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異世界高校生活 ~お嬢様に囲まれている筈なのに囲んでいるお嬢様がお嬢様じゃない件~  作者: GIYANA
第5話:やるやろ会の電脳妖精、ツキヨミ・ソウギョク
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やるやろ会の電脳妖精、ツキヨミ・ソウギョク⑤



 そんなこんなで元のポッドに戻ってきた、俺とツキヨミ。


「つ、疲れた……」


 なんだろうな、なんかすごい疲れた。


「いやあ危なかったね、存外にセキュリティが強いこと、はっはっはっは」


 後ろでマイペースにカラカラ笑うツキヨミ。


「まったくもう、って、あぁ!!」


「どうしたの?」


「そういえば、さっきの何だよ! キメ顔でってなんだよ! 関係ないじゃん!」


「はっはっは! 今かい! ってやつだね、いやぁ、面白いなぁ、ごめんね先輩、お詫びという訳じゃないけど、これが約束の報酬だよん」


 すっと端末を操作すると差し出すツキヨミ。


「…………いいの?」


「もちろんだよ、さあ、ボクと一緒に楽しもうではないか♪」


「いやぁ、悪いなぁ♪」


 と言って端末の前で2人並んで鑑賞タイム、いやいや、もちろんモラルを持っているし、他言無用も守るぞい。


「おお! これは!」


 歓喜の声が上がってしまった! いやさ、だってさ! これ!!


「バスト80とか90がゴロゴロ!? ツキヨミよ! 近ごろの女子高生というのは凄いものなのだな!?」


「発育がいいよね、羨ましい限りだよね、うんうん」


「うひょーい、これは男のロマ…………」


 と、データのある場所で停止する。


「…………」←データをジーっと見てみる。


「…………」←データのページをひたすらスクロールしている。


「どうしたの?」


「ど、どうしたって、いや、さ、うそでしょ? ここまできて、つきよみ、おお、お前、ホントに? おまえやった?」


「なにが?」


「いやいや、いやいやいやいや!! これさ、お前さ」



「男のデータやないかーい!!」



 そんな似非関西弁でしか自分を守れないこのテンション、そう、そうだよ、このデータの性別の欄、間違いないく男と書いてあるのだ。


 が……。


「そうだよ、だってベールシッチ学院は男子校だからね」


「いやいやいやいやいやいやいや、おまえさ、おれがね、おとこの胸とかさ、尻とかさ、そんなんに、命かけるわけないやないかい? いうたよな? 女子のデータって、いうたよな?」


「言ってないよ」


「…………は?」


 ツキヨミはニコニコしている。


「いや、女子の身体データだって言ってたって!」


「はい、こういう突っ込みは絶対に来ると思っていたので、データに関する該当箇所を録音していたので再生してみましょう」


 と端末の画面を操作して音声再生ソフトを立ち上がると再生する。



――「つまり個人的な趣味で集めたってことだよね?」


――「テヘペロ♪」


――「おいふざけんなよ! 自分の尻拭いの為に他人巻き込むなや! 俺は帰る!! ていうか帰らせろ!!」


――「そのデータが生徒たちのバストやウエストといった身体データとしてもかい?」


――「なんてな、出来ることがあれば協力しよう、同じやるやろ会の仲間だからな」


――「ありがとう」


――「場所はベールシッチ高等学院、学園都市ベデードではごく普通の学院だね。そんな時に情報収集に夢中になる余りうっかり証拠を残してしまったんだよ。酔狂な事でもやっぱり気分が乗らないことはやるもんじゃないよねー」


――「まあそれについては突っ込みはしないでおこう。ツキヨミよ、その情報をどうするの?」


――「誤解しないでくれ、個人で楽しむだけだよ、モラルはちゃんと持っている」


――「持ってるかなぁ?」


――「んで、例えばこのエラルナ学院の一番の巨乳は誰なのかとか、バストの成長率なんかランキング付けするのは結構面白いよ、意味のないことに情熱をかけるのってどうしてこう、楽しんだろうね」


――「ロクでもない! まあでも、気持ちは分からんでもない、んで、その、身体データについてなんだけど」


――「無論報酬としてお見せしようぞ♪ 他言無用が条件だよ」


――「よし、約束したからな、本当に約束したからな? 後で無しとか言ったら本気で怒るぞ!」



「はい、終わり」


 俺はパクパクと口を開けたり閉じたりする。


「女子のデータなんて一言も言ってないね。勝手に先輩がそう誤解しただけだよん♪」


「そう誤解されるように誘導したよな!? エラルナ女子学院のくだりは、俺に女子のデータだって思いこませるためかよ!」


「そうだよん」


 ガクンと端末に突っ伏す、くそう、男子のデータなんて見てもなんも面白くない。


 とはいえ一言文句言ってやりたい。


「お前は……」


 後ろを振り向いて固まってしまった。


 俺の目には悪戯成功の満面な笑みを浮かべるツキヨミがいて。



 そんな彼女はツキヨミはスカートをたくし上げていたのだ。



 固まっている俺、ツキヨミはスカートをパッと放すと可愛くウインクする。


「見せる予定はなかったから純白の面白みがない物だけど、どう? 約束の報酬としては?」


 くそう、悪くないと思ってしまったよチクショウ。


 これで許すとか俺はどれだけチョロインなのだろうか。


 そんなことを思ったのだった。



次回は明日投稿します。

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