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夜勤族の妄想物語4 -7.異世界ほのぼの日記3~今カノと死に別れたので元カノと同棲生活を始めます~-  作者: 佐行 院


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806

ヒドゥラの事を労ってやらないとな


-806 多忙な(?)人-


 やはり先程から何度繰り返しても貝塚財閥代表取締役社長ネクロマンサーが屋台の改造を施した様に聞こえるがやはり作業は秘書ラミアが行っていたので結愛自身は本当に何もしていない、如何にも自分がやったかのように社長が後頭部に手を回して照れている現場をヒドゥラが目撃したら何をしだすかが想像できない(恐らく強めに締めつけられる、怖い怖い・・・)。


シューゴ「相変わらずの行動力ですね、誰に似たんだか。」

結愛「えっと・・・、誰かいましたっけ・・・。」


 どう考えても1人しかいない、多分今頃は2号車の片付けをしながらぶつくさ言ってんだろうな。


渚「はーっくしゅん!!あれ・・・、風邪引いちゃったかな。」


 答える必要は全く持って無いのだが通称「赤鬼」は風邪など引いていない、「何とかは風邪を引かない」と言うから・・・。


渚「創造主アンタね・・・、全部聞こえてんだよ。それと誰が「馬鹿」だって?」


 いや・・・、私そんな事申しましたかね?


渚「あのね、今の「何とか」に「馬鹿」以外の言葉が入るってんなら教えて欲しいもんだ。」


 畜生・・・、認めたくはないが致し方ない。大変申し訳ございませんでした。


渚「もう・・・、今回は許してあげるから心にもない事言ってないで早く話を進めな。」


 はい・・・、そうします。

 突然の結愛の出現に結構動じていたダンラルタ王国の国王デカルトと「暴徒の鱗」社長シューゴ、ただこういった事も十分にあり得るとは思わなかったんだろうか。


結愛「それにしてもお2人で集まってどうされたんです?こんな夜中に、しかも外で。」

シューゴ「ああ・・・、「星空を見ながらゆっくり呑もうか」って集まっただけなんです。」


 空を見上げてはみたが星など何処にも出ていない、それにいつそんな話をしたんだ?


デカルト「そうなんです、新店についての話し合いも兼ねましてね。」


 この上級鳥魔獣コッカトリスったら上手く合わせたぞ・・・、完全に暴徒バーサーカーに合わせてやがる・・・。上手にやり過ごすつもりだろうかな、見物見物。


デカルト「良かったら結愛社長も如何ですか?今回の新店もそうなる予定ですけど「暴徒の鱗」の数店舗は貝塚財閥の傘下に入っているので丁度宜しいか・・・、ん?!」


 饒舌に話すデカルトを必死に止めるシューゴ、何か都合の悪い事でもあるのか?


デカルト「おいおい、どうしたんだよ。」

シューゴ「いやさ・・・、そんな軽い気持ちで結愛社長を誘っても大丈夫なのかな。」


 この世界において結愛は「時の人」、言ってしまえば引っ張りだこの社長を呑みになど誘っても良いのか迷ってしまう(飽くまで一般論だが)。


デカルト「えっと・・・、まずかったかな?」

シューゴ「まずいも何も、光明副社長が何言い出すか分からないぞ?」

光明(念話)「ご心配なく、好きなだけ呑ませちゃって下さい。」


 やはりか・・・、「妻が突然いなくなるのは日常茶飯事だ」とでも言わんばかりの当然さで『察知』と『探知』を駆使して『念話』を飛ばして来た夫。


シューゴ(念話)「光明副社長じゃないですか・・・、構わないんですか?」


 いつもなら全力で結愛を制止しようとする光明からそんな台詞が・・・、何かあったか?


挿絵(By みてみん)


光明(念話)「構わないですよ、どうせ社長室にいてもモ〇ハンしてるだけですから。」

結愛(念話)「待てよ、ちゃんと書類仕事は終わらせたはずだぜ?」

光明(念話)「あのな・・・、うちの支社がどれだけあるか忘れたのか?湧水の様に毎日書類が本社にやって来るのお前だって知ってるだろ!!」

結愛(念話)「お、お前こそ・・・、今日はノー残業デーだって事を忘れたのか?!」

光明(念話)「勿論知ってるさ、ただそれはちゃんと働いている人の為の制度だ!!」


結愛、

信用されてねぇ・・・

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