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こんのさん。

作者: のあ

 あるところにこんのさんがいました。

 こんのさんは偉い。

 こんのさんは偉い人。

 こんのさんは偉い女の子。

 こんのさんはビールを飲む。

「まずいなこれ。」

 こんのさんは言った。

 こんのさんはヨーグルトを食べる。

「まずいなこれ。」

 こんのさんは言った。

 こんのさんは梅おにぎりを食べる。

「おいしいなこれ。」

 こんのさんは言った。

 こんのさんはコンビニに行った。

「梅おにぎりを20個ください。」

 こんのさんは言った。

 こんのさんは一万円札を出した。

 こんのさんは梅おにぎりを20個買った。

「どすこい。どすこい。」

 こんのさんは言った。

 こんのさんは酔っぱらっていた。

 こんのさんは家に帰れない。

「重いなこれ。どすこい。どすこい。」

 こんのさんは言った。

「ここで食べる。」

 こんのさんは道路際で梅おにぎりを開け始めた。

 こんのさんは全部食べた。

 かなりの時間がかかった。

「どすこい。どすこい。」

 こんのさんは言った。

 こんのさんは大食いだ。

 こんのさんはタクシーを呼んだ。

 間違えてハイヤーの会社に電話が掛かった。

 こんのさんはハイヤーで家に帰る。

「どすこい。どすこい。」

 こんのさんは言った。

「家に着いた。帰るぜ。金をやる。」

 こんのさんはハイヤーの運転手にお金を払った。

「釣りはいらねえ。」

 こんのさんは家に帰った。

「どすこい。どすこい。梅を食べた。」

 こんのさんは言った。

 こんのさんは偉い。

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