生命保険。見直すのは面倒くさいですけど、見直した方がいいんじゃないかなぁというお話。
タイトルの通りなのですけれども。
生命保険のお話です。今回は入院保障についてです。
転職はしましたが、話自体は耳に入りますのでアドバイスなどは致します。
あくまでアドバイスの範囲です。
会社名は出してませんし一般的な意見を述べているくらいですのでご了承ください(保険業法に触れてないですよという前置き)。
今回は、そのご懐妊されましたが残念ながら流産をされたという方の旦那さんからのお話でした。
因みに流産でも生命保険適用になる場合と適応外になる場合があります。
生命保険適用となる事由は、
・お腹の中で赤ちゃんが亡くなってしまった稽留流産の手術
・流産後に子宮内容物が残っている不完全流産の手術
等です。
胎児に問題なく妊娠継続が可能なのにも関わらず、母体保護の目的で母体保護法指定医によって行われる人工流産手術は、生命保険適用外となります。ご注意ください。
他にも適用外になるケースはありますが、基本的に人工流産手術は適用しないと思って頂ければ。
それで今回相談というか、話を聞いたのは稽留流産の手術でした。
通常であれば、というかここ最近加入された保険であればおそらく保険適用の手術だっただろう手術です。
しかし残念ながらこの方は「適用外」でした。
なぜか。
保険に加入したのがかなり前だったのです。
因みに相談を受けたこの方の年齢は40歳でした。保険に加入されたのは20年近く前だったとのことです。
そして20年ほど見直すことも特にされていなかったそうです。
結果、予想外の出費となったそう。
初期流産であれば、実はそこまで金額はかかりません。
医療費自己負担額(手術代3割や投薬など)が1万円~3万円程。
あとは差額ベッド代と食事代金(入院日数分)、雑費(入院のためのパジャマや交通費など)くらいでしょうか。
入院する病院にもよりますが、ベッド代は1,000円~1万円前後×日数。食費は1食460円×日数だと思います。
確か。
初期流産は1~3泊くらいの入院になる(問題が何もなければ)ので、そうですね。
大目に考えて、医療費自己負担3万円+ベッド代(5,000円と仮定)15,000円+食費(三食すべて×3日)4,140円=49,140円。それプラス雑費。
約5~6万円くらいでしょうか。
しかも健康保険適用外の検査や治療を受けた場合、プラスαで3割どころか10割負担が乗っかってくる場合もあります。なにそれ怖い。
5~6万円を高価と見るか安価とみるかは人によると思いますが、個人的にはいきなり5~6万の出費は痛いです。その間仕事も休むことになりますしね。
さて、ここで稽留流産の手術が生命保険適用の生命保険(医療保険)に加入されていた場合、加入内容にもよりますが10万円以上はたぶん生命保険会社からもらえると思います。
【加入例】
・入院日額5,000円(1日目から保障) 入院中手術倍率20倍 女性疾病入院5,000円
上記のような保険に加入されていて、仮に3泊したとします。そうしますと、
・5,000円×3泊+5,000×20倍+女性疾病5,000円×3泊=13万円 が受け取れることになります。
結果、負担額より受け取り額の方が多くなるのです。いえーい。
気持ち的にも正直ありがたいですよね。あるに越したことないのがマネーだと思います。
ですが。
これは仮の話ですし、今回相談してくれた方には残念ながら当てはまりません。
でも、もしここ数年で見直していれば、自分の現在加入している生命保険では賄えていなかった部分に気付いて入りなおしていたかもしれません。
因みにこの方は手術後落ち着いたら窓口さんに行くことを決意されました。
流産以外にも帝王切開や双子出産なども今後可能性がありますからね。
保険は結構内容の改定があります。
医療保険などもここ数年で結構内容が変わっています。
さすがにここ数年では適用範囲までは早々変わっていませんが。
「自分は昔、生命保険に加入しているから問題ない」
いいえ。時代は移り変わるものです。
一度自分の加入している生命保険は見直してみた方がいいかもしれませんよ?
思わぬ落とし穴があるかもしれないのです。
絶対見直せ! とかそういうアレではないです。
何かのきっかけになればというお話。
因みに後期流産手術になると、出産と同額くらいかかります。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。