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第19話 レオ先生の授業 その2

13話の翌日です。

「それでは授業を始めます」


前回はレオのトラウマスイッチを押してしまったからなぁ。今回は気をつけよう。


「お願いします。レオ先生」


満足気に頷くレオ。


「前回の続きといきましょう。アル君は無属性と聖属性と言う事ですが使える魔法はありますか?」


当然聞かれるであろう質問。用意していた通りに答える。


「アイテムボックスとインパクト、あと身体強化ができます」


「五歳にして身体強化ですか?さすが王族ですね。それでは早速身体強化をみせてもらっていいですか」


ハイッと元気よく答え身体強化を使う。かなり手加減をして5万程魔力を込める。


「すばらしい!!いままで見た事がない魔力量です。服まで強化されてますね。4万?いや5万でしょうか。将来的に魔力50万。これは期待できますね」


身体強化に使用した魔力量を的確に当てるレオ。レオの癖に生意気だぞ!と考えているとレオが続ける。


「では全身に纏った魔力を右手に集めてください」


言われた通り身体強化に使用した魔力を右手に集める。


「魔力の移動もスムーズですね。それではシールドと唱えてください」


シールドと唱えると直径1メートルほどの円形の盾ができあがる。


「この盾で魔力を込めた分の物理的な衝撃を止めることができます。ただ魔法にはそれほど強くないので気を付けてください。さらに属性を付与します。ホーリーシールドと唱えてください」


ホーリーシールドと唱えると盾が金色に光り出す。


「おお〜〜!!伝説は本当でしたか!!ありとあらゆる属性魔法を防ぐ絶対防御。金色の盾を持つもの何物も触ること能わず!」


某風の谷のオババ様並に目を見開くレオ。


金色に輝く盾と鎧を纏って初代様が単独で敵軍勢10万人に突っ込んでいく姿は絵本や演劇などにも描かれる有名なシーンだ。

この功績により公国が事実上の独立国になるので公国としても広く喧伝している。


「もっと魔力が上がればホーリーアーマーとホーリーシールドが同時に使えるようになりますよ。そしたらこんな辺境に追いやった奴ら皆殺しにしてやりましょう!」


約束ですよ!と勝手に盛り上がるレオ。もちろんそんなら約束はしない。公国を滅ぼす気かこいつは。

すでにホーリーアーマーとホーリーシールドが同時に使えるだけの魔力がある事は秘密にした方が良さそうだ。

レオはアルの魔力が5万だと勘違いしてます。

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