小話
横浜ミドリシティFC会議室
対レバンテ山口戦の映像を繰り返し見る
山田大監督
「今村さん、此処で仕掛けないと
ダメですよね」
今村信長は、頷きます
「まあ、横浜はスピード自慢の
選手が多い訳だから、DFの裏に抜ければ
得点は出来るな、DFはスピードで
置いていかれると、結構キツイよな心理的に
抜かれて置いていかれると、ガクッとくるんだよな」
「そうですね、ファールでしか止められませんからね」
今村は、スケジュ-ル表を確認し
山田監督の目の前に、掲げます
「山田よ、試合組みすぎだろう
選手が、シーズン前に壊れるぞ」
「今村さん、私はね練習で出来ない事は試合で出来ないと
考えていました、でもね稀に居るんですよね」
「変わり者はいるよな、そうじゃないだろう
試合を組み過ぎだと言いたいんだよ」
「確かにそうなんですけど
一回選手達を、追い込みたいんですよね
限界の先で、何かを掴んでほしいんですよね」
「へ~、田中GMの顔が想像できるな
さぞかし、心配するだろうな」
「出来るだけ心労をかけないようにはしますよ
今から楽しみですね、今村さんキャンプは
予想外な結果が出ますから」
「全敗は、勘弁してくれよ迷監督よ
チームの士気にも人事にも影響大だからな」
「分ってますよ、例え練習試合でもですよね」
(天然芝は、さぞかし気持良いだろうな
高地だから、涼しそうだ
いや寒いほどになるかもな)
お疲れ様です、すごい短いお話でした