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「ビル下店」はどうなるんだよ・・・
-814 仕事中は色んな事が後に影響する-
社長に尤もらしい事を言われた上にオーナーの自分が真面目な(?)話をしている陰で店長であるデルアが麻雀をしてサボっていた事を知った好美には結愛と共に苛々を募らせていた、しかし転生者達の我慢もそろそろ限界を迎えようとしている。
好美(念話)「デル・・・、次のボーナスが楽しみだね・・・。」
デルア(念話)「いや好美ちゃん・・・、それは無いでしょう!!」
好美(念話)「そう言われても・・・、私のすぐ傍にシューゴさんがいる事を忘れてない?」
「暴徒の鱗」では社員達に賞与が年2回支払われる事になっている、その基準は売り上げは勿論だが姿を変えたシューゴやパルライ達がお忍びで食事へと向かった際の勤務態度などが考慮される。
シューゴ(念話)「今のは十分な判断材料となるでしょうね、明日「ビル下店」の売上等を改めて確認しなければいけませんね。」
好美(念話)「あーあ・・・、デルやっちゃったね。」
他人事の様に言っているが店全体の評価がオーナーである好美自身の評価に大きく影響する事を忘れていないだろうか、一先ず今は様子を見てみよう。
結愛「おい好美・・・、デルはお前ん所の店長だろ?」
言っちゃってるよ・・・、折角の楽しみが無くなるじゃんか。
好美「そうだけど・・・、それがどうしたって訳?」
あら、気付いていなかったのね。じゃあ様子見を続けますかね。
結愛「このままだと売り上げ次第ではボーナスが減ったりお前の店が無くなるかも知れないんだぞ?それでも良いのかよ!!」
好美「え・・・?」
ポクポクポク・・・、チーン・・・。
好美「それまずいじゃん!!私仕事なくなるじゃん!!」
気付くまでどんだけかかってんだよ・・・、それにもしも「ビル下店」が無くなっても好美にはまだ家賃収入やら夜勤での給料があるだろうが。
結愛「そうだぞ、珍しく創造主の言った通りだぞ。」
好美「そうだね・・・、珍しく創造主の言った通りだね。」
おい、その「珍しく」はやめんかい。
しかし好美にはシューゴの発言を一発でひっくり返す秘策(?)があった様だ、それが有効かどうかは分からないが。
好美「でもシューゴさん、社内で売り上げトップの店を潰しても良いと思ってるんですか?」
え・・・、「売り上げトップ」?そうなの?
シューゴ「それは・・・、ちょっと・・・。」
意外と喰らってんな、どうやら好美が言っていたのは本当の事らしい。
結愛「待てよ好美、どうして自分の店が「売り上げトップ」だって事を知ってるんだ?」
好美「まぁ他の店舗には無い特殊システムでマンションに住んでる方々への出前を行っている上にウチは中華居酒屋も兼ねてるからね、大体想像はつくの。」
先日開店した「竜騎士の館店」も中華居酒屋を兼ねている上に旅館の宿泊客たちによる利用もあるのでまだ「ビル下店」が「売り上げトップ」かどうかは分からない、ただ好美の自信に満ちた表情の意味は何なのかが気になって仕方が無い。
シューゴ「まぁ確かに好美さんの「ビル下店」がトップなのは否定しませんよ?しかしそれだけでは分からないと思われますがどうしてご存知なんですか?」
確かに十分な根拠を挙げたかもしれないがそれでも「売り上げトップ」であるかどうかは分からない、しそれでも好美は売上に関する情報を握っているらしい。
好美「だって調理場の裏で毎日拉麺を啜りながら常に売り上げをチェックしてますから。」
結愛「あのな・・・、お前も十分にサボってんじゃねぇか・・・。」
おい!!




