僕は、心で想っている事と逆の事を言う!
僕は、心の中で想っている事を素直に出せない人間だ、、、!
素直に、自分の気持ちを言えたら? どれだけ楽だろう。
・・・そう思ってても、、、なかなか出来ない!!!
特に【恋愛】となると、、、?
余計に相手の女性に言えないんだ、、、!
口に出るのは、相手の事を傷つける言葉ばかりで、、、。
こんな感じだから、今までの恋愛で1度も上手くいった事がないんだよ。
『あぁ~誰か! 僕を助けてください! 素直に、自分の気持ちを
伝えれるように力を貸してください!』
・・・まあ~こんな願いは、何処にも届かないんだろうな。
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そして、僕の久しぶりの “恋が始まったんだ!”
僕の仕事場に、可愛らしい若くて可愛い女の子が入ってきたんだよ。
その女の子の名前は、、、?
『村野 涼香』22歳でうちの会社の事務の仕事をする事になったんだ。
当然! 建設現場の仕事がメインの会社だから、男ばかりでこんな可愛くて
若い女の子が入って来たら、みんなに狙われるのは当たり前だよな。
早速! 涼香ちゃんを口説いている男を僕は目撃する!
うちの会社でも、軽い男で! 女の子を見れば直ぐに話しかけていくような
男なんだよ!
こんな男に、涼香ちゃんが騙されないか心配でならない!
『___ねえねえ、涼香ちゃん?』
『・・・えぇ!?』
『今日さ~俺と一緒に飲みに行こうよ~!』
『・・・ごめんなさい。今日は、用事があるので、、、。』
『じゃあ~明日は、、、?』
『・・・明日も、ちょっと。』
『分かった! 時間がある時だったら? いいよね?』
『皆さんと一緒なら、考えておきます!』
『おーい! 皆聞いたか! みんなと一緒なら飲みに行ってもいいって!』
『・・・えぇ!?』
『それ? マジかよ!』
『それなら、おれも行きたい!!!』
『行きたいひとーーーーーーーー!!!』
『はーい!』
『涼香ちゃん! これだったら、、、? いいでしょ!』
『・・・あぁ、ははい、』
*
___そもそも、このやり方は! コイツの手なんだよ!
どうせ! 誘っても二人きりだと行かないだろうから、会社の人間
巻き込んで! 誘うやり方だ!!!
___まあ~そのおかげで!
涼香ちゃんも、飲み会に参加してくれるみたいだけどな!
いや? これって! 【歓迎会】なんじゃないのか!?
まあ~気にせず! 僕も涼香ちゃんにアピールしないと、、、!
▽
___そして、涼香ちゃんの歓迎会という名の飲み会が始まったんだよ!
分かりきっていた事だけど、、、?
みんなが、涼香ちゃんを取り囲む感じで集まったんだ!
僕も出遅れないように、涼香ちゃんの近くに座れたのだけど、、、?
なかなか? 涼香ちゃんと話すタイミングがなくて、、、。
___お酒の勢いもあってか!
言ってはいけない事を、僕は涼香ちゃんに言ってしまったんだ!
『あのさ~他のみんなは、涼香ちゃんが好きかもしれないけど、、、?
僕は違うから! 僕は涼香ちゃんの事、タイプじゃないし!』
『おいおい! みんな聞いたか! 外野涼香ちゃんが好きじゃないんだって!
これで! ライバルが1人いなくなったな~!』
『本当だよ! 涼香ちゃんを好きな奴が多いし! “競争率高いからな~”』
『・・・・・・』
*
___僕は、この飲み会の帰り、、、。
相当、落ち込んだんだよ。
『・・・なんで! あんな事、みんなの前で言っちゃったんだろう、、、。
想ってもないくせに! 言わなくていい事、本当に自分に腹が立つよ!
これで! 涼香ちゃんに完全に嫌われたよな~最悪だ!!!』
そんな事を、ブツブツ僕は独り言を言いながら、歩いて家に帰っていると?
後ろから、僕を呼ぶ女性の声が聞えたんだ、、、!
___僕が振り返ると、、、?
そこには、涼香ちゃんがいたんだよ、、、!
『外野さーん!』
『えぇ!?涼香ちゃん、、、。』
『一言いいですか?』
『・・・あぁ、先は、その変な事言って、本当に、、、。』
『外野さん! 私の事を本気で、好きになってくれませんか?』
『・・・えぇ!?』
『あんな風に言われる事って、今までないから、、、。』
『そりゃ~そうだろうけど...。』
『外野さんに、もっと私の事を知ってほしいって想ったから、、、!』
『・・・涼香ちゃん、』
『やっぱり、外野さんは私のこと嫌いですか、、、?』
『・・・そんなことないよ! でも、僕でいいの?』
『___はい!』
*
___本来なら、上手くいかないんだろうけど、、、?
涼香ちゃんには、僕の気持ちが届いたみたいだ!
僕は既に、涼香ちゃんの事が大好きだから、、、!!!
凄く! 意外な言葉で嬉しかったんだ。
最後までお読みいただきありがとうございます。