすっかり忘れていた。ちょっとしたトラブルとかあの時は聞いていなかったけど、女子の身体データに釣られたなんて言えるわけがないぞ。


 と思ったらツキヨミがすっと腕を絡ませてきた。


「ボクが頼んで先輩に助けてもらったんだ、ごめんね、イシス先輩♪」


 悪びれなく言うツキヨミにひきつるイシス、更にツキヨミは続ける。


「それと今後はちゃんとやるやろ会に顔をだすよ」


「へ、へえ~、どういう風の吹き回し?」


「もちろん、クサナギ先輩がいるからだよ、先輩と交流を深めたいからさ」


「そ、そうなの、喜ばしいことよ、部員がちゃんと顔を出してくれないのは問題だったのだけど、まさか貴方が解決してくれるなんて、ありがとう、クサナギ」


 とぎゅーっと思いっきりつま先を踏むイシス、やめて、普通に痛い。


「げしげし」


 とついでに爪先で蹴るサクヤ、やめて、普通に痛い。


「とりゃとりゃ」


 とどさくさに紛れて胸を押し付けるツキヨミ、やめて、普通に柔らかい。


 と意味不明なテンションでやるやろ会の昼休みが過ぎていくのであった。



 あ、ちなみに学院は無断欠席扱いだったので、しこたま先生から怒られました。




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