キャンプ風景
横浜ミドリシティFCキャンプ地
田中勝GMは、唇の乾燥を感じながら
選手達の動きをスタンドから眺めています
「今村アドバイザー、冷えるね此処は」
今村信長育成アドバイザーは、双眼鏡を覗きこみます
「あれは何の植物かね?田中GM」
「高山植物じゃないかな?見たこと無いからな
じゃない、何処見てるんだよ今村はよ
ところでさあ、乾燥するよな高地の気候はさ」
「そして、天候も変わりやすぞ田中GM」
今村は空を指さします
「あの雲がなんだ?今村」
「明日は天気が崩れるぞ
湿った芝生でのボールコントロールは難しいからな
更に高地だから、ボールもよく伸びるからな
山田が何が起きようとも試合するって、張り切ってたからな」
田中GMはピッチを指さします
「明日は、宿舎に俺は残るぞ
GMが体調を崩したら大変だからな
あれは、フォーメーションの確認だよな」
「田中、正解だよ誰でも分るけどな
FWが三枚だな、オランダを意識してるとみた
役割と決まり事が決めやすいんだよなこのフォーメーションはさ」
田中GMは立ち上がります
「もう我慢出来ん、今村すぐ帰ろう寒すぎるぞ
此処は、南極か」
「しょうがないな、GMが言うんだから
お供しよう、さっさと帰るぞ
流石に俺も冷えてきた」
お疲れ様です、失礼いたします