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ラッシュスター

作者: 望月唯

私が世界を愛せば世界はかんたんにふりむくかな



私が愛せるかがいつも重要で



不信感信じてる信じてないぬくもりあたたかさ君の言葉



私はきっとこわいもの知らずじゃなくなった




本当はこわくてたまらないし臆病で傷つきたくない。


それをどうやって君に伝えればいいのかわからない。


君のこと本当は信じたい。


こんなはずじゃなかったのに。そんなつもりじゃなかったのに。


誤解が誤解を呼びたたみかける。事態は悪化の一途をたどる。



記憶の欠片をたぐりよせ、物語の奇跡をたどる。



明るい場所にいこう。陽の光りをあびよう。君とわらいあえたらいい。


全身に神経を廻り合わせる。



彼女は一点を見つめて動かない。



やがて全身にエネルギーが満ちるのを感じ、彼女は動きだす。



外は今日も明るい。なにもかもがいつもどうり。心をほんの少し置き去りにしたまま一日が始まっていく。







午後。気がつくと君の言葉の意味を考える。考えても仕方ない。わかっていても、言葉の裏側にあるものが知りたくて考えることをやめれない。



私はきっと好奇心が有りすぎる。


有り余る好奇心は身を滅ぼす。知ってる。深入りすると自分を見失うから。



だから何も言わない。それでいい。それがいい。



話さなくても解ると思ってた。



私には解るんだから解ってもらえると思ってた。



言葉はそのままの意味で、それに乗る気持ちは一人一人ちがうから。



私間違ってた。



言わなくちゃ。伝えなくちゃ。いちばんにいいたいこと。いつも伝えられない。



いつも本当はそんな自分がずっとくやしい。



もどかしい想いは悲しさとともに力になる。それは翼で。



いつか羽になって翔ばせたら。私はいつも願ってたのに。自分の願いは自分がいちばん知っている。


好きって言いたい。




たくさんの出来事が積み重なって気づくように。



伝えなきゃ守れない。



大切なことも笑ったことも悲しい思いをしたことも。



彼女は走りだす。



好きって言わなきゃ。今言わなきゃ。



彼のところに走ってく。

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