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三女ってめんどくさい。

 うちの三女は一歳。

 とてつもなく大食いだ。なんなら8歳の長女より食べる日もある。


 朝は小さなカップに入ったヨーグルトを3つは食べる。

 それ以上食べる日もあるけど、寒い日なんて唇の色が紫になってる。

 そりゃ寒いよね、寒いなら食べるのやめればいいのに。って思うけど食欲が勝つのだろう。

 ヨーグルトの後はパンを食べたり、フルーツを食べたり。

 出したものを食べ終えたからエプロンを外して椅子から下ろそうとすると大泣きする。

 お腹がまだ満たされていない証拠。仕方なくバレないように長女のフルーツを少しだけ頂戴する。

 少なくなったとは知らない長女は朝食を食べてる時も三女が欲しがると分けてあげる。


「なんて優しいんだ。でもね、あなたの分も三女は食べてますけどね」と思うけど何も言わないでいる。笑


 お腹が満たされると残ったもので遊び出す。お皿をひっくり返してテーブルから全部落としたり、

 目を離すとお茶も全部ひっくり返して自分もびしょ濡れ状態。

 それを見て私は「あぁ。またか・・・」と思いながらイライラするけど、

 目を離した私が悪いので

 床掃除をしながら「三女ちゃんのおかげで床掃除できて床がピカピカになるわぁ〜ありがとうなぁ」という。

 プラス思考のことを言っておかないと自分の中の真っ黒い自分が出てきて三女に怖い思いをさせてしまいそうだから。

 たまにプラス思考が浮かぶ前に気づいたらペチン!と頭を軽く叩いてしまうこともあるけど。

「お〜っと、いけないいけない」と自分をセーブする。


 床掃除をしている私を見て三女は喜んでいる。悪いことしているっていう認識は全くない。

 一歳児ってこんなもんだっけ?

 長女と次女は一歳の時も比較的お利口だった気がする。

 三女みたいにお皿やコップをひっくり返したりすることなんてなかった気がする。


 そして次女に意地悪な三女。嫌なことがあると次女に八つ当たりをする。

 次女は全く関係ないのに。わざわざ次女のところへいき、髪の毛を引っ張ったり、顔を引っ掻いたりする。

 さすがに私はそれを見ると叱る。「ダメ!!次女ちゃん、かわいそうでしょ!ごめんなさいして!」と。

 でも三女はわかっているのかわかっていないのかニコニコ笑顔でまた髪を引っ張る。

 さすがに泣く次女。かわいそうで仕方ない。長女には絶対そんなことしないのに。

 自分より下に見てるのか?かわいそう・・・



 三女は三姉妹の中で一番愛嬌がいい。知らない人にも話しかけられるとニコニコして手を振ったりする。

 話しかけられていなくても自分から「ばいばーい」と言いながら手を振ったりもする。

 こうゆうのって、私からしたらすごく嬉しいし、可愛い。

 長女はすっごく人見知りで話しかけられても私の後ろに隠れていた。話しかけられてるのに反応しない長女だったから私が気まずかった。

「すみません、人見知りで・・・」といつも言っていた。

 久々会う私の友達にも慣れるのにすごく時間がかかって、慣れたころには解散する時間だったり。

 長女は今でも人見知りと恥ずかしがり屋でレジにも一人で並べない。

 なんならいつも遊ぶ友達の家のインターホンも鳴らせなかった。

 次女は長女よりは愛嬌があってニコニコしたりとかはしていたけど、三女みたいに自分から手を振ったりしなかった。

 だから愛嬌ある三女の反応を見て私は嬉しくなる。


 そんな三女も最近はママっ子になってきた。

 次女が私の膝に座っていると遠くで遊んでいても走ってこっちに来て次女の服や髪を引っ張って次女を引きずり下ろすのだ。

 次女がそれでも下りなかったらギャン泣きする。次女が下りるまで泣き続ける。

 それで私が次女を下ろすと次女も泣く。二人で共鳴している。なんてカオス。

 右の足に次女、左の足に三女。で乗せても二人は納得しない。独り占めしたいってっことらしい。

 もうどうにもできないので二人を下ろして私は逃げ去る。「ぎゃー!!」と言いながら。

 すると二人は一瞬で泣き止んでゲラゲラ笑いながら私を追いかけてくる。すっごく可愛い光景だ。

 寝る時も私の横じゃないと寝ない。でも次女と長女を寝かしつけてる時に三女が寝らず、ゴソゴソしていると

 パパが三女をさらいにやってくる。三女はリビングで大泣きしている。

 でもすぐに泣き止む。泣き疲れてパパの腕の中で眠ったのだろう。私は安心する。

 三人を同時に寝かせるなんて無理・・・三人とも遊び過ぎて同時にすぐ寝てしまうこともあるけど

 次女と三女は保育園で昼寝してるから平日の夜は寝るのに時間がかかる。

 お風呂から歯磨き、寝かしつけ この時間が一番大変だ・・・

 私もその時間帯には1日の疲れがピークだから。


 自分の疲れなんて関係ない。仕事終わって椅子やソファーに座り込んでしまったら最後。

 もう何もできなくなるのをわかっているから、私は寝る時まで座らない。

 なんならご飯も子供達の遊んでいる隙を見てキッチンで急いで食べることも多い。

 キッチンでこそこそ食べてると次女や三女が様子を伺いにやってくる。

「ママ〜なにしてるの?ご飯食べてるの?次女ちゃんも食べたいなぁ」と言ってくる。

「次女ちゃんはさっき食べたでしょ?」と言っても次女は食べたがる。

 そうなると三女も食べたくなってご機嫌斜めになる。

 それをわかってるから咀嚼なんてほとんどせずにご飯をかき込んで飲み込む毎日・・・

 だから三人が眠った後お腹が空いて夜な夜な食べてしまう・・・痩せないのはこのせい。

 でもゆっくり食べる時間なんてないんだから、夜な夜な食べてもバチは当たらないはず。

 そう言って今日もノンアルとお菓子や、おつまみをゆっくり食べながらやっと1日終わったと実感する。


 歯磨きや寝る準備が完了すると私は三人が寝てる寝室に行く。

 どうなったらこんな体勢になるのか?と不思議に思うくらい寝相の悪い三人を元の位置に戻す。

 寝ている子供たちは本当に重たい。長女なんて20キロ超えだから尚更。

 腰を痛めないようにどうにかこうにか動かして、自分も布団に横になる。

 あ、寝る前に!と三人の子供達のおでこにチュッとする。

「かわいいなぁ。本当にうちの子は可愛い」と言いながら頭を撫でる。

 怒りすぎた日には「ごめんね、怒りすぎて。こんなママでごめんね。だいすきだよ」と言いながら頭を撫でる。

 横に寝てる次女と三女にはギューっと抱きしめて、まだわずかにする赤ちゃんの甘いような匂いを嗅いで1日の疲れを取る。

 そして最後に神様と先祖様にお願いをする。

「どうかこの子たちに明日をお譲りください」と。それが私のルーティン。


 三女は上二人より陽気だし、なかなかの強者。

 まだまだ手を焼くし、手に追えないこともほぼ毎日。

 土日なんて私はぐったりと疲れてしまうくらい、目が離せない。

 でもそんな三女だけど、ニコニコ笑顔は死ぬほど可愛くて、癒される。

 私が本当に産んだのか?と思うくらいに。笑


 生まれてきてくれてありがとう。

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