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夜勤族の妄想物語4 -7.異世界ほのぼの日記3~今カノと死に別れたので元カノと同棲生活を始めます~-  作者: 佐行 院


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584

まぁこの世界では良いんだよな、日本じゃねぇし


-584 核心-


 一応コメディ小説なので俺自身はどのタイミングでボケや往年のギャグをかましてくれても別に構わないのだが今回の取調べ(という名のコント)の本来の目的を忘れられると本末転倒である、ただ自ら「警部」と名乗っているので好美はしっかりとこなしてくれるものだと信じているのだが大丈夫なのだろうか。


好美「本当は私の事を信用していないんじゃないの?それに「倉下警部」って呼ぶ様に言ったじゃん!!」


 すみません倉下警部、一先ず被疑者が貴女様の恋人にした助言について問い詰める必要があるんじゃ無いですか?


好美「そうだよね、偶には創造主アンタも良い事言うじゃん。一先ずビクター神様、納豆の美味さと混ぜる回数は関係無いんじゃ無いですか?!やっぱり「何をトッピングするか」だと思うんですけどね?!」


 はぁ・・・、やっぱりそうなっちゃいましたか・・・。


ビクター「警部さん・・・、納豆にトッピングだなんて言語道断じゃないんですか?やっぱりあれは単体で食べてこそご飯が進むもんだと思うんですが・・・。」


 おいおい・・・、いつになったら真剣に取調べをしてくれるんだ?


トゥーチ「何言ってんだ創造主、何処からどう見て俺達全員が皆真面目にやっているのが分からねぇのかよ!!それとな親父・・・、辛子を忘れんじゃねぇ!!」


 お前も結局悪ノリしてんじゃねぇかよ、何処が「真面目」だってんだコラ!!


好美「まぁ冗談は一先ずここまでとして・・・。」


 「一先ず」って何だ、「一先ず」って。てめぇらまだやるつもりなのか(きっとやるんだろうな・・・)?!


挿絵(By みてみん)


好美「私の守にどの様な助言をしたんです?今度はちゃんと本当の事を話して下さいよ?」


 先程「一柱の神」の三女トゥーチと言い争ったからか、やたらと「私の守」を強調しているが今はそっとしておくのが賢明だよな。


ビクター「「肉屋を経営している狼男ライカンスロープを手伝え、さすればいずれかは好美に会える」と申しました。」

好美「付け加えてお伺いしますが「ネフェテルサ王国で最も大きなビルの最上階にいる」とは伝えなかったんですか?」

ビクター「・・・。」


 飽くまで黙秘権を行使する「全知全能の神」、まぁ言い辛いといえば言い辛いわな。


トゥーチ「おい・・・、ハッキリと答えやがれくそ親父!!」

好美「トゥーチ刑事、感情的になっては答えづらくなるものですよ。落ち着いて下さい。」

トゥーチ「すみません、つい・・・。」

好美「まぁ・・・、気持ちは分からなくも無いので咎めはしませんが相手が話しやすくするのも私達の役目だと思いますよ。」


 あれ・・・?これ俺がさっき言った様な・・・、まぁ良いか。


好美「それで?私の居場所を言わなかったんですか?」

ビクター「・・・、言いませんでした。」

好美「どうして?普通だったら居場所を教えても良いと思いますが?詳しい住所はまだしも、「どの辺りにいる」とか言えたと思いますけど?」


 落ち着いて質問する好美、やっと取調べらしくなってきた様な・・・(違うか?)。


ビクター「すみません・・・、実は守に「お前の方から好美を探そうとするな」とも助言したんです。」

好美「「探そうとするな」ですって?!何で?!」


 大きな音を立てて机を叩く好美、まぁカッとなってしまうのは分かるが落ち着けって。


ビクター「好美・・・、いや警部さんが手紙に「こっちの世界に来ようとするな」って書いてたからじゃ無いですか。」

好美「という事は・・・、原因は私にあると仰るんですか?!」


落ち着けや・・・

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