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第三十八話 妖精族の長老現る


 殺される、こんな男に・・・・。

 まぁここは人なんてあまり来ない場所・・・・私はこのまま消される・・・だけど・・・せめて最後くらいは・・・反抗してやる!



 「はああー!!!」


 ?!

 男は剣を止める。


 バキン!


 私を縛っていたチェインが粉々に砕ける。



 「火事場の馬鹿力か!面白いなー!消えろ!」

 男は一度剣を止めたがまた私に振りかぶる。



 「遅い!サンダーボール!!!」

 

 「ぐわあー!!!」

 男は私の魔法攻撃に直撃し痺れる。



 「ふ、ふざけんなよ!なんだよ!今の威力はよ!」

 もう一人の男が私に向かって言う。



 「私の本気見たいの?なら、見せてあげる!ふぅ~」


 ?!


 私は雷炎の力を解放する。



 男は尻もちを付き怯えてる。


 私はす~と浮かび上がり



 「王女を殺すなんて万死に値する、お前たちには死がお似合いだ」

 私は男二人に手の平を向ける。


 「な、何をするつもりだ!」

 男は言う。



 「死ね、業火の炎に焼かれて、ゴッドファイア!!!」

 私は手から高熱の炎を出し男に向かって攻撃した。



 「ぎゃあああー!!!」

 男は悲鳴を上げもだえ苦しむ。



 「だ、だずげ・・でぐ・・だざい」

 男の声が聞こえるが。



 止めるつもりなんて無い。


 「恨むのなら・・・自分の行いを恨む事ね」

 私は一層魔力を強め漏らし尽くした。



 数分後

 男は跡形もなく灰として死んだ。 


 私はす~と地面に降り雷炎の力を解く。



 「はぁ、はぁ、はぁ・・・クソ!私は」

 

 「ミリアム王女様」

 ハルが姿を現した。


 そしてゆっくりと近づき

 私に体に触れて


 「ヒール」

 ハルは回復魔法をかける。




 「ありがとうハルちゃん。

 あと、ごめんね・・・変なとこを見せちゃって」

 私はハルちゃんに謝る。



 「いいです、森を守ってくれたんです。

 あの・・・・信じます・・・・そのミリアム王女様だけですけど」

 ハルは恥ずかしそうに言う。



 「ありがと、ハルちゃん。

 何かあったら私が助けてあげるから心配しないでね」

 私はハルに向かって言う。


 そう言えば少し視線を感じる。

 魔物?いや、これは。



 ?!

 私とハルの前に現れたのは妖精族だった。

 それも数十人・・・真ん中にはひげの生えた高齢の妖精族が居る。

 多分あれが長老なんだろう。



 「ハル、そいつは人間だぞ?

 何をしておる」

 長老らしき妖精の隣に居る強面の妖精族が言う。



 「あの!この人は森を守ってくれた!だから怪我したから助けた」

 ハルは言う。


 「人間がしたことを忘れたのか?ハル、そんなやつは放って置けばいい!」

 妖精族は言う。



 「でも!」


 「うるさい!戯言をいうな!痛い目をあいたいようだな!

 ライトボール!!!」

 妖精族が魔法攻撃してきた。


 ?!

 「はああ!」


 ?!

 斬ったジャと?!

 私はライトボールを斬る。



 「ハルちゃん、私が守るから・・・もう友達なんだから。

 ふぅ~」


 ?!

 雷炎の力を解放する。


  

 「な、何じゃ!これは!」

 長老が驚く。



 「私、ダブル属性なの。

 それと私は黒の国の王女・・・ミリアム・ムレン。

 ハルちゃんを傷つけるのなら相手になるわ!」

 私は剣を構える。



 ?!

 だ、ダブル属性だと?!


 う、嘘!?


 み、見ろよ!目が赤色と黄色。


 他の妖精族が私を見るなり怯えている。



 「じ、冗談ではなーい!人間がダブル属性だと?

 王女だと?腑抜けた事を抜かすな!」

 妖精族が襲いかかる。


 「ファイアバリアー!!」


 ?!

 私とハルちゃんの周りに大きな炎のバリアが現れる。


 「な、何!?これでは攻撃出来んではないか!」

 


 「悪いけど、あなた達を攻撃したくない。

 ハルちゃんは私を信じてくれたの!なら、私の民と同じ・・・守る存在になったのよ!」


 !?


 「く、クソが!・・・長老どうしますか」


 「ウォーターショット」

 長老は私のファイアバリアに魔法攻撃をする。


 するとバリパリとバリアが消えて行き。


 シュウ。

 バリアが消滅した。



 「な!バリアが!」

 私はまた唱えようとしたとき



 「待つのじゃ王女様よ」

 長老が私に向かって言う。



 「・・・分かりました」

 私は剣をしまう。


 「何上王女様はそのハルを守るのじゃ?・・・そやつはワシらと同じじゃ」

 長老は言う。



 「守るべき民となったから・・・でも、民じゃなくても守るつもりだった。

 私は、王女として行動したまで」

 私は長老に向かって言う。



 「そうか・・・そうか・・・。

 ワシらが思っていた王とは違うようじゃな」


 ?

 「それはどういう意味ですか?」

 私は長老に向かって尋ねる。



 「ワシらは昔の黒の国の王を知っておる・・・じゃからワシは新たな黒の国の王が現れたと聞き、ワシは、昔の王と同じなんじゃろうと思っていたのじゃ。

 じゃが・・・間違いじゃったな・・・悪かった新たな黒の国の王女様よ」

 長老が頭を下げる。



 「え、ちょ」

 私は戸惑って居ると



 「お、俺も無礼な真似をしてしまった。

 許してくれ・・・黒の国の王女」

 強面の妖精族も頭を下げる。



 「いや、許すも許さないもないです。

 妖精族の皆さんの気持ちは分かりますから」

 私はそう答える。



 「では、ミリアム王女様よ、そのハルと言う妖精族は貴方と共に行かせるとするかのう〜。

 ワシらはこの森を守るためにここに居るが、ハルは期待の新生妖精族じゃからな。

 色んな事を学んでほしいのじゃ」

 長老は頭を上げ私に向かって言う。



 「え、でも・・・ハルちゃんはそれでいいの?」

 私はハルの方を向いて言う。



 「いいよ王女様、私は色んな事を学んでまたこの森に戻り色んな事を教えるの。

 だから着いていくよ王女様」

 ハルはそう答える。



 「ハルも言っておることですし、連れてって言ってください。  

 ワシらはこの森で二人の事を見守っておる。

 ワシもいずれこの世を去る身、次の世代を繋げていかんとな。

 ふおほほほ!」

 長老はそう答えた。



 「分かりました、責任を持って守ります」

 私は長老に向かって言う。



 「それじゃあ〜の。

 元気でな、王女様、ハル」

 そう言い妖精族は姿を消した。



 

 

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