168
ただの気にしすぎなら良いんだが・・・。
-168 何をしていたの?-
2人がゆったりとした朝ごはんの時間を楽しんでいる中でも俺の心中にはとある疑問が浮上していた、正直言って気にしてはいけない(ましてや本人達になど聞いてはいけない)と思ってはいたがその反面で気になって仕方が無いと言う気持ちもあった。
好美「何気にしてんのよ、別にあんたには関係ないでしょ。」
いや・・・、自分が書いている物語の主人公(いや登場人物)達がどうなっているかなんて一番気になる事だろうが。恋人同士での事だから聞いちゃいけないってのは分かるよ?でもこれからの展開を考える為には必要不可欠だと思うんだよね。
守「確かに・・・、コイツ無しでは俺らは存在すらしてなかったから答えた方が良いんじゃないのか?」
守・・・、よく言ってくれたよ・・・。じゃあ、俺の質問に答えてくれるな?
好美「良いけど・・・、質問の内容にもよるじゃ無いの。」
確かにそうだな、誰にだって言いたくない事や答えたくない事だってあるはずだからな。
守「それで?あんたは俺達に何を聞こうとしてたんだ?」
守は温かな味噌汁を啜りながら聞いていた、その様なゆったりとした雰囲気の2人に尋ねて良い内容かどうか俺には分からなかった。
好美「何よ、さっき守が言っていた通り質問の内容にもよるでしょ。早く教えなさいよ。」
分かったよ・・・、相変わらず強情な奴だな・・・。俺はそんなキャラにお前を設定した覚えは無いぞ。
好美「馬鹿言ってんじゃないわよ、どうせ行き当たりばったりでのこじ付け設定でキャラを色々と編集しまくってた癖に適当な事を・・・。」
バレてましたか、でもそれなりに対応してくれてたじゃないですか。今回もお願いしますよ、この通りですから・・・!!
好美「あんたの姿なんて見えてないから意味無いじゃ無いのよ、まぁ良いか。何を聞こうとしてたか教えて貰おうかな。」
えっとですね・・・、番頭さんも気になっていたみたいなんですが深夜に何をされておられたのかな・・・、なんて・・・。
好美「馬鹿・・、女の子に何聞いてんのよ・・・。」
守「別に良いじゃ無いか、恥ずかしい事をしていた訳じゃ無いんだし。」
へっ?そうなんですか?
好美「確かに恥ずかしい事じゃないけどさ・・・。」
守「答えてやれよ、アイツの前で今更何を恥ずかしく思うって言うのさ。」
確かに2人が今までしてきた恥ずかしい行為を散々見て来たがそれ以上の事柄なのか?
守「そこまでの大それた行為じゃないから良いと思うんだけどな。」
じゃあ聞いて良いんだろ?何をしていたって言うんだよ。
好美「り・・・、リバーシをしてたのよ・・・。」
リバーシ?1晩中か?
好美「そうよ、ずっと守が四隅を取っちゃうんだもん!!悔しくて仕方ないじゃない!!」
いや・・・、リバーシってそれも戦略の1つだと言えるゲームだろ・・・。
守「常に隅がガバガバだから狙い放題だったんだよな、お陰でもうずっと俺が連勝!!」
えっと・・・、君らが深夜に何をしてたかは分かったよ?でも服を脱ぐ必要は無かったんじゃないのか(※色々とあるので画像では水着を着用しています)?
好美「元々砂漠地帯のバルファイ王国よ?暑かったから脱いでいたに決まってんじゃん。」
大袈裟じゃね?