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旅立ち
何千理も続く向こうには何が待っているのか?
遠くを眺めながら歩き始める。
小作が歩きながら頭をよぎるのは父から始めて教えてもらった竹刀の握り方・・・手には初めて豆が出来たこと
始めてできた友と呼べる親友…自分の中のわだかまりを吐き出しながらも一本に続く長い長い道乗りは次第に足元重くするのだった。
徐に懐からは昔小作の父が持ってた思われる東海道箱根関所を越えるための手形確認するこの手形なければ小作は関所を越えることもできずに無理に関所を越えると死罪されている。
なくさないように懐にしまうと遠くで赤色に白文字で茶屋と看板が見え隠れするの気づく。
旅にも出たことのない小作にとっては初めての茶屋である。
喉がからからだった小作は茶屋に座ることに
のれんの奥から三角巾をまいて年そおうの女性がおぼんにお茶くみの湯飲みを一つ持ち出てきた。
「おや、お侍さんは団子を食べたことがねべーか 珍しいだー ちょっとまっててけろ」
お皿の上に何本も乗った三色団子の山を渡された。
「食ってみてけろ」
「うまい こんなうまいものは初めてだ」
「そうけ もっと食べてけろ」




