表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夜勤族の妄想物語4 -7.異世界ほのぼの日記3~今カノと死に別れたので元カノと同棲生活を始めます~-  作者: 佐行 院


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

220/676

222

禍々しい魔力はホコリと同等なのだろうか


-222 義弘の協力者-


 大企業の社長とバルファイ王国警察の警部はとんでもない位の禍々しさを誇る魔力にかなりビビっていた、ただこの世界でこれ程の魔力を持つ人物など1人も思いつかないので足し方無いように思われたが強制収容所の所長は至って冷静だった。


ハイラ「やはりお2人も感じますか、私も200年生きていますがこれほど強大な魔力は初めてですよ。」

リンガルス「しょちょ・・・、いやハイラさん。これってもしかして・・・。

ハイラ「はい、多分警部さんが思った通りだと私も思うんですよ。」

結愛「ハイラさん、一応お伺い致しますけど幻獣について詳しく書いてある資料なんて無いですよね?」


 すぐ傍にいた守達は正直言って訳が分からなくなっていた、どうして結愛は「幻獣」などという言葉を口にしたのだろうか。


結愛「あんたな、作者なのに分かってねぇのかよ。この魔力はどう考えても「あれ」だろうがよ。」


 いやいや、俺はその場にいる訳じゃ無い上にあんたの様に強大な魔力を持っている訳じゃ無いからどうも言えないだろうがよ。と言うか今の状況を把握しきっているのはアーク・エルフのハイラとネクロマンサーのあんただけなんだから皆に分かる様に説明してやれよ。


結愛「あんたがそう言うなら仕方ないな・・・、好美はこの監視カメラにこめられた魔力が何か分かるか?」

好美「いや結愛やリンガルス警部が持ってる魔力よりは強大なのは分かるけどそれ以外は・・・。」

守「でも物凄くどす黒い何かを感じる気がするんだけど。」

結愛「うん、そこまで分かっていたら十分だ。言っておくがここにいる光明も分かっていないんだからな。」


 最後の(余計な?)一言にムッとしながら反応した光明、流石に結愛の夫としてただの転生者のままでいる訳にはいかないと思っていた事があったらしい。


光明「おい結愛、いくらお前が言ったからって今の言葉は聞き逃しが出来ないぞ。訂正しろ。」

結愛「どうして訂正しろってんだよ、事実だろうがよ。」

光明「これを見てもそんな台詞が吐けるのかよ。」


 光明は懐から自分の冒険者カードを取り出して結愛に押し付けた、結愛はおずおずとしながら旦那にが出して来たカードをじっくりと見てみた。


結愛「えっと・・・、どれどれ・・・。おい光明、お前どうなってんだよ!!いつの間にバニティになんてなってんだよ!!」

光明「実はリンガルス警部に修業を付けて貰ったんだよ、結愛が会社にいない間にちょこちょこな。お陰でお前程じゃないけど魔力は強くなったぜ。」

結愛「光明・・・、お前・・・。見直したぜ、流石俺の旦那だ!!」


 目に涙を浮かべた社長は旦那に抱き着いていた、ただ今はそれ所じゃないと思うのだが。


光明「ま・・・、待てよ・・・。それより今は監視カメラだろ、この強大な魔力の正体はまさかと思うけど・・・。」

結愛「お前も分かるのか、流石バニティだな。」


挿絵(By みてみん)


 結愛は所長に新しく淹れて貰ったアイスティーを1口啜って落ち着きながら答えた、好美とムクル以外は魔力の正体を理解している様だ。


結愛「でもハイラさん、今までこの強制収容所でこんな事はあったんですか?」

ハイラ「私だって初めてですよ、何とかして欲しいのは私のセリフです。」


 そこにいた全員が焦っていた、その理由は至ってシンプルであった。


ハイラ「これは・・・、どう考えてもティアマットの魔力じゃないですか。この世界にいるとは思えないんですけど!!」

リンガルス「こ・・・、これがティアマット・・・。」


 初めて聞く言葉に開いた口が塞がらない好美。


好美「ねぇ、ティアマットって?」

ハイラ「魔獣図鑑をお持ちします、少々お待ちを!!」


ほへ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ