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第13話 レオ先生の授業

書きかけを間違って投稿してしまいました。読みかけを読まれた方失礼をしました。

「それでは授業を始めます」


離宮に来て2週間たち屋敷の改修も一段落したのでレオによる初の授業が行われた。


「レオ先生お願いします」


「ではまずは魔法の属性から……」


そう言って話を続けるレオ。

属性は基本6つある。火、風、土、水、光、闇だ。あと無属性と聖属性。無属性はあってもなくてもいいらしい。魔力を飛ばすだけのインパクト。空間魔法に分類されるアイテムボックスが使える。どちらも習得は非常に簡単だが魔力効率が悪く使い勝手が悪いとされる。

聖属性は初代様のみが使えた属性。ありとあらゆる魔法防御を無効化し、魔物に対して非常に有効な属性とされる。

ほとんど伝説の存在らしい。


属性を持たなくてもそれぞれの下級魔法は使用可能。ただし聖魔法だけは誰も再現はできなかったし、初代様も聖魔法と無属性魔法以外な使う事はできなかったとのこと。強力な属性ゆえに他の属性に対して制限が掛かっているというのが通説となっている。


「先生、僕の聖属性と無属性なのですが」


ちょっと不安になってきたのでレオに伝える。


「それはすごい!!初代様の生まれ代わりかもしれませんね」


目を見開いて感嘆の声をあげるレオ。

しがないサラリーマンの生まれかわりですみませんと思いながらも質問をぶつける。


「聖魔法は初代様しか使えなかったということは自分で勉強するしかないという事ですか?」


レオは得心がいったと言う顔で


「そんなことないですよ。初代様も放出系魔法のボール、アロー、ランスなどを使用していたとの伝承を読んだことがあります。魔法の発動に関しては属性関係なくほぼ同じと推測されます。それに一般的には役立たず扱いの無属性魔法ですが私は無属性魔法の第一人者です。色々と教えてさしあげる事は多いと思いますよ」


と微笑んでくる。さらに続ける。


「更に私は混合魔法の開発者でもありますからね。混合魔法の開発が認められて魔道学校第38期生の首席になったんですよ。無属性と聖属性の混合魔法も作れるはずです。きっと強力な魔法になりますよ」


なんだ自称天才じゃなくて実績を残してるんじゃないか。自慢にしか聞こえないがここは持ち上げておくべきだな。


「さすが宮廷魔導師だけありますね。きっと重要な仕事を任されていたんですよね」


そういうと急に顔に翳りがみえる。


「確かに私は自分の事を優秀だと自惚れていました。ただね、憧れの宮廷魔導師になると周りはみんな歴代の首席や次席はもちろん世界中から研究のために天才や奇才、変人たちが集まって鎬をけずっているのです。みんななにかしらの第一人者でしすよ。私なんてマイナーな無属性研究者ですし、混合魔法も開発はしましたけど、自分の一つ下の後輩が混合魔法の高位術式を発見して混合魔法においての第一人者の地位を追われましたし……」


しまった〜〜〜〜!!!レオのトラウマスイッチを押してしまった。自信家でプライド高いタイプじゃないの?!繊細すぎるでしょ!


トラウマスイッチの入ったレオの愚痴をエマが呼びに来るまで聞くハメになったアルフレッドであった。




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