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夜勤族の妄想物語4 -7.異世界ほのぼの日記3~今カノと死に別れたので元カノと同棲生活を始めます~-  作者: 佐行 院


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465

修羅場ですかね・・・


-465 結愛の危機-


 まさかのタイミングでやって来た秘書ラミアからの『念話』により少し顔を引きつらせる筆頭株主、このままでは貝塚財閥の持ち株を売却してしまうのも時間の問題となって来てしまう。「そうなってしまうと流石にまずい」と思った代表取締役社長ネクロマンサーは必死になって弁解を試みる事に(あらら・・・、また話が進みそうに無いよ)。


挿絵(By みてみん)


結愛「おば様、ちゃんと聞いておられましたでしょう?!ヒドゥラ本人も「早く仕事を終わらせて」って言ってたじゃ無いですか、俺はちゃんと仕事とプライベートの区別は付けているつもりなんです!!」


 必死になり過ぎて「大人モード」で話しているのにも関わらず自分の事を「俺」と呼称してしまっている結愛、一先ず冷静さを取り戻した方が良いんじゃ無いだろうか・・・。


真希子「何言ってんの、今だって「俺」って言ってたじゃ無いか。何処をどう見てちゃんと「区別を付けている」と判断しろと言うんだい?」

結愛「おば様、今話し合うべき論点はそこでは無いでしょう。私は「仕事中にゲームをしている訳では無い」と言っているんです、仕事はちゃんとこなしていますから許して下さいよ!!」


 今度は社長の様子を『察知』した副社長からの『念話』だ、どうやら結愛は多方に迷惑を迷惑をかけているらしい(今更言うべきでは無い事だけど)。


光明(念話)「真希子さん、恐れ入りますがこの機会にちゃんと言ってやって頂けませんか?結愛こいつと来たら会議や出張、視察の度にいなくなって仕事をサボっているんですよ?現に事業部に任せておけばいい米の納品を自ら行うなんておかしいでしょう、正直早く戻ってきて欲しいんですよ・・・。」

真希子「そうかい、あんたも結構苦労が絶えないね。今度の株主総会では色々と考えないといけないかも知れないね。」


 いくら貝塚財閥が家族経営の会社だからと言ってもこれ以上結愛を野放しにする訳にいかない、このままでは結愛に辞職命令が下る可能性が本当に高い(正直俺個人的にそれはやめて欲しいかも)。


真希子「創造主さんが擁護する位だから辞職はさせないつもりだけど、やはり筆頭株主としては「信頼させて欲しい」ってのが本心なんだよね?」


 おいおい、秘書からの『念話』が何だか大問題に発展しかけてねぇか?勘弁してくれ!!


結愛「大丈夫ですよ、私はどれだけ周りから「サボっている」と言われようとしっかり仕事をこなしているつもりですから。(念話)そうだよな、ヒドゥー。」

ヒドゥラ(念話)「確かにね、あんたはちゃんと仕事しているわよ?でも社長室で遊んでいる時間の方が長い気がするんだけど?」


 再び秘書からとんでもない発言が出てしまった様だ、弁解の余地が無くなって来たな・・・。


ヒドゥラ(念話)「でもね真希子さん、結愛は全くもって仕事をしていない訳では無いんです。手際が良すぎてあまり時間が掛かっていないからあまりしていない様に見えているだけなんですよ、この私が目を光らせていますから間違いありません。」


 目力の強いラミアがそう言うなら間違いない、ここだけの話だが実は結愛は知らぬ間に書類のチェックを全て終わらせている上に3国に散らばる子会社への視察もしっかりと行っているからだ(これに関しては子会社の社長達が確認しているので証人となり得る)。


結愛「ほらおば様、創造主だって言っているじゃ無いですか!!」


 コラ結愛、別にお前を擁護する為に言った訳じゃないから調子に乗るでない。


真希子「仕方っが無いね、ちゃんと働いているなら私は構わないよ。さっきは勢いで言っちゃったけど結愛ちゃんの解任決議案を提出したり賛成したりするつもりは無いから安心しなよ、貝塚財閥の社長はやっぱり結ちゃんにしか務まらないからね。」


 光明の方が社長に向いている様に見えるが、結愛なりにちゃんと仕事をこなしている上に結愛にしか分からない事が沢山あるので未だに結愛を辞めさせる訳にはいかないのだ。


結愛「そう仰って頂けて助かります、良かった・・・。」


 事態が収まってやっと落ち着きを取り戻した結愛は再び『アイテムボックス』の中をごそごそとし始めた、それにしても何を探していると言うんだろうか。


真希子「あんたね、それにしてもその中どんだけ荒れているんだい・・・。」


またそれイジるのね

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