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238

結愛も「ドM認定」して良いですかね?


-238 「受ける」のが好き(やっぱりドM?)-


 魚龍の影響により結愛にもドMの疑惑が浮上し始めたが、あまりこれをいじり過ぎたら全くもって捜査が進みそうにないので今は敢えてスルーしておこうと思った俺。ただそこにいる「ド変態」の些細な(?)話でも大切な証拠になりうるのでゆっくり聞いてみたい今日この頃・・・。


ガーガイ「おい、ちょっと待てよ!!誰か知らんが俺みたいな美人を捕まえて「ド変態」だなんて失礼にも程があるぞ、訂正しやがれこの野郎!!」


 ほう・・・、そう言いながら顔がニヤケているぞ・・・。本当は嬉しいんじゃねぇのか、本音を言ってみろよ。欲しいんだろ・・・、欲しいんだろ・・・?


挿絵(By みてみん)


ガーガイ「くぅっ・・・、今は空気的に事件の捜査を最優先すべきなのは分かっているけど本心が「ご褒美」を欲しがり過ぎて否定が出来ない!!クォーツ姉ちゃん、どうすれば良い?!」

クォーツ「お前な、俺を巻き込んでんじゃねぇよ!!今は真剣な(?)場だぞ、空気読んでちゃんと自分が話せる事を話すんだ!!」


 神様、魚龍を説得して頂き感謝致します。お陰で物・・・、いや捜査が進みそうです。


クォーツ「ほら、深呼吸してちゃんと話せよ。」


 そうだぞ、落ち着きを取り戻す為に深呼吸をするのは大事ですよね。

 古龍に促されたバハムートは深呼吸をし始めた・・・、これで一安心・・・、のはず・・・。


ガーガイ「ブシャーーーーーー!!」


 ただの深呼吸のつもりで息を吐くと同時で勢いよくウォーターブレスを吐き出してしまったガーガイ、しかも当たり所が悪かった様で・・・。


結愛「ガーガイ・ヴァント・・・、てめぇ・・・、このスーツは今日おろしたばっかなんだぞ!!お陰でびしゃびしゃじゃねぇか!!何てことしてくれるんだ、この野郎!!」


 学園の理事長として学生及び生徒を最も大事にすると心に誓っている結愛、しかしオーダーメイドに拘ったこのパンツスーツを濡らされるのは本当に許せないらしい。しかも運が悪かったのか、まさかの買ったばかりのおろしたて。ただこの期に及んでもまた「あの性格」が発揮されてしまい・・・。


ガーガイ「ああ・・・、理事長先生による罵倒・・・、何てご褒美なんですか・・・。ああ・・・、至福ですぅ・・・。」

クォーツ「駄目だ・・・、振り出しに戻っちまった・・・。」


 もう空気的に分かって下さる方もいらっしゃると思うがこれではやはり捜査(物語)は進みそうにない、一先ず神々は友の失敗を何とかする事に。


クォーツ「エリュー、すまねぇが温度低めの熱風を出せるか?」

エリュー「ああ・・・、俺は全然構わねぇけど。」


 一言でクォーツの意図を汲み取ったエリューは低めの温度で熱風を出し始めた、ただ「低め」と言っても出しているのが火炎古龍の為にさり気なく光明が『アイテムボックス』から出した温度計で計測してみると「90℃」と表示されていたので神の御前だというのに・・・。


結愛「あっちぃ!!スーツがすぐ乾くのは嬉しいが俺サ活の趣味があるなんて言った事ねぇぞ!!」


 結愛、落ち着け!!改めて言うが神の御前だぞ!!

はぁ・・・、ただこの社長の言葉に食らいついたのが他の誰でもない好美だった、上着を脱いだ好美は結愛の隣に立って風を受け始めた。やはり「酒好き」と「サウナ好き」という意味で好美と俺は気が合うらしい、まぁどうでも良い話なんだが。


好美「ああ・・・、良いねぇ・・・。これ今までに無い位最高のロウリュだわ、ラベンダーとかのアロマ水が欲しくなって来るね。」


 さり気なく香りの注文をする好美、今はそれ所じゃ無いんだが何となく・・・、羨ましくないと言えば嘘になってしまう。そんなこんなでもう既に結愛のスーツは乾いたみたいなんだが・・・。


好美「すみません・・・、お代わりください!!後冷え冷えの炭酸水1本と水風呂ね!!」


 好美・・・、お前ガッツリ楽しもうとしてんじゃねぇよ・・・。


皆さん、マナーを守って楽しくサウナしましょうね。

すみません、

俺も炭酸水下さい・・・、

って違うか!!!

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