物語の始まり
私は高塚 千里。
花の女子高生。
成績・運動能力・美醜、すべて人並みの一般人。
そんな私は異世界に召喚されちゃいました☆
しかも勇者とか伝説の巫女とかそんなのじゃなくって魔王としてだよ★
ーって、なんじゃそりゃぁぁ!!
そりゃ、私も剣と魔法のファンタジーな世界にはちょっとばかし憧れる年頃ですけど、
魔王って…いや、でもそういう設定の異世界召喚小説読んだことあるな…
ということは二番煎じかよ!
ーって、問題点はそんなことじゃない。
私を魔王として召喚した意地の悪そうな顔の魔法使いは言う。
「君には勇者を殺してほしいんだ」
うん。魔王だものね。
女子高生に人殺しを頼むなんて流石魔界ね!
ぶっ飛んでるわ。
「殺さないと君は元の世界に帰れないからそのつもりでいてね」
うん。なんとなくそう脅される気がしてた。
デット・オア・アライヴ。
「ちなみに勇者は君と同じ世界からやってきた男でチート能力者だけれど、君にはそんな能力一切ないから頑張ってね」
な ん で す と ! ?
凡人がチートにどうやって立ち向かえと!?
「チートなんてつまらない。そんなの僕は認めない。だから君を呼んだんだ」
あえて私を…?どういうこと?
私がそんなことを思っていたら、魔法使いはグニャリと顔を歪めて笑った。
「凡人で脇役の君がチートな主人公の勇者を殺すのが面白いんだよ」
こうして、私の異世界魔王(凡人)生活が始まった。
初めて投稿します。
書ききれるかわかりませんが、よろしくお願いします。