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夜勤族の妄想物語4 -7.異世界ほのぼの日記3~今カノと死に別れたので元カノと同棲生活を始めます~-  作者: 佐行 院


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336

おいおい、勝ったら何するつもりだよ


-336 遊びまくる転生者達-


 第4レースにおいて頭2艇が2週目の2マークへと差し掛かったボートレースネフェテルサにて多くの観客が肩を落とし、諦めた様に各々が持っていた舟券をゴミ箱へと捨てに行こうと向かう中で好美は1人息を飲んで決着の時を待っていた。因みにこのまま好美が持っていた5-4-2での決着となればこの競艇場始まって以来の最高配当となる様だ、ただ「勝負は下駄を履くまで分からない」と言う様に最終周回で勝負がひっくり返る可能性も十分あり得るので決して気を抜いてはいけない(俺も鳴門場外でずっと緊張していた記憶があるな)。


好美(当時)「何でよ、ここまで来れば勝負なんて決まった様な物でしょ。」


 分からんじぇ、さっきの様な突風がまた吹いたら勝負が大きく変わるかも知れんやろ。ほれにここはわいらの地元である鳴門競艇場(徳島)と違って流れの激しい河川競艇場じぇ、下手な奴じゃったらターンする時に外に流れたり減速しすぎてそキャビる(その場でとまる)時やってあるじゃろうが。


好美(当時)「いけるもん、我がが買うた4号艇と5号艇は両方ともチルト0度じぇ?ほれで1周のタイムが1番時計と2番時計を占領しとるけん信じとるもん。」


 待てぇや、落ち着いて出走表を見てみんかい。支部や級別から考えても4号艇の方が腕持ちだって事は一目瞭然じゃろうが、逆転すればおまはん終わるじぇ?光さんに飯奢らないといけなくなるんじぇ(※光は好美が勝っても奢って貰うつもりでいるみたいだが)?


好美(当時)「嫌じゃ、勝ったお金でお酒のおつまみを買うつもりなんじゃ!!」


 かなりの高配当を手にしてでも買いたい酒の肴け・・・、ってどんだけ高い肴を買うつもりじゃい!!


好美(当時)「勿論私が呑む様に買うつもりではあるけど店でも提供出来ればと思っとんのんじぇ、ほれなりに量が必要なの作者なら分かるじゃろ?」


 おいおい、まさかと思うけどお前が今賭けてる金って店の経費ちゃうんえ?


好美(当時)「失礼な事を言わんとって、ちゃんと私の口座から卸した軍資金で来とるもん!!あんな、いくらオーナーじゃからって店の金に手を出す訳無いじゃろ!!」


 すいません・・・、大変失礼致しました・・・。

 それで光さん・・・、恐れ入りますがレースの方はどうなっていますかね・・・?


光(当時)「えっ・・・?!えっとね・・・、今最終周回のバックストレッチだね。もう5-4-2で決まるんじゃない?」


 どれどれ・・・、本当ですね・・・。因みに5号艇って今日1回走りっすか?


光(当時)「うん、今日は1回だけだけど昨日は2回走ったみたいだね。ただ両方ともあまり成績が良くなかったみたいだから大分調整をしたんじゃないのかな・・・。」


 成程ね・・・、って俺も昔連れとボートレースを見に行っていた時みたいになってたわ。ちゃんと話を進めないと、反省反省・・・。

 結局第4レースは好美が買っていた「5-4-2」で決着した、それにしてもかなりの大金を手にしたみたいだが何を買い込むつもりなんだろうか。


光(当時)「その前にお腹空いちゃった、私ずっと待ってたんだから何か奢ってよね。」

好美(当時)「結局私のお金でご飯食べるんじゃないですか、まぁ勝ったから別に良いんですけど。」


 好美が超高額の払戻金を受け取った後、2人は続く第5レースの舟券を購入すると場内のあるお店へと移動した。休みの日にちょこちょこ遊びに行っているからか、この店の女将とはすっかり顔馴染の様だ。


女将「光ちゃんに好美ちゃんじゃないか、相変わらず景気が良いみたいだけど今日はどうするんだい?」


挿絵(By みてみん)


 女将を含めた従業員達は全員この世界出身の者達だが、何故かこの店では韓国料理ばかりが提供されていた。好美と光はサムギョプサルを注文した、因みにそんなにゆっくりしているといざ舟券を買いに行く時に大変なのでは無いだろうかと思われるが店内に券売機が数台設置されているのでその心配は無い。別に心配するほどの事でも無いかと思う俺をよそに、好美はその店内の券売機で追加の舟券を買おうとしていた


女将「好美ちゃん、そんな量のマークシートや札束を入れようとすると壊れちゃうよ!!」


ここで爆買いを発揮すな!!

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