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第38話 買い物と貨幣制度

「それにしてもゴブリンが紙幣を使っているとは驚きだったね」


ゴブリンの街では布生地やら、味噌や醤油、武器などを購入した。


カネならあるのだ。


キングバッファロー

塩150kg×100頭=塩15000kg

角ウサギ

塩500g×1000匹=塩500kg

ブラックオーク

塩50kg×100匹=塩5000kg


合計 塩20500kg


塩100gがゴブリン兵の日当らしい。

買い物した感じ塩100gあたり日本円で1万円ぐらいの感覚だった。

つまり塩20500kgは20億5000万円!!


買い物した感じ食糧が安く、服や武器が高めと言った感じだった。洋服はサイズの関係上合わなかったので、布を購入した。後でエマが洋服に仕立ててくれる。


ベルナルドが草刈りようだと言って新しいハルバードを注文していた。これが一番高くて塩300kg、3000万円だ。

せっかくなので自分も今まで武器をもっていなかったのでショートソードを購入した。これは人間の子供サイズに作り直す事になったので塩50kg、500万円。微妙に高かった。


ちなみにレオは友達のお土産用にゴブリンの仮面を買っていた。


友達いたんだ……。


それぞれが好きな物や必要な物、貰っても置き場に困る微妙なお土産などを購入した。


それらは当然ながら報酬として貰った塩交換券つまり紙幣で購入した。紙幣には、金を細くしたものを一本いれ偽札防止をしているらしい。五千人の街なので基本的に全員顔見知りレベルであり偽札は今まで出た事はないとの事だ。案内役のザイルが教えてくれた。


買い物が終わって冒頭の感嘆の声を上げると、


「そうですなぁ。ゴブリンの街にも紙幣があるとは驚きです」


ベルナルドが答えてくれる。


「えっ?!ひょっとして人も紙幣使っているの?」


そう言えば以前貿易用に貨幣制度を導入したとか聞いたことがあるような……


「知ってて言ったのではないのですか?考えてみれば坊ちゃんは王子様で後宮育ち買い物する機会などないですわなぁ」


ガハハッと豪快に笑い飛ばしてくれる。あまり突っ込まれなくて良かった。


それを聞いてエマが公国の貨幣制度について説明してくれた。


「基本的に公国では銅貨を支払いにつかいます。お昼を食べて銅貨50枚。毎月の家賃銅貨3000枚とかです。ただこれですと支払う方も受け取る方も大変なので、銅貨10枚分の価値がある大銅貨。銅貨100枚分のの価値がある100枚札などが作られました。お札の種類は100枚札、500枚札、1000枚札、5000枚札、10000枚札の5種類です。銅貨10000枚と金貨1枚が同価値です。金貨もあまり使われませんが」


「銀貨はないの?!」


「昔は使われてました。銅貨100枚で銀貨1枚です。ただ紙幣の普及により持ち運びに便利な紙幣にシフトし廃れてしまいました。一部の人は100枚札を銀貨札と呼ぶ人もいますが実際銀貨を使う人はいませんね」


そうか現実で銅貨、銀貨、金貨と持ち運ぶのは大変だよね。人間楽で便利な方法があればそっちに流れるよね。ファンタジー感が薄れる〜と黄昏ていると、


「ですがギルドでは今でも依頼書に銀貨10枚とか金5枚とかで貼り出されています。銀貨はありませんが高額報酬は金貨で払われています。初代様が定めた様式美らしいです。冒険者にも受けが良いようで続けられています。あと様式美といえば、『一見弱そうなギルド登録希望者には因縁をつける』というのもありますが、これは強要されると因縁を付けづらいみたいで廃れました」


そうかギルド登録に行っても絡まれないのか。っていうか初代様なにやってるの?!



銅貨1枚10円程です。



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